新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2021年02月27日
感想部22 今週も感想部週間 「シタフォードの謎」ミス・マープル
シタフォードの秘密/アガサ・クリスティー/田村隆一【1000円以上送料無料】 価格:902円 |
どうも、梅ゆかり母さんです。
アガサ・クリスティ―の「シタフォードの謎」です。
原作は、シタフォードの秘密のようです
そして、こちらも、ミス・マープルが出ない話のようです。
ですが、まぁ、うまくミス・マープルを参加させてます。
多少、登場が強引すぎるし、「甥のレイモンド」が不憫だ。
なんで、いつも
「甥のレイモンドとすれ違う」
のだから、よほどレイモンドはルーズなのか、いい加減な奴なんだろうなぁと思ってしまう
かわいそうに(笑)
さて、原作を読んでいないので、この話の探偵が誰なのか解りませんが、
だからこそ、すんなり見れたんだろうと思う。
この話の面白いところは、イギリスドラマでよくみられる
「交霊会」
好きですよねぇ。そういうの。
まぁ、妖精と精霊と、悪魔のいる国ですから(笑)日常茶飯事なのでしょうが、
ホント、好きだよねぇ。
あらすじ
四日間雪で降り込められたデヴォン州ダートムアの僻村シタフォード。そこにあるシタフォード荘で行われた降霊術会で、霊が告げたのは荘の所有者トリヴェリアン海軍大佐の死であった。親友のバーナビー少佐が雪の中、大佐の住むエクスハンプトン村のヘイゼルムアに赴くとお告げ通りに大佐の他殺死体を発見した。
クリスティー・ロマンスですね。
ドラマでは、甥のレイモンドの元恋人の新しい恋に、
母娘で二人旅をしていた母の恋に、娘の恋。
いろんな恋がたくさん。
ミステリーでなければ、春に見たいほんわかする内容も、
ミステリーだし、閉鎖された大雪の日だし、
全然ほんわかする要素ないけれど、ちょっと、にやにやが止まらない、
アメリカのドラマなんかと違って、ちょっと節度があるようなところもいいかな。
ドラマの感想として言うなら、
ミス・マープルが出ない原作に登場させているだけあって、
ミス・マープルの登場が少ない。
だからこそ思うのは、ミス・マープルって、
一体いつ、どこで、何のヒントを得て推理を行っているのかしら?
一応、報告者がいるけれど、それだけで犯人が分かるってのが、なかなかすごい。
すごいからこそ、ミス・マープルなんだろうけどね(笑)
これが、若いミス・マープルだと、説得力無いんだろうなぁ。
シタフォードの秘密/アガサ・クリスティー/田村隆一【1000円以上送料無料】 価格:902円 |
-
no image
-
no image
-
no image
2021年02月26日
感想部21 今週も感想部週間 「親指のうずき」ミス・マープル
親指のうずき/アガサ・クリスティー/深町眞理子【3000円以上送料無料】 価格:990円 |
どうも、梅ゆかり母さんです。
アガサ・クリスティ―の「親指のうずき」です
「マープル」シリーズ外の作品で原作にマープルは登場しないものの、ジェラルディン・マキューアン(英語版)主演のテレビシリーズ『アガサ・クリスティー ミス・マープル』(ITV)の1作品として2006年にテレビ映画化された[17]。作品ではトミーが保安局 (MI6) の仕事で海外に行っている設定で、トミーの関わるプロットはマープルが担当するよう書き換えられている。トミーは尊大で屈強な男として、タペンスは携帯用の酒瓶を持ち歩き、夫の成功に憤慨している、泣き上戸の酔っ払いとして描かれている。またタペンスは、MI6に入局したものの、第1子を妊娠して任務を遂行できなかった設定である。トミーとタペンスは、それぞれアンソニー・アンドリュースとグレタ・スカッキが演じた。時代は1940年代後半から1950年代初頭に設定されているが、正確な年代は明らかにされず、時代的な不一致もある。例えばボーイングのB-17(戦後すぐにイギリスから撤収し、1949年までにアメリカ空軍の現役から退いた機種)が村の上空を飛ぶシーンがあるが、アメリカ空軍隊員が1949年に導入されたはずであるブルーのアメリカ空軍の制服(英語版)を着ていたり、村の店には1951年に開かれたはずのフェスティバル・オブ・ブリテン(英語版)のポスターが掲示されている。
こういう事なので、あらすじがないのですが、
私的には、ミス・マープルを登場させるのもありだと思うし、
登場なく、トミーとタペンスだけでもおkで
原作を読んでいないのでどちらでも楽しめた感じはする。
トミーとタペンスでのあらすじが長い。
解りやすいけれど、それを載せると、終わってしまうので、
あらすじなしで。
この話の面白いのが、おしゃべりなおばさんの秘密はすごい。
だから、人の話に耳を傾けるの好き(笑)
ドラマでは、トミーは仕事柄主導権を握りたがって、
タペンスのことをむげにしているところがちょっと嫌。
彼女も同業者だったということを忘れているようなそぶりも、
まぁ、家に入ってブランクがあるだろうからとか、奥さんを大事に思っているのだろうけど、
ちょっと、それは無いんじゃない? て、点がいくつもあり、
タペンスが酒に走るのも無理ないわ。とか思ったが、
酒に走ったところで、何もかわりゃしないよ。とも言いたいけどね(笑)
そう思うと、たしかに、ミス・マープルを登場させるのは、
探偵が多すぎる気はする。
まぁ、ミス・マープルの代わりに調査している人が、タペンスなのだろうけど、
それにしても、探偵が渋滞だと思った。
親指のうずき/アガサ・クリスティー/深町眞理子【3000円以上送料無料】 価格:990円 |
2021年02月25日
感想部20 今週も感想部週間 「動く指」ミス・マープル
動く指/アガサ・クリスティー/高橋豊【3000円以上送料無料】 価格:880円 |
どうも、梅ゆかり母さんです。
アガサ・クリスティ―の「動く指」です
戦時中の飛行機事故により重傷を負ったジェリー・バートンは、医者の勧めにより、静養のために妹のジョアナとリムストックの町へとやって来た。二人がリムストックに居を構えてまもなく、差出人不明の手紙が届けられる。それは、「ジェリーとジョアナが本当の兄妹ではない」という内容を下品な表現で文にした誹謗中傷の手紙だった。ジェリーはバカバカしいと思い手紙を破り捨てるも、地元の医師・グリフィスに手紙のことを打ち明ける。するとグリフィスは、リムストックでは以前から人々を誹謗中傷する怪文書が出回っていると話す。そしてこの怪文書事件は新たな悲劇を引き起こした。事務弁護士ディック・シミントンの妻であるモナが服毒自殺を遂げてしまったのだ。
手紙には、現夫のディックとの間に生まれた次男のコリンが、ディックではなく別の男との間に生まれた子供であるという内容が下品な表現で綴られていた。モナの遺体のそばには「生きていけなくなりました」というメモが残されていたことや、彼女が以前から神経衰弱気味だったことから、モナの死はこの手紙を苦にしての自殺と思われた。
さらに事件は続き、今度はシミントン家のお手伝いであるアグネスが行方不明になる。彼女は行方不明になる少し前に、リトル・ファーズ邸のメイドであるパトリッジに相談したいことがあると電話をしていたのだった。パトリッジはアグネスとお茶を一緒にという約束をしていたが、現れなかったのだという。
翌朝、ジェリーは電話のベルで目を覚ました。相手はミーガン。シミントンの妻・モナが前の夫との間に授かった娘であった。ミーガンは慌てた口調でジェリーに「すぐに来て!」と話し、ジェリーは悪い予感を感じつつシミントン家へと向かう。その悪い予感は的中した。行方不明になっていたアグネスは、階段の下の戸棚で他殺死体となって発見されたのだった。この事態に牧師夫人は、知人のジェーン・マープルを呼び寄せた。マープルは事件の真相を探るべく、リムストックを散策することとなった。
このあらすじ長っ
ほぼほぼ内容じゃね? (笑)
とか思っちゃったよ。
このドラマは、ジェリーの語りで進められていく。
こういう奴、クリスティー作品であったなぁ……あぁ、「アクロイド殺し」
題名も題名だけども……
だから、すっかり、語りを務めているジェリーが犯人だと思っていたら、
見事にやられたよ。
てか、ジェリー役の俳優を売り出すための作品なのか?
破天荒で、破壊的な性格、自暴自棄な行動、戦争後遺症ともとれる性格
などど、ジェリーにちょっとキャラ与えすぎてない?
とか思ってしまった。
この話のタイトル「動く指」が何故動く指なのか?
機械的に言えば、誤作動を起こす。ということかな?
普通ではないことをする。普通はしないこと、やらないことをしてしまった。
いや、
普段しないことをする行為を「動く指」に込めたのだとすると、
なかなか強いタイトルだなぁと思う。
最初、切り抜きの手紙、タイプライターを打つ「指」のことを指しているのかと思たが、
そうではないのかも
小説を書いていてタイトルがとにかく難しい。
いいタイトルを付けても、話し総てを要約していなかったり、
あまりに突飛すぎてもよく解らなくなる。
かといって、ネタバレになるようなタイトルはもってのほかだし、
情緒なんかも欲しい。
と欲張ると、結果
「タイトル(仮)」
をつけて書き上げるまで、名前なしになる。
以前はタイトル向きの言葉が浮かび、それに合わせて書いていた時もあった。
でもそれはまれなことで、タイトルから発想しても、書いていて変わっていくことはたくさんある。
そうなるともうタイトルを変えてしまう。
でもどうしてもその言葉を使いたいので、無理やりつけると、
どんな話だ? と書いた本人が一番気持ち悪い結果になる。
そうなると、この作品を好きになれない。最悪のパターンです
今流行りの長いタイトルのほうが、逆につけやすいかもね。
だって、それも内容説明になっているからね。
それもありだと思うけど、……長いのも長いで、ちょうどいい長さにならなきゃ、なかなか、ねぇ。
この話は、クリスティー・ロマンスものとして、素敵な話だと思う。
ちょっと、ジェリーのいいかげんに好きを変更するあたりが、どうも気に入らないけれど、
最初に恋をした相手は、まさに、見た目だけですから、
付き合っていくうちに、かわいらしい性格に好意を示すのは当たり前だし、
やっぱり、会話が楽しくないと、長続きしないしね
しかし、ミーガンをけなすあのおばさんには、うんざりする。
よく他所この子をそこまで蹴落とせれるものだ。
あなたに何の権限があるの? と、本当に、嫌な気分を味わう。
まぁ、悪気のない悪意ほどタチ悪いものはないわな。
犯人は、最初に思った通りですが、
いつもどおり
クリスティーにもてあそばれ、「あれ、こいつが犯人? いや、こいつ?」
と目まぐるしく推理した結果、犯人正解。だけど、疲れたぁ
まぁ、犯人捜しの爽快だったこと(笑)
クリスティー作品は、全体を100ページだとすると80ページは事柄で、
残り20ページで事件が起き解決する。
この80ページを読まないと意味が解らない。
だけども、人間がするちょっとした行動や、重箱の隅を突くような視点は、やはり面白い。
そして、読んだ後で、クリスティーにもてあそばれたかによって、読後が変わる。
作家にもてあそばれて、「やられたぁ」と思いたい人は、ぜひ、読んでみてください。
ドラマでもいいですよ。ぜひ、見てください
動く指/アガサ・クリスティー/高橋豊【3000円以上送料無料】 価格:880円 |
2021年02月24日
感想部19 今週も感想部週間 「スリーピング・マーダー」ミス・マープル
スリーピング・マーダー【電子書籍】[ アガサ・クリスティー ] 価格:734円 |
どうも、梅ゆかり母さんです。
アガサ・クリスティ―の「スリーピング・マーダー」です
本作はマープルシリーズの完結を目的として、ポアロシリーズ最終作『カーテン』とともに1943年に執筆され、作者死後の出版の契約がなされていた作品である。作者自身に万一のことがあっても家族が困らないように、本作の著作権を夫に贈与することが、本作執筆の動機であった
そうなんだぁ、ミス・マープル最後の事件だったんだぁ。
後世になると、手に取った順に読んでしまうので、
発表順などまるで気にしなかったりするけれど、
順番通りに読むと、キャラクターが成長しているのがよく解ったりもする。
まあ、一冊も持っていないので、ミス・マープルが成長しているかどうか解らないけれど
あらすじ
新婚のグエンダ・リードは、新居を求めて夫ジャイルズより一足先にニュージーランドからイングランドを訪れる。そしてディルマスで見つけたヴィクトリア朝風の家、ヒルサイド荘を一目で気に入ったグエンダは、早速その家を購入し改装を始める。しかし、初めての家のはずなのに、石段、居間から食堂へ通じるドアなど、なぜか隅々まで知りつくしているような思いにとらわれ不安を感じ始める。さらに、古い戸棚の中からは彼女がまさに思い描いた模様の壁紙が現れた。
恐怖を感じたグエンダは、ロンドンに住むジャイルズのいとこのレイモンド・ウェスト夫妻からの招待に応じ、レイモンドの伯母のミス・マープルたちと芝居の観劇に行く。ところが「女の顔をおおえ、目がくらむ、彼女は若くして死んだ」という台詞を聞いたとたん、グエンダは悲鳴をあげて劇場を飛び出してしまう。気が狂ったのではないかと思い悩むグエンダは、マープルにこれまでのすべてを打ち明ける。さらに彼女は、芝居の台詞を聞いた瞬間、ヒルサイド荘で殺された女を思い描いたことを話す。マープルは、彼女の告白の中に「回想の殺人」を見出す。
この話の面白いところは、三つ子の魂と言うか、子供の記憶もバカにならないなぁと思う所
私事ですが、父親が死んだとき、
まぁ、思い出話になりますよね。
遺産とか、いろいろの話になった時に、
父はバツイチだったこと、子供がいる事を知った兄弟たち。
「お姉ちゃん知ってた?」と聞かれて、普通にうん。と返事をした。
長姉だから知っているというより、大人の話に入りたがる子だったので、
大人が話しているのを盗み聞ぎしていたところがあるかな。
子供のころに、父親が浮気をして、
その浮気相手を気に入ってはいたけれど、
「どうする? 一緒に行く?」
と聞かれたと思う。
そん時迷わず、
「お母さんと行く」
だかそう言ったのを覚えている。
父親は、私だけを引き取る気だったと思う。
めっちゃ可愛がっていたので。
だけど、その私は、母のほうを選んだ。だから、たぶん、別れたと思う。
それ以降、そんな話もなく、
死んですでに17年? 経ったけれど、
行かなくて本当によかったと思っている。
そういうこどものころの断片的な思い出は、
時として、ドラマや、小説、漫画でねじ曲がっていくけれど、
大人になって、話して、つじつまが埋められていけば、
ちゃんとした記憶だと気づく時もある。
この話も、夢から見て、その断片が、ドラマとか、映画とかの影響かと思っていたが、
まさに、自分が子供のころ過ごした場所に帰ってきたことで
つじつまのピースがハマり出し、
一個はまったピースは、連鎖的にすべてのピースを元通りにしようとする。
ドラマの中で、パズルをしているシーンがあり、
ピースをはめると、「カーリー」が完成する
「カーリーよ、死と破壊の女神」
というセリフがある。
そして、ドラマ序盤で、ミス・マープルがグエンダに
「どうしても知りたい? どんな結末になろうとも?」
と聞くシーンがある。
それを踏まえると、過去の事件、いや、現行の事件さえも、
探らなくていいところを探り、
知らなくていいことを知ってしまう。
それは好奇心でもあるけれど、恐怖でもあり、十分殺害動機にもなる。
という暗示に思える。
それでもあなたは知りたい?
それを問われている作品かなぁ。と
犯罪はよくない。だけど、犯罪を犯した人は、
一個の秘密を守るためだけに犯罪を犯す。
その一個は時としてばかばかしいことかもしれない。
それを後日、探って、
「そんなことのために?」
と言われるのを恐れて、「また犯罪を犯す」
負の連鎖。
ってやつに陥る。
出来れば、そんなことしないように、「普通は生きている」
これは小説の世界だし、フィクションだけど、
あり得ない話ではない。
あり得ない話ではないからこそ、
人は、彼女が無くなって、すでに半世紀近くたとうが、
作品を愛しているのだと思う。
それは、日本の文学も、古典芸能も同じことで、
未だに共感できるから、やっぱり、好きな人が多くいるのだと思う。
そんな作品、書いてみたいけどね
スリーピング・マーダー【電子書籍】[ アガサ・クリスティー ] 価格:734円 |
2021年02月23日
日記9 夜中の電話
お疲れ様です。私(笑)
昨日の23時ちょっと過ぎに、弟から電話がありました。
弟家族は、母親(72歳)と同居してくれています。
弟から、こんな夜中に電話があれば、母親に何かあったと思いますよね?
と、電話に出ると、
「お母さんが救急車で運ばれたらしい」
とのこと。
弟は週の半分を隣県に出向していて、今はそちらに居るようです
義妹(弟嫁)が付き添っているけれど、
わちゃわちゃになっているので、どうしたものか?
との連絡でした。
私と弟の間には妹がいて、妹は看護師をしていますが、
子供は小さいし、病院から病院も無理だろうから、
「先生からの説明を一人で聞けない様なら連絡して」
と義妹にラインし、とりあえず、片付けをする。
まだ片づけていなかったのは、息子がやっと帰ってきてご飯を食べ終わったところだったので。
とにかく片付けて、あとは服を着替えて待つだけになった時、
義妹から電話が入り、
「先先生からの説明があってね」
と、かなり沈んだ声
もう、ドキドキどころか、心臓がつぶれるかと思った。
「尿管結石だって」
…………
はぁ???
「いや、ちょっとごめん、整理する。
なんですと?」
「うん、尿管結石で、痛み止めと、点滴打ってて、
痛みが治まったら帰って行って、」
はぁ????
「ま、まぁ、良かった。大したことなくて」
ですが、夜中の眠気を吹き飛ばすような電話と、
このコロナ禍で、病院に易々と駆け付けられないもどかしさと、
情報がないことへの不安が入り混じり、
心労がたまったらしい
さっき、昼寝から復活しました
ちょっと、ダレた(疲れた)
感想部 今週も感想部週間 「牧師館の殺人」
価格:1,056円 |
どうも、梅ゆかり母さんです。
感想部 アガサ・クリスティ―の「牧師館の殺人」です
ミス・マープルのデビュー作品です(笑)
原作は読んでいませんが、かなりブラックなおばあちゃまのようです。
ロンドン郊外のセント・メアリ・ミード村で殺人事件が発生した。しかも、その殺人は村の牧師館で起こったのだ。殺害されたのは裕福な村の名士プロズロー大佐。被害者は吝嗇と杓子定規な性格のために疎まれていたため、恨みを持つ者は少なくない。教区担当の牧師クレメントも容疑者の一人として数え上げられてしまう。そうこうするうち画家の青年ロレンスが犯人として自首し、この事件は解決かと思われたが、被害者の妻であるアンまでもが自首して、しかも両方とも無実だとわかったのである。せんさく好きの有閑婦人、マープルがこの謎に挑む。
アガサ・クリスティ―の作品を読んで、嫌になるのは、
独特な名前ですね。
アメリカ人よろしく簡単ではない。
プロズロー大佐? なんて舌を噛みそう。
俳優さんたちが呼んでくれていたので耳なじみはできているけれど、
本を読んで区別できるか? と聞かれたら無理かも。
イギリス田舎の、きれいな庭のあるセント・メアリー・ミード村の家々
こんな長閑な場所ではさぞかし楽しみは噂話だけだろうよ。
本当に噂とおせっかいの好きな人たちばかりで、
あたしなら潰れるわ(笑)
それでも、美しい風景の中で、素敵な恋をしたばっかりに、
こんなことになってしまった悲劇には、
どうしようもない感情を抱くわぁ。
イギリスの夏の夕方は最高ですね
の言葉通り、美しい風景にそぐわない銃声。
いやぁな音だわ。
しかし、ミス・マープルが得意としていることを逆手に取られた形になった事件を
しょっぱなに持ってくるところがすごい。
あたしなら、中盤か、もっと後に出して、
手ごわい相手だった。
と振り返るシーンを作るかな。
それを、ミス・マープルのシリーズしょっぱなにやるって、すごすぎる。
イギリス人のお茶会好きや、
一応、新規転居者をもてなす姿は立派だとしても、
その後の悪口大会は、かなり陰湿(笑)
さすが、ブラックジョークな国だわ。
誉め言葉ですよ、これでも。
と、必ず言うよね、ドラマの中でも(笑)
一番怪しいと思っていた人が、一番の善人者で、
こいつも怪しいと思ったやつが、一度は「あれ? 無実?」
とはぐらかしておいての犯人
ちょっと、バタバタしたわ。
私の推理がね(笑)
これは、原作を読んでいないから楽しめるものだった気がしますね。
もし、原作を読める機会があったら、読んでみたいです。
パ、パ、パ……何とか大佐。……覚えていないじゃん。
これで読めるのかね(笑)
価格:1,056円 |
2021年02月22日
感想部 今週も感想部週間 「予告殺人」
予告殺人/アガサ・クリスティー/羽田詩津子【3000円以上送料無料】 価格:1,232円 |
どうも、梅ゆかり母さんです。
今週も、感想部週間です。
ネタがないのもあるけれど、見たドラマの感想を書いていかないと忘れちゃうので
お付き合いください。
さて、今日は、アガサ・クリスティ―の
「予告殺人」です
地元紙「ギャゼット」の広告欄に次のような文章が掲載された。
「殺人お知らせ申し上げます…10月29日金曜日、午後6時30分よりリトル・パドックス館にて、…」
好奇心旺盛な村の人々はリトル・パドックスに集まる。
時計が6時30分を指したとき、明かりが消え、銃声が響く。
明かりがつくと、そこに男の死体があった。
死んでいたのは、村のホテルに勤める従業員の男だった。
警察はその場に居合わせた村人たちをひとりずつ調べていく。
と、wikipediaもうすべて話しちゃってるよね(笑)
て思うほどあらすじかくの上手だわ。
以前、日本版でこれがドラマ化されてました。
沢村一樹さんと大地真央さんが出てました。
ただ、キャストのあだ名が無理くりな英語表記で、
見てて、必ず引っ掛かっていたけれども、
まぁ、そこは必要だったのでしょう。日本訳的に。必要かなぁ??
愛称があるほど仲がいいと言いたいのか?
それとも、クリスティー財団からの要望かは定かではないけれど、
とにかく、それいる? と思ってた。
まぁ、日本版はさておき……
そもそも、原作を読んでいないので、どうなんだろう……と思ったが、
この人も、行く先々で犯罪が起こる人なんでしょう。
保養しに行ったところで殺人が起こる。なんて、なかなかないよね(笑)
面白かったのは、イギリス人が風呂に入っているシーン。
まぁ、サウナですけどね、薬草サウナ? まぁ、そういう奴。
イギリス人てのは、風呂に入らないイメージ出たので、
シャワーシーンもそれほど見たことがないので、あぁ、入るんだぁ。
保養所ってあるんだぁとか思った。
せこいことして小銭を稼いでいた男がまず殺された。
ところから、ミス・マープルが登場してきて、
地元の警察に疎まれながらも、徐々に信頼されていく。
思わず「年の功」と思ってしまう。
何がかわいそうって、エミリーですよね。
でも、エミリーが思い出すかもと思って犯人はずっと待機していたとしたら、
ちょっと、執念深い、嫌な犯人だわ
いくら村が狭くったって、自分の庭で大声を上げているところを、
遠く離れた家に居た人が聞こえるわけがない。
え? 盗聴? いやいや、まさかね
日本ドラマ版では室井滋さんが演じていたドラ、
室井さんのドラのほうがかわいくて、私は好きだな
この話の辛いところは、
生きたかった。
ただそれだけなのに、ねぇ。
ってこと。
生きるのに必要なものを望んだだけなのに。
お金と、健康と、友情と。
ただ、それだけなのにねぇ。
かなり、悲しいなあという後味。
予告殺人/アガサ・クリスティー/羽田詩津子【3000円以上送料無料】 価格:1,232円 |
手芸部 アラン模様のセーター 三度目の正直 袖
どうも、梅ゆかり母さんです。
セーターが着々と進んでおります。
ミス・マープルをユーチューブで観ながら
楽しく編んでいる。
まるで、自分がミス・マープルにでもなったかのように(笑)
ただ、ドラマに集中しすぎて、
袖の増やし目を間違ってやり直し。
ってことが続いているけれども(笑)
さて、先週一週間で、片袖が編み終わりました。
で、もう片方も何とか半分? ぐらいまでは進んでいます。
早くしないと、最近温かいのでね
着る機会が無くなってしまう。
完成した片袖
開いたままだとよく解らない奴……
アジの開きならぬ、袖の開き(苦笑)
完成した袖と、作りかけの袖、
あと、6回12目増やしたら完成。
あと少しが、まだ遠い。
2021年02月21日
感想部 今週は感想部週間 「パディントン発4時50分」
【新品】パディントン発4時50分 早川書房 アガサ・クリスティー/著 松下祥子/訳 価格:946円 |
どうも、梅ゆかり母さんです。
アガサ・クリスティ―のミス・マープル
「パディントン発4時50分」です。
ジェラルディン・マキューアン版・ジュリア・マッケンジー版
「アガサ・クリスティー ミス・マープル」も参照
2004年、ジョーン・ヒクソン版に次ぐ2度目のTVドラマシリーズ『アガサ・クリスティー ミス・マープル』が、独立系のITVにおいて製作された。マープル役にはジェラルディン・マクイーワン(英語版)[注 3]を起用。日本では2006年12月にNHK-BS2にて放送され、ミス・マープルの吹き替えは岸田今日子が担当した[注 4]。2008年6月に放送された第2シーズンではマープルの吹き替えは草笛光子に交替した。シーズン4以降、マープル役がジュリア・マッケンジー(英語版)に交代、日本語吹替えも藤田弓子に変更された。LaLa TVでシーズン1が放映。第2シーズン以降は『親指のうずき』(トミーとタペンスシリーズ)、『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』、『ゼロ時間へ』、『殺人は容易だ』、『蒼ざめた馬』など別シリーズやノンシリーズ作品の事件をミス・マープルが解決する設定に脚色し、製作している。なお、時代設定は1950年代で統一されているが、イラク戦争後の世相を反映し、第二次世界大戦の痕跡が強調されている。
って、あらすじになっていないけども、
ジェラルディンさんの声は、草笛光子さんの吹き替えも上品で好きですが、
岸田今日子さんのほうも好きです。
パディントン発4時50分の列車に乗ったミス・マープルの友達が、
並行して走る列車内での殺人を目撃する。
という何ともショッキングな旅の始まりですよ。
しかもミス・マープルの友達というのだから面白い。
あなたが捜査するんじゃないの?
って思ったわ(初見で)
なんせ、ミス・マープルのシリーズを持っていないので、
どういう感じだか不明なので、まぁ、驚いた。
それにしても、セント・メアリー・ミードに行ってみたくなったのは私だけ?
いい田舎町そうで、素敵。
ロンドンも行ってみたいけど、セント・メアリー・ミードのような村もいいかも。
ただし、庭仕事むいていないんで、住むには苦労しそうだけども
この話が面白いと思ったのは、並走する列車の向こうで行われた殺人
たしかに、駅なんかに列車が入るときに横並びになるけど、
日本で個室があるわけないので、こういう事は起きないと思うが、
イギリス列車の個室使用。とても好き。
まぁ、乗客をたくさん乗せる点では、不向きだろうけども
あの木枠の窓だったり、廊下のドアだった李がいい雰囲気を醸し出していて、
イギリス・アンティークって感じがすごく好き
にしてもよ、
殺人を目撃した人は、セイロンへ旅に出る前にミス・マープルの家に来たと言っていたけど、
旅行前に旅行するんだあ。
てか、セイロンて、インドでしょ?
ミス・マープルの家の側に飛行議場が? もしくは船着き場? が近いのかしら?
とか、妙なところが引っ掛かった
この話は、ミス・マープルに代わって行動する「彼女」がいるのだけど、
ものすごく美人
その人が、「渡りのメイド」ってのが設定がすごく面白い
好きなところで仕事をして独身貴族なんです。って胸張ってるのも好き
ちょっと、ドキドキしたり、はらはらするので、
苦手なシーンもあったけれど、
アガサ・クリスティ―らしい、着眼点で犯人が分かるそれは、すごいと思った。
あと、作品を書く上で、タイトルに困るのだけど、
このタイトルは斬新で、トリップしやすい。
いつの時代の、どこでも、
オバさんが集まると「面倒だ」と思うのか、
警察が相手にしないシーンは、「あとで吠え面かくなよ」と捨て台詞をいつも思い出す。
あとで泣きついても助けてやらぬ。私なら(笑)
【新品】パディントン発4時50分 早川書房 アガサ・クリスティー/著 松下祥子/訳 価格:946円 |
感想部 今週は感想部週間 「もの言えぬ証人」
もの言えぬ証人 ハヤカワ文庫 / Agatha Christie アガサクリスティー 【文庫】 価格:1,034円 |
どうも、梅ゆかり母さんです。
感想部週間と言いながら、昨日、土曜に限って書いて無い(笑)
では、早速、先週のアガサ・クリスティ―ドラマから
「もの言えぬ証人」です。
財産目当ての殺人事件。犯人を目撃していたのは、被害者の愛犬だった!
ヘイスティングスの友人チャールズがモーターボートのスピード世界記録に挑戦。見学していたポワロは、チャールズのスポンサーで、おばのエミリー邸に招待される。そこにはチャールズのほか、エミリーのめいや主治医、近所に住む霊媒師のトリップ姉妹が集まっていた。姉妹は霊からの警告で、エミリーに危険が近づいているという。その夜、エミリーが階段から転落する。
ドラマでは時々重要な証言が抜粋されていたりして、
よくよく聞くと、「?」てことがよくある。
原作を知っているからつじつまが合うけれど、
その証言はドラマ中には出てきてないのに、
「○○がこう言っていた」
というシーンがよくある。
デレクターズカット? なのか何なのか解らないが、
そこ、大事じゃない?
ということもしばしばある。
今回のドラマもところどころあったりするのだけど、
それにしても……
イギリスの「話し相手」制度? というのかしら?
話し相手となって、身の回りの簡単な雑用をする人、
あれはどうなんだ? と思ってしまう。
メイドとも違うので、立ち位置がよく解らない。
かといって、話しをするだけかと言えば、秘書のようなこともしている。
おまけに、主人の機嫌を損ねると、えらい罵声が飛んでくる。
だけど、メイドよりは扱いは上のようなので、
この日とは何なん? といつも思う。
そして、この「話し相手」が今回も騒動になってくる。
いつも思うが、人はたった数千円、いや、数百円の「お金」で人を殺せる。
まったく、今回もお金が理由だったけれど、
救いようがないよね。
そして、殺人は起こってしまう―。
イギリスのペット文化を反映するようなペットを飼っている金持ち婦人。
かわいがり方はその時々変わってくるのだろうけど、
いつの時代も、ペットを持った女性はおろかだわ(笑)
もうねぇ、親バカ炸裂ですよ。
うちの子が一番なのぉ
が伝わってくる。
まぁ、このころからステイタスとしてペット文化が最高に向けて上り坂らしいので、
とテレビでやっていたけど、その前の時代だったかな?
ともかく、ペットを飼っていることが裕福の象徴。
というような時代ですよ。
まぁね、ペットに使うお金を考えると、裕福の象徴ですよ。
はい、うちも例外なくです。
ポワロが忠犬ミスター・ボブとの別れのシーンは、
かなりグッとくるものがありましたが……。
犬に罪を擦り付けようとしたあさましい犯人が誰なのか、
正体が分かってからの犯人の行動が
この俳優さん、上手ねぇ。
声優さんも
一言一言が腹が立つわ(笑)
来週(昨日から)ちょっとポワロはお休みで、
『名探偵ポワロ 第7シリーズ』は3月27日から放送予定です。
2月20日〜3月20日まではアガサ・クリスティー
『検察側の証人』(前・後編)
『無実はさいなむ』(全3回)を放送します。
というので、ポワロの感想はいったん休みに入って、
その他のドラマの感想を書いていこうと思います。
もの言えぬ証人 ハヤカワ文庫 / Agatha Christie アガサクリスティー 【文庫】 価格:1,034円 |