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タグ / ニーアレプリカント

記事
愛用の鍋 [2019/03/12 00:00]
ヨナね とくべつなレシピをおべんきょうしたの! これをたべたら どんなけがでも なおっちゃうんだって。 みんなも たいせつなひとに つくってあげてね! よういするものは しかのおにく ウミガメのたまご おにわでとれた しんせんなおやさいと やくそう あとはさいごに さそりのつめを たくさんいれます! おなべのなかに あつめたものを ぜんぶいれたら あとは ふたをして よるがくるまで にこみます! しろいゆげをみてると なんだか うっとりしてきちゃう..
侘寂 [2019/03/11 00:00]
『掟0:気に入らない掟は、住民投票で変える事が出来る』 私は王の側近、副官であります。今まで掟は絶対的なものでしたが、変えたい掟に一票を投ずる 『投票の儀』を行うこととなりました。さて、投票箱にはどんな意見が来ているのか…… 『掟451:昼間から飲酒をしてはならない』 変えたい理由の欄には、お酒が好きだから……やはり匿名の投票では、このような私利私欲を満たすだけの意見も見受けられますな。もっと民意を反映できる仕組みに改善しなくては。 『掟356:王の館への..
不浄なる斧 [2019/03/10 00:00]
夜の闇を焼くように、劫火が家を包み込んでいる。少年はかろうじて家から逃げおおせたが、父も母も兄弟も、大切なものはすべて炎とともに消え去った。少年に残されたのは、家に火をかけた野盗が打ち捨てていった1本の戦斧と、身体中に這う火傷の痕だけだった。なぜ自分だけがこんな目に遭うのかと、少年は自身の不遇を呪いながら、火傷が癒えるのを待ち続けた。 数年後、少年は青年へと成長した。しかし火傷の痕は悪化する一方で、どんな良薬を使っても回復の兆しは見られない。傷痕に湧いた蛆を削ぎ落す..
不死鳥の槍 [2019/03/09 00:00]
男は愛する妻のため戦場へと赴く。戦火の中、男は胸を貫かれ腹を斬り裂かれても、決して膝をつくことはない。彼は不死の体を持つ戦士だった。不死でもなければ、体躯にも腕力にも恵まれない男がここまで生き延びることもなかっただろう。 男が不死の体となったのは、一羽の美しい小鳥に出会ったあの日からだった。妻を一途に想う男に心打たれ、小鳥は自らの羽根を一枚差し出しながら言う。「この羽根を身に着けている限り、あなたは愛する人と寄り添えるでしょう」 ひとつ戦争が終わるたび、男はそ..
迷宮の歌 [2019/03/08 00:00]
人々が教会で祈りを捧げていました。彼らの視線の先には、牛の頭を模した不気味な石像が鎮座しています。会堂に立ち込める厳粛な空気。それは神に捧げる生贄を決めるための、祈りの時間でした。長い沈黙を破り、司祭は神のお告げを伝えます。生贄に選ばれたのは物静かな少女でした。司祭に導かれ教会の奥へ消えていった少女の目からは、涙がこぼれていました。 人々が去った後の静まり返った教会に、少年が呆然と立ち尽くしています。少年は生贄に選ばれた少女の幼馴染であり、密かな恋心を抱いていました..
百獣の双槍 [2019/03/07 00:00]
王は謳う。 永久の王国を、沈む事なき太陽の実現を。 王妃は歌う。 偉大なる王を、彼の成し遂げた偉業を。 王子は詠う。 反逆に怯む事無く、前進する兵の尊さを。 道化は謡う。 権力に胡坐をかいて滅んだ、三人の王族を貰う物語を。
鉄塊 [2019/03/06 00:00]
とある荒野より発掘されたその剣は、 剣と呼ぶには余りに大きい代物だった。 戦闘に使うには重く、儀礼用にしては武骨過ぎる。 考古学者たちは、この剣の意義が分からなかった。 その剣が出土した地層と、同じ時代の文献を調べると、 この剣に関する逸話が見付かった。 どうやうこの剣の持ち主であった騎士は、 たった一人で、争う二国を二つとも滅ぼしたと言う。 この剣の材質を調べてみると、驚くことに、 鉄以外に、人間の骨や血の成分が含まれていた。 考古学者たちは..
デボル&ポポルの杖 [2019/03/05 00:00]
―――――――――――――――――――――――――――― ポポルさんへ スープのつくりかたをおしえてくれてありがとう!おかあさんすっごくよろこんでくれました! ―――――――――――――――――――――――――――― 村の子供から手渡された一枚の紙切れ。これは彼らが自我を持ち始めたことと関係があるのだろうか。 ―――――――――――――――――――――――――――― ポポルさんへ ポポルさんがくれた薬のおかげで、だいぶ楽になりました。まだ家の..
ハルアヘッド [2019/03/04 00:00]
今度連れてこられるのは、双子らしい。 白い壁と白いベッド、それ以外には何もない、まるで牢屋だ。 少しでも気晴らしになるものがあればいいのだが…… <ファイル_25_12:定期記録> 様子を見に行くと、姉は不安がる弟を優しく励ましていた。 それは、たった二人で耐えるにはあまりにも重い役割だ。 彼らが背負うものは、人類の希望とも等しいのだから。 <ファイル_26_06:定期記録> 実験が決行される日、その姉から手紙を渡された。 彼女は最後まで弟の安全..
カイネの剣 [2019/03/03 00:00]
華奢な身体と白い肌。 影のある表情が彼女の美しさを引き立てる。 しかし、その手に握られる剣はあまりに不釣り合いだった。 怒り、悲しみ、憎しみ。 感情のままに振るわれるその剣は常に血が渇くことはない。 けれど、彼女はその剣を手放すことはできなかった。 矛盾を抱え込んだ、心と身体。 誰も彼女のことを理解することはできなかった。 そして、その孤独が彼女を侵していく。 長い戦いが終わり、真っ暗な闇が彼女を呑み込んでいく。 しかし、彼女の心は穏やかだ..
黒の書 [2019/03/02 00:00]
我が名は「黒の書」。貴方が、この世界を救済へと導く「王」となる御人か。何、そう驚かれますな。王よ。人間の言葉を扱うことなど、我にとっては容易いこと。 そのご乱心ぶり、心中お察しいたします。王よ。ですが、今はまだ、妹君のことは彼らに任せるしかないのです。この黒の書でよければ、話し相手くらいにはなりましょうぞ。 読書とは感心ですな。王よ。これを我に?貴方の勤めとあらば拝読いたしましょう。……む、どうされましたか。我が書物を読んでいるのが可笑しいと? クロ?我..
白の書 [2019/03/01 00:00]
俺たちはずっと戦い続けていた。 人間の姿に酷似した「何か」を殺し尽くすために。 自らの、そして仲間の命を守るために。 俺たちはずっと騙され続けていた。 まともに顔も見たことがない、どこかの国の偉い奴らに。 安全な場所から、命令を出すだけの奴らに。 俺たちはきっと愛し合っていた。 まだ助けてもらったお礼も言っていないのに。 俺はお前を守ってやれなかったのに。 我の深淵に微かに漂うこの断片は…… 虚ろなるヒトの記憶……であろうか? 飽和した叡..
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