2019年10月29日
去年の今日も、きれいな紅葉だった。
ちょうど1年前の今日、
僕は母方の祖父母の家を訪れていた。
当時は会社勤めを辞めて2ヶ月、離婚して1ヶ月、
なんだかんだあって、
失業保険をもらい始めるのは、この翌月。
企業勤め以外の働き方を模索し、
文章を書いて仕事にできないかと考え、
クラウドワークスでWEBライターに取り組んでいた。
しかし収入面ではまだまだだったので、
会社勤めをしていた頃の
僅かな蓄えで生き延びていた。
今年は思いのほか、あたたかい日が続いている。
去年の今頃は昼間でも10度以下が多く、
曇りの日が続いて寒くなるのが早かった。
だけど、祖父母の待つ山村へ行く前日くらいに
急にあたたかく、天気も回復してくれた。
束の間の晴天、そして温暖で穏やかなひととき。
黄色と赤の葉でいっぱいの木、
その真下から撮った一枚。
山の向こうにほとんど沈んだけど、
まだ少し残るオレンジと暗がりが美しい一枚。
早いなぁ。
もう1年も経つのか。
この時も、この半年後に急死した時も、
祖父は元気だった。
耳はかなり遠くなっていたけど、
独りぼっちになった僕の事情も何も聞かず、
いつものようにニコニコしては
早寝早起きの健康的な毎日を送っていた。
※「母方祖父の逝去。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/199/0
自宅近くの、お気に入りの大きな公園では
今年もきれいな紅葉に彩られている。
幸運にもあたたかい日が続く最近は
毎週のように訪れては癒されている。
→「晩秋と紅葉と快晴と。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/341/0
祖父母のいる、いや、
今は祖母のいる山村もきっと、
見渡す限りきれいな紅葉なんだろう。
僕にとって、去年との違いは
祖父がもういないこと。
なのに、
まるでそんなことがなかったかのように、
変わらずに色づく木々。
無情なまでに止まらない、時の流れ。
誰がいなくなっても意に介さず、
ただ繰り返していく季節の移り変わり。
あまりに儚い、命の営み。
祖父母に会いに行く時はいつも、
これが最後かも知れないという思いでいるけど、
まさかこれが、祖父と生きて会う最後になるなんて。
ふと、携帯に保存しておいた写真を見返して、
ちょうど1年前の日付だった2枚を見つけ、
僕はそんな感傷に浸っていた。
僕は母方の祖父母の家を訪れていた。
当時は会社勤めを辞めて2ヶ月、離婚して1ヶ月、
なんだかんだあって、
失業保険をもらい始めるのは、この翌月。
企業勤め以外の働き方を模索し、
文章を書いて仕事にできないかと考え、
クラウドワークスでWEBライターに取り組んでいた。
しかし収入面ではまだまだだったので、
会社勤めをしていた頃の
僅かな蓄えで生き延びていた。
今年は思いのほか、あたたかい日が続いている。
去年の今頃は昼間でも10度以下が多く、
曇りの日が続いて寒くなるのが早かった。
だけど、祖父母の待つ山村へ行く前日くらいに
急にあたたかく、天気も回復してくれた。
束の間の晴天、そして温暖で穏やかなひととき。
黄色と赤の葉でいっぱいの木、
その真下から撮った一枚。
山の向こうにほとんど沈んだけど、
まだ少し残るオレンジと暗がりが美しい一枚。
早いなぁ。
もう1年も経つのか。
この時も、この半年後に急死した時も、
祖父は元気だった。
耳はかなり遠くなっていたけど、
独りぼっちになった僕の事情も何も聞かず、
いつものようにニコニコしては
早寝早起きの健康的な毎日を送っていた。
※「母方祖父の逝去。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/199/0
自宅近くの、お気に入りの大きな公園では
今年もきれいな紅葉に彩られている。
幸運にもあたたかい日が続く最近は
毎週のように訪れては癒されている。
→「晩秋と紅葉と快晴と。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/341/0
祖父母のいる、いや、
今は祖母のいる山村もきっと、
見渡す限りきれいな紅葉なんだろう。
僕にとって、去年との違いは
祖父がもういないこと。
なのに、
まるでそんなことがなかったかのように、
変わらずに色づく木々。
無情なまでに止まらない、時の流れ。
誰がいなくなっても意に介さず、
ただ繰り返していく季節の移り変わり。
あまりに儚い、命の営み。
祖父母に会いに行く時はいつも、
これが最後かも知れないという思いでいるけど、
まさかこれが、祖父と生きて会う最後になるなんて。
ふと、携帯に保存しておいた写真を見返して、
ちょうど1年前の日付だった2枚を見つけ、
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