2020年10月09日
九州の名峰 大崩山(2020/10/7)
【日 程】2020/10/7(水)
【天 候】 快晴!
【コースタイム】
5:35登山口→6:45わく塚分岐→8:15袖ダキ→8:55下わく塚→11:15山頂
→12:05坊主尾根分岐→14:55渡渉点→15:35登山口
【関連情報】
祝子川温泉 美人の湯 520円
大崩山Tシャツが2,000円で売っています。
ご主人が登山道のロープとか整備してくれているのに出会いました。
ありがとうございます。
九州最後の秘境ともいわれる大崩山(おおくえやま)に登ってきました〜
深田久弥が登っていたら、きっと百名山に選ばれていただろうと言われる名峰。
11年ぶりの再訪です。
変わらず魅力的な山ですが、随分変わった所も・・・
まず、大きく変わったのは私の体力。
前回は8:00スタートでしたが・・・
時間の余裕を見て5:35デコランスタートです。
1時間ほどで湧塚分岐の渡渉点へ
乳房岩がそそり立っています。
ちなみにここから先の三里河原へは昨年の台風で登山道が崩壊し、通行禁止になっています。
大岩を飛び移りながら先へと進む師匠。
久しく沢にも行ってないので、足元のおぼつかない私です。。。
11年前には沢を渡るための橋が架かっていました。
これも台風で流されたとか。
谷筋を進み、急登を登り、尾根に取り付くと袖ダキへの分岐。
右へ進むと山頂への巻道です。
ロープの垂れた岩を登ると・・・
写真で必ず紹介される景色です♪
向かいの尾根には小積ダキが迫力です。
花崗岩のドームが創り上げる景色は中々印象的。
しかし、岩の上に薄く乗った土は災害で崩れやすいんでしょうねぇ。
以前の写真と比べても、あったはずの木が無くなっていたり・・・
崩れた形跡を多々見かけました。
まさしく「大きく崩れる山」です。
袖ダキから先はこの山のシンボル?
梯子やロープが現れます。
大抵の梯子は足が地面に着いていません。
ロープやワイヤーでぶら下がっています。
ロープも結構傷んでいたり。
全体重をかけるのは危険です。。。
下わく塚に登ると一気に景色が広がります♪
坊主尾根との間は絶壁。
写真がないですがこの稜線から傾山や祖母山が見えていました。
岩稜通しには進めないので一旦下って中・上わく塚を巻きます。
この梯子はボルトでしっかり固定されていました。
安心、安心。
色付いた木々が青空に映えますねぇ。
紅葉にはまだまだ早い感じですが、上部はほんのり紅葉しています。
岩尾根を離れると、薄く不明瞭になりがちは道をたどって坊主尾根の分岐へ。
山頂を目指さないならここからトラバース。
私の記憶では笹薮に囲まれた展望の利かない山頂。
どっちでも〜
って感じですが、師匠は初大崩。
せっかくなので登りましょう。
しかし、笹で覆われていたイメージが随分広々。
稜線には倒木が目立ちます。
そうそう、笑ったのが赤テープ。
これはまだ全然マシなんですが・・・
とにかく目立たない。
テープ頼みの分かりにくい所も多く、めっちゃあちこちにテープがあるのでありがたいんですが・・・
とにかく小さい。
針金ぐらいの小枝に巻いたテープが、折れた枝ごと地面に落ちてるのも何か所か。
地面近くに巻いてたりとか。
宝さがしのような気分になりました。
笹のうっとおしい道を通って山頂に行ったなぁと記憶してましたが・・・
見事に枯れています。
そして見晴らしのいい山頂!
角度が違いますが、11年前の山頂。
随分、雰囲気が・・・
下山後、温泉のご主人に聞きましたが・・・
数年前に花が咲いて、その後、あれよあれよと枯れて行ったとか。
除草剤?塩害?花が咲いた?
とあれこれ言いながら歩きましたが、やはり60年に1度とか言う花でしたか。
大崩山に限らず、周辺の山も花が咲いて枯れたと言っていました。
山頂からは11年前、大崩山の前日に登った鉾岳の姿も。
雄鉾も笹がうっとおしかったけど、あそこも枯れたんだろうか。
ひとしきり景色を堪能したら下山は坊主尾根へ。
置いてあるだけの標識。
途中の展望スポットからわく塚が良く見えます。
ほどなく小積ダキの分岐。
すぐそこですが・・・
私のポンコツ右足が悲鳴をあげかけているのでスルーして下ります。
ここからまたロープや梯子の連続する激下りです。
そして隊長が恐怖を覚えたと言うトラバース。
初冬で流れた水が凍ってたそうです。
しかもこの支点。
このリングボルトは強度はあるのか?
しかも針金。。。
このスラブが凍ってたら、そら怖いなぁ〜
さらにロープや梯子が続きます。
っが。
木を介してワイヤーで固定されていますが・・・
この木、随分腐食してますねぇ〜
この短い梯子を登ると・・・
本日のハイライトでしょうか。
岩の先端は核心とも言える梯子への取り付き。
その梯子の下はロープ。
いくら、この梯子やロープが信用できないと言っても・・・
これで下るしかありません。
ヘルメットはあった方がいいんでしょうねぇ〜
落ちてきたような大岩の下をくぐり・・・
滑り台の様な斜面を下り・・・
まるでアスレチック♪
そしてまた特徴的な坊主岩(米塚)がどぉ〜ん!
基部から見上げると絶壁です。
林道への分岐を過ぎ、さらに下って行くと・・・
祝子川の渡渉です。
水量が多いと渡るのが難しくなりそうですね。
行きは薄暗くて気づかなかった大崩山荘へ。
内部も綺麗。
ちょっと泊まってみたいけど、登山口から40分と言う微妙な場所。
15:35下山。
ジャスト10時間で周回してきました。
下山後は登山口近くの祝子川温泉へ。
貸切でした。
山で出逢ったのも、温泉のご主人と単独の男性2人。
もっと人が居るかと思いましたが、「密」とはほど遠い山でした。
登山ランキング
【天 候】 快晴!
【コースタイム】
5:35登山口→6:45わく塚分岐→8:15袖ダキ→8:55下わく塚→11:15山頂
→12:05坊主尾根分岐→14:55渡渉点→15:35登山口
【関連情報】
祝子川温泉 美人の湯 520円
大崩山Tシャツが2,000円で売っています。
ご主人が登山道のロープとか整備してくれているのに出会いました。
ありがとうございます。
九州最後の秘境ともいわれる大崩山(おおくえやま)に登ってきました〜
深田久弥が登っていたら、きっと百名山に選ばれていただろうと言われる名峰。
11年ぶりの再訪です。
変わらず魅力的な山ですが、随分変わった所も・・・
まず、大きく変わったのは私の体力。
前回は8:00スタートでしたが・・・
時間の余裕を見て5:35デコランスタートです。
1時間ほどで湧塚分岐の渡渉点へ
乳房岩がそそり立っています。
ちなみにここから先の三里河原へは昨年の台風で登山道が崩壊し、通行禁止になっています。
大岩を飛び移りながら先へと進む師匠。
久しく沢にも行ってないので、足元のおぼつかない私です。。。
11年前には沢を渡るための橋が架かっていました。
これも台風で流されたとか。
谷筋を進み、急登を登り、尾根に取り付くと袖ダキへの分岐。
右へ進むと山頂への巻道です。
ロープの垂れた岩を登ると・・・
写真で必ず紹介される景色です♪
向かいの尾根には小積ダキが迫力です。
花崗岩のドームが創り上げる景色は中々印象的。
しかし、岩の上に薄く乗った土は災害で崩れやすいんでしょうねぇ。
以前の写真と比べても、あったはずの木が無くなっていたり・・・
崩れた形跡を多々見かけました。
まさしく「大きく崩れる山」です。
袖ダキから先はこの山のシンボル?
梯子やロープが現れます。
大抵の梯子は足が地面に着いていません。
ロープやワイヤーでぶら下がっています。
ロープも結構傷んでいたり。
全体重をかけるのは危険です。。。
下わく塚に登ると一気に景色が広がります♪
坊主尾根との間は絶壁。
写真がないですがこの稜線から傾山や祖母山が見えていました。
岩稜通しには進めないので一旦下って中・上わく塚を巻きます。
この梯子はボルトでしっかり固定されていました。
安心、安心。
色付いた木々が青空に映えますねぇ。
紅葉にはまだまだ早い感じですが、上部はほんのり紅葉しています。
岩尾根を離れると、薄く不明瞭になりがちは道をたどって坊主尾根の分岐へ。
山頂を目指さないならここからトラバース。
私の記憶では笹薮に囲まれた展望の利かない山頂。
どっちでも〜
って感じですが、師匠は初大崩。
せっかくなので登りましょう。
しかし、笹で覆われていたイメージが随分広々。
稜線には倒木が目立ちます。
そうそう、笑ったのが赤テープ。
これはまだ全然マシなんですが・・・
とにかく目立たない。
テープ頼みの分かりにくい所も多く、めっちゃあちこちにテープがあるのでありがたいんですが・・・
とにかく小さい。
針金ぐらいの小枝に巻いたテープが、折れた枝ごと地面に落ちてるのも何か所か。
地面近くに巻いてたりとか。
宝さがしのような気分になりました。
笹のうっとおしい道を通って山頂に行ったなぁと記憶してましたが・・・
見事に枯れています。
そして見晴らしのいい山頂!
角度が違いますが、11年前の山頂。
随分、雰囲気が・・・
下山後、温泉のご主人に聞きましたが・・・
数年前に花が咲いて、その後、あれよあれよと枯れて行ったとか。
除草剤?塩害?花が咲いた?
とあれこれ言いながら歩きましたが、やはり60年に1度とか言う花でしたか。
大崩山に限らず、周辺の山も花が咲いて枯れたと言っていました。
山頂からは11年前、大崩山の前日に登った鉾岳の姿も。
雄鉾も笹がうっとおしかったけど、あそこも枯れたんだろうか。
ひとしきり景色を堪能したら下山は坊主尾根へ。
置いてあるだけの標識。
途中の展望スポットからわく塚が良く見えます。
ほどなく小積ダキの分岐。
すぐそこですが・・・
私のポンコツ右足が悲鳴をあげかけているのでスルーして下ります。
ここからまたロープや梯子の連続する激下りです。
そして隊長が恐怖を覚えたと言うトラバース。
初冬で流れた水が凍ってたそうです。
しかもこの支点。
このリングボルトは強度はあるのか?
しかも針金。。。
このスラブが凍ってたら、そら怖いなぁ〜
さらにロープや梯子が続きます。
っが。
木を介してワイヤーで固定されていますが・・・
この木、随分腐食してますねぇ〜
この短い梯子を登ると・・・
本日のハイライトでしょうか。
岩の先端は核心とも言える梯子への取り付き。
その梯子の下はロープ。
いくら、この梯子やロープが信用できないと言っても・・・
これで下るしかありません。
ヘルメットはあった方がいいんでしょうねぇ〜
落ちてきたような大岩の下をくぐり・・・
滑り台の様な斜面を下り・・・
まるでアスレチック♪
そしてまた特徴的な坊主岩(米塚)がどぉ〜ん!
基部から見上げると絶壁です。
林道への分岐を過ぎ、さらに下って行くと・・・
祝子川の渡渉です。
水量が多いと渡るのが難しくなりそうですね。
行きは薄暗くて気づかなかった大崩山荘へ。
内部も綺麗。
ちょっと泊まってみたいけど、登山口から40分と言う微妙な場所。
15:35下山。
ジャスト10時間で周回してきました。
下山後は登山口近くの祝子川温泉へ。
貸切でした。
山で出逢ったのも、温泉のご主人と単独の男性2人。
もっと人が居るかと思いましたが、「密」とはほど遠い山でした。
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こちらこそお世話になり、ありがとうございました。
アスレチックな山は楽しいですが、ドキドキが過ぎると精神的に良くないですね〜
安全に楽しく登りたいです。
大変お世話になり、ありがとうございました。
話には聞いてましたが、なんともスリリングな山ですねぇ。私ならきっと心で涙するでしょう。時に進むしかないのよ!って状況に追い込まれる登山は、できた!って言う、達成感の連続。子供のように嬉しくなってしまい、中毒性がありますね。しかし、生命あってこそ。
これからも気をつけて、楽しみたいです。