2021年05月07日
ロエル・サントス 最新インタビュー 五輪出場は可能だ
ロエル・サントス
Radio Rebelde、2021年5月7日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
明日土曜日(5月8日)、米フロリダでの五輪予選に向けたキューバ野球代表候補チーム合同練習は、5月31日のベネズエラとの初戦前に予定されている6週間のうち半分の3週間が終了する。
アルマンド・フェレール監督率いるチームのカギとなるべき選手の一人は、ロエル・サントス中堅手である。サントスはキューバ連盟を通じて最も多くの海外リーグでプレーしている野球選手である。
直近の国際大会に出場したキューバ代表チームが抱えてきた主要な問題は、得点力に関するものであり、そこから最も経験ある選手たちの力が必要とされている。
「ひじょうに重要な今回の大会でわれわれがいい仕事をすることを楽観視している。私の場合、グランマチームとの国内シリーズでの戦闘性を代表チームにも持ち込むつもりだ」。
ロエルは五輪予選で戦うライバルチームのことをひじょうによく知っている。というのも彼はカンナムリーグでプレーし、コロンビアリーグでプレーし、さらに最近ではベネズエラプロ野球リーグのティグレス・デ・アラグアにも加入した経験があるからだ。これら3か国はまさにグループBでのライバルである。「われわれがチーム一体となって動き、各選手がチーム内で求められることをやれば、負けるのが難しいチームになる」。
キューバ野球リーグ王者チームの一番打者ロエルは、一部の人たちが言うように、五輪出場は幻想だとは考えていない。「カギはすぐれた野球をプレーすることにある。これを念頭にすれば東京五輪進出は可能だ。プロ選手たちと対戦することになるが、われわれにもすぐれた能力を持った選手や海外リーグで結果を出した選手たちがいる」。
ロエル・サントスは、いまキューバを守らなければならないとわかっており、チームの首脳陣のなかにカルロス・マルティがいることを妥当だと考えている。「選手一人一人が生活のなかで目標を設定しており、これははうちの監督(マルティ)が提案した。彼は指揮者の任は負わなかったが、ベンチのコーチとして残る。アルマンド・フェレール監督はプレーするための自信をわれわれに与えると思うし、われわれは競争力のあるチームを見せるつもりだ」。
ロエルとセサル・プリエトは、得点機のキューバ代表チームにとって重要な2選手となる。「順調にいけば僕らはすぐれた1番・2番になる。彼は偉大な打者であることを示してきたし、走塁のスピードもある。われわれが出塁できて、続く選手たちがわれわれを本塁に還せることが重要だ」。
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Roel Santos: “Trataré de cumplir mi función de primer bate” (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/roel-santos-ldquo-tratare-de-cumplir-mi-funcion-de-primer-bate-rdquo-audio--20210507/
2021年05月05日
キューバ野球 投手陣が代表チームの要のひとつとなる
Radio Rebelde、2021年5月5日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
米フロリダでの五輪予選のキューバ代表チームが持つであろう最も才能ある陣営の一つが投手陣である。その大半が90マイル以上のスピードを持ち、すぐれたレパートリーを示し、海外リーグでの経験がある。
そのような代表格が、現在日本にいる、リバン・モイネロ、ライデル・マルティネス、ヤリエル・ロドリゲス、アンディ・ロドリゲスの4投手である。幅広い国際大会の経験を持つラサロ・ブランコ、カルロス・フアン・ビエラ、ヨアンニ・ジェラもいる。
キャリアはより短いものの、目を見張る能力を備えているのが、若きブリアン・チーとユニオル・トゥールである。以上の9選手と、その他の2選手をたずさえて、アルマンド・フェレール監督は確固とした投手陣を抱え、五輪出場権を目指す。
投手コーチのラシエル・サンチェスとヘスス・サルガドは、グループの上位2位までに入るのも非常に難しい大会でこれらの投手たちが可能な限り最高の形で大会を迎えるよう取り組む使命を持っている。
キューバ代表チームで先発の役割を担うべき投手の一人がラス・トゥナスのカルロス・フアン・ビエラである。「われわれはすぐれたトレーニングを行えており、東京五輪出場権を目指すという今回の目標に立ち向かう心づもりができている」。
2019年のプレミア12でビエラは、カナダ戦で先発し敗戦投手となったものの、すぐれた登板をした。5回1/3を投げ、3安打4四球で自責点1に抑え、7三振を奪った。今回6月1日に予定されているキューバの第二戦となるカナダ戦で登板する可能性は否定されていない。「チームには経験豊かな投手がおり、仕事をまかされる者はみな、首脳陣の期待に応えられると確信している」。
代表候補チームに初めて選ばれた一人がサンティアゴのユニオル・トゥールである。「今回はとても素敵な体験だ。ラサロ・ブランコのような最も経験のあるすごい選手たちと練習する機会を持てている」。
トゥールは、コントロールの改善に毎日取り組んでいる。「それが私の主な欠点であり、コーチ陣とともに改善に取り組んでいる」。
弱冠21歳のユニオル・トゥールは、五輪予選のキューバ代表チームのメンバーになることを切望している。「それが私の夢だ。全力でわが国の力になりたい。サンティアゴ・デ・クーバにはつねに私のベストを期待してほしい。私はつねに最高のものを提供する。」
ハバナのパベル・エルナンデスにとって、今回のトレーニングに参加することは、自らを成長し続けるための大きな機会である。「気分よく過ごせている。最初の日々は適応が必要だった。ここでは国内最高の選手たちがいて、誰一人劣っていることは許されないから、求められるものが非常に大きい」。
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2019年プレミア12カナダ戦(2019年11月6日)
El pitcheo será una de las fortalezas del equipo Cuba (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/el-pitcheo-sera-una-de-las-fortalezas-del-equipo-cuba-audio--20210505/
2021年04月30日
キューバ野球カリブカップ代表チーム 五輪予選代表候補チームを破る 対抗戦第一試合
Radio Rebelde、2021年4月30日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
キュラソーでのカリブカップに出場するキューバチームが、フロリダでの五輪予選の代表候補チームを7対5で破った。これは両チーム間でおこなわれた最初の試合だった。
パブロ・シビル率いるカリブカップ代表チームは、打撃陣が11安打を放ち、とくにダニエル・ペレスとヘイセル・セペダが3打数2安打と活躍した。守備では2失策を喫し、それで不要な3点を失った。
シビル監督は、セサル・ガルシア、レンネル・リベロ、ナイケル・クルース、フランク・アルバレスの4投手を起用した。この4月29日に22歳の誕生日を迎えたマタンサスの左腕ナイケルが、1イニングを投げ2奪三振1四球の成績で勝利投手となった。
「とても気分が良かった。マウンド上では自信が持てたし、登板するたびに事がうまく運ぶよう心掛けている。ロドルフォ・コレアとシーロ・シルビーノ・リセアの2人のコーチには、変化球のコントロールを改善するのをとても助けてもらった」。
ナイケルは、主に救援投手として働いてはいるが、先発を好む投手である。「現在は救援だが、先発のほうが好きだ。というのは少しだけ多く休める可能性があるからなんだ。救援の場合にはほとんど毎日準備していなければならない」。
フランク・アルバレスは、2回を投げ1失点で、セーブをあげた。「精神的にとてもしっかり準備したよ。キューバの最高の打者たちの何人かと対戦するのだから。私は若い投手だし、ここで一緒にやっている実績ある選手たちと経験を積んでいかなければならない」。
アルバレスは、キューバ野球における最大の才能を持つ投手の一人であり、近い将来にメインの代表チームに選ばれるよう切望している。「ここでの私のすべてのパフォーマンスは二重の意図がある。ひとつはキュラソーでの今回のイベントに備えることであり、もうひとつは五輪予選代表の座を獲得することである」。
6回の表に、マタンサスの捕手アンドリィス・ペレスは2点本塁打を放ち、国のメインチームとの試合での勝利を最終的に決めた。「数日間試合をしていなかったが、いいミートを心がけて、直球をしっかり打ったら、それが本塁打になった」。
わずか20歳のアンドリィスは、キューバ野球の最も有望な捕手の一人である。「毎日改善するよう心掛けている。この自分の若さで今回のカリブカップで自国を代表できるということは自分にとって誇りだ」。
五輪予選の代表候補チームとキュラソーへ向かうチームとの最初の試合で、シエンフエゴスのダニエル・ペレスは、3打数で2安打を放った。「個人的にとても気分がよかった。いつものように楽しみながらグラウンドに出た。勝利を達成したということが最も重要なことだ」。
アルマンド・フェレール監督率いるA代表チームの打撃陣では、フレデリク・セペダが3打数2安打、ヨルダン・マンドゥレイが4打数2安打、ライコ・サントスが4打数で1本塁打を放った。
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TVユムリ 対抗戦第一試合 試合実況音声のみ
El Cuba B venció a la preselección del Preolímpico (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/el-cuba-b-vencio-a-la-preseleccion-del-preolimpico-audio--20210430/
2021年04月21日
キューバ野球 五輪予選に向けた合同練習中止 コーチ陣に新型コロナ感染者判明
JIT、2021年4月21日
キューバ野球コミッションは、コーチ陣のなかに新型コロナウイルス感染者が判明したため、カリブカップおよび五輪米大陸予選に向けてマタンサスで行われていたトレーニングを中止したことをお知らせする。
ガイドラインの定めに従い、その感染者は病院施設に移送され診察を受け、練習に参加していた残りの選手たちは新たな検査の結果が出るまで隔離される。
検査結果が明らかになり次第、とるべき手順を明確にし、この点に関する情報を更新する。
キューバTV(2021年4月21日)
Información de la Comisión Nacional de Béisbol
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=202243
2021年04月16日
キューバ 五輪米大陸予選の代表候補メンバー発表
JIT、2021年4月16日
キューバ野球はきょう(4月16日)、キュラソーで開かれるカリブカップの代表チームと、五輪出場権を目指す米大陸予選大会の代表候補メンバーを発表した。
キューバ野球コミッショナーのエルネスト・レイノソは、カリブカップの日程変更によって、東京五輪予選のための査証手続きを第三国でおこなうための時期と一致したため、当初想定していた戦略に変更が必要となった、と説明した。
ただしコミッショナーは、キュラソー首都のウィレムスタットに渡航するチームのメンバーたちは、フロリダでの大陸予選またはそれに続き開催される中華台北での世界最終予選での代表チームに特定の招集が必要となる場合には、それらにも選ばれうる、と明らかにした。
コミッショナーは、日曜日(4月18日)からマタンサスで合同練習に入る両チームには、代表の常連、才能ある有望選手、そして第60期キューバ野球リーグですぐれた成績を収めた主役たちが含まれている、と語った。
五輪予選の代表監督指名は、来週半ばに、カルロス・マルティとアルマンド・フェレールもメンバーであるコーチスタッフとの会合のあと決定される、とコミッショナーは説明した。
キューバ連盟を経由せずに海外リーグで契約している選手たちへの対応については、つねに特定の必要性に応じて検討が続けられ、メキシコでの査証手続き期間や、五輪予選開催地において、準備会合が用意される、とコミッショナーは述べた。
米国での五輪予選でキューバは、カナダ・コロンビア・ベネズエラとともにグループBに属し、一方グループAには米国・ドミニカ共和国・プエルトリコ・ニカラグアがいる。
両グループの上位2チームがスーパーラウンドに進出し、優勝チームには五輪出場権が与えられ、2位と3位のチームには中華台北での最終予選への出場権が与えられる。
カリブカップ代表チームメンバー(キュラソー、5月8日〜15日)
捕手(3人): Iván Prieto González (GRA), Andry Pérez García (MTZ) y Osvaldo Vázquez Torres (CAV).
内野手(7人): Guillermo García García (GRA), Daniel Pérez Pérez (CFG), Santiago Torres Baena (SCU), Luis Vicente Mateo Terry (CFG), Osvaldo Abreu Sánchez (GRA), Pavel Quesada Pedroso (CFG), Juan Carlos Arencibia Echearría (PRI).
外野手(4人): Yasniel González Vega (MAY), Geisel Cepeda Lima (SSP), Yoelkis Guibert Stevens (SCU), Dennis Laza Spencer (MAY).
投手(10人): Pablo Luis Guillén (VCL), Marlon Vega Travieso (MAY), César Luis García Rondón (GRA), Yankiel Mauri Gutiérrez (SSP), Yander Guevara Morales (CAV), Naykel Yoel Cruz Zaldívar (MTZ), Frank Abel Álvarez Díaz (PRI), Renner Rivero Estrada (MTZ), Yadián Martínez Pérez (MAY) y Dariel Fernández Bass (PRI).
コーチスタッフ:監督: Pablo Alberto Civil Espinosa (LTU). コーチ: Alexis Garro Menéndez (MTZ), Jorge Hierrezuelo Tamayo (LTU), Ciro Silvino Licea González (GRA), Rodolfo Correa Lobaina (LTU), Carlos Martín Álvarez (CNB).
五輪米大陸予選 代表候補メンバー(米国、5月31日〜6月5日)
捕手(4人): Ariel Martínez Marrero (MTZ), Yosvani Alarcón Tardío (LTU), Rafael Viñales Álvarez (LTU) y Luis Gómez Pérez (CMG).
内野手(13人): Lisbán Correa Sánchez (IND), Yordanis Samón Matamoros (CMG), Guillermo Avilés Difurnó (GRA), César Prieto Echevarría (CFG), Bárbaro Erisbel Arruebarrena Escalante (MTZ), Yordan Manduley Escalona (HOL), Alexander Ayala García (CMG), Yurisbel Gracial García (MTZ), Yadir Orestes Mujica Díaz (MTZ), Dayán García Ortega (ART), Raúl González Isidoria (CAV), Jefferson Delgado Castañeda (MTZ) y Humberto Bravo Riquene (CMG).
外野手(7人): Frederich Cepeda Cruz (SSP), Roel Santos Martínez (GRA), Raico Santos Almeida (GRA), Alfredo Despaigne Rodríguez (GRA), Yadir Drake Domínguez (MTZ), Yosvani Peñalver Darcourt (IND) y Loidel Chapellí Zulueta (CMG).
投手(14人): Yunior Tur Pozo (SCU), Andy Amaury Rodríguez Valdés (IND), Yoen Socarrás Suárez (SSP), Yoanni Yera Montalvo (MTZ), Brian Anthony Chi Montoya (IND), Carlos Juan Viera Álvarez (LTU), Frank Madan Montejo (CMG), Yudiel Rodríguez León (LTU), Carlos Font Mustelier (SCU), Raidel Martínez Pérez (PRI), Lázaro Blanco Matos (GRA), Yariel Rodríguez Yordi (CMG), Liván Moinelo Pita (PRI) y Pavel Hernández Bruces (IND).
コーチスタッフ: Armando Jesús Ferrer Ruz (MTZ), Carlos Manuel Martí Santos (GRA), Ricardo Elaín Eizmendiz Domínguez (CNB), José Hernández Lezcano (CAV), Alexander Ramos Rabell (IJV), Raciel Sánchez Echevarría (PRI) y Jesús Salgado Sánchez (MTZ).
Béisbol cubano anuncia rumbo a Copa del Caribe y preolímpico
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=202197
2021年04月13日
キューバ 野球五輪予選にキューバ連盟傘下以外の選手も招集を検討
Radio Rebelde、2021年4月13日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
INDERのアリエル・サインス・ロドリゲス副会長はラジオ・レベルデに対して、野球は米国フロリダでの五輪予選において、他のリーグでプレーしていてキューバ連盟経由で契約していない選手たちを招集する可能性を検討している、と明らかにした。
サインス・ロドリゲス副会長は、ごく一部のポジションを強化するために適当ないくつかのケースが検討されているが、しかし優先事項は、われらのキューバリーグでプレーしている選手やわが国を経由して契約した選手である、と述べた。「複数の連盟が、ある特定の時期に個人の資格で契約し、現在はキューバを代表することを希望している選手たちに注目している。これをわれわれは厳格な管理で進めたいし、国内でプレーしている選手たちに活力を与えたい。」
副会長は、最近終了した第60期キューバ野球リーグでは、五輪予選で代表チームメンバーになりうる選手たちがたくさん活躍した、と述べた。「今回のリーグは野球選手たちの集団を成長させる可能性を与えてくれ、われわれは国際大会で多くのすぐれた選手たちを加えられるようになる」。
現在、海外リーグでキューバ連盟のもと契約している選手は127人いる。「大事なのはこのテーマにおいてこれまで得られた進歩に言及することである。ただ海外にいる選手たちの中で招集できるメンバーに焦点を当てていなければならないというだけでなく、いくつかのリーグにいる加入しうる選手たちにも注目しなければならない。トップレベルの大会に参加する選手が4種類の競技で38人ほどいる。」
INDER副会長は、この契約のテーマはきたる五輪周期において国にとってすぐれたスポーツ結果をもたらすに違いない、と述べた。「われわれは現在のことを考えているだけではなく、これらすべての選手たちがさまざまな多種目大会において国家代表チームに加わるときに成果をあげなければならない」。
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Ariel Sainz: “La prioridad es aumentar las contrataciones” (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/ariel-sainz-ldquo-la-prioridad-es-aumentar-las-contrataciones-rdquo-audio--20210413/
2021年04月05日
グランマの20歳ギジェルモ・ガルシア プレーオフMVPに選出 キューバ野球リーグ
若きギジェルモ・ガルシア、第60期キューバ野球リーグMVP
Radio Habana Cuba、2021年4月5日、PL
グランマの才能ある野球選手ギジェルモ・ガルシアが、キューバ野球リーグ決勝第6戦で優勝を決め、キューバ野球プレーオフの最高殊勲選手(MVP)に選ばれた。
プレンサ・ラティーナとの独占会見で、弱冠20歳のガルシア選手は、チームの優勝と自身の受賞への喜びを語った。「これまでの人生でもっとも大きなことだ。本当に感動している」、とガルシアは話した。
まだ短いキャリアの一塁手ガルシアは、今回のプレーオフでは指名打者の役割ではあったが、11試合で39打数19安打(打率.487)、17打点、12得点、3二塁打、4本塁打を記録し、チームが優勝を決めた決勝戦第6戦では、4打数4安打の猛打で締めくくった。
決勝戦の舞台となったサンクティ・スピリトゥスのホセ・アントニオ・ウエルガ球場での9回無死満塁の場面でバッターボックスに向かう前の心境を問われたガルシアは、そのカギは集中力だった、と述べた。
いいスイングをして、ボールを強くミートし、飛距離を出した、と語ったこの若き選手は、米国政府が協定を破棄する前にキューバが大リーグに提出した有望選手リストに含まれていた。
ガルシアは、あのときマイアミ・マーリンズやクリーブランド・インディアンスなどのチームが自身の働きに関心を持っていたと語ったが、「現在はそのことについては考えておらず、理想は野球選手として日々改善していくことだ」、と強調した。
今後の目標についてガルシアは、まず第一に「キューバ代表チームの一員になること」であり、それは「皆が望むことであり、その夢が叶うように心の準備をしている」、と説明した。
キューバTV ギジェルモ・ガルシアMVP受賞インタビュー(2021年4月5日)
Talento de 20 años elegido MVP de final del béisbol en Cuba
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/252922-talento-de-20-anos-elegido-mvp-de-final-del-beisbol-en-cuba
2021年04月04日
グランマ 3度目の優勝 マタンサスに4勝2敗 第60期キューバ野球リーグ
Radio Rebelde、2021年4月4日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
ホセ・A・ウエルガ球場でのキューバ野球リーグ決勝戦は、グランマチームがマタンサスチームに6対5でサヨナラ勝ちし、3回目の優勝を飾った。
20歳の若者ギジェルモ・ガルシアが、4打数4安打を放ち、そのうちの1本は9回裏にマタンサスをねじ伏せるサヨナラヒットとなる活躍を見せ、ふたたびヒーローとなった。
「この感動は言葉では表せない。私の短いキャリアのなかで非常に特別な瞬間だ。今回の勝利をわれわれのファン全員に、とりわけ私の恋人や家族、そして亡くなった母に捧げる。」
溌剌としたダイナミックなプレーを見せたロエル・サントスは、マタンサスの投手陣と守備陣を混乱させた。
「英雄的な試合だ。偉大なマタンサスチームを相手に1対5から逆転することはとても難しかった。若い選手たちが成長して王者の血統を守った。」
ライコ・サントスは、キューバ代表チーム選出に準備ができていることを示した。ライコにとって今回は2年連続の栄冠となる。というのも第59期ではマタンサスチームで王者になっているからである。
「大きな試合に勝利した。決して降参しなかった相手チームの選手たちを祝福する。彼らも偉大なチームであることを証明した。」
グランマチームの主将カルロス・ベニーテスにとって、今回の優勝はこれまでのどの優勝よりも味わい深いものとなった。というのは今回は補強無しの初めての優勝となったからだ。
「今回は最もうれしい。というのは補強無しでわれわれグランマの選手だけで勝ち取った優勝だからだ。ギジェルモ・ガルシアのような若い選手たちは、われわれの中で支えあって、優勝を目指す戦い方を知っていた。」
グランマ優勝のもう一人の立役者は、プレーオフで5勝をあげたスター投手ラサロ・ブランコだった。
「とんでもなくうれしい。というのはこれまでは補強を加えての二度の優勝だったからだ。今回はチーム全体の功績だ。キューバ野球での新たな王座をチームに導いてくれた指導部に感謝したい。」
感激をあらわにしたグランマのカルロス・マルティ監督は、選手たちへの賞賛を口にした。
「今回のようなプレーオフを体験したあとで、感動しないでいることはとても困難なことだ。心臓がばくばくしているよ。選手たちの活躍にはとても満足している。両チームとも素晴らしい戦いを見せたと思う。リードされているときでも、決してわがチームへの信頼は失わなかったし、逆転できることが常にわかっていた。」
決勝: 得点 安打 失策
マタンサス: 5 13 1
グランマ : 6 13 0
勝利投手:ジョエル・モヘーナ
敗戦投手:ヨエル・スアレス
本塁打:ロエル・サントス
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マタンサス対グランマ 決勝第6戦(2021年4月4日)
9回裏 ギジェルモ・ガルシアのサヨナラ安打
7回裏 ロエル・サントスの本塁打
ロエル・サントス インタビュー
Los Alazanes son los Campeones de Cuba (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/los-alazanes-son-los-campeones-de-cuba-20210404/
2021年03月31日
インドゥストゥリアレスの4選手 イタリアンリーグとメキシカンリーグで契約
(左より)イヒニオ・ベレス会長、リスバン・コレア
JIT、2021年3月31日
4人のキューバ人野球選手がきょう(3月31日)、イタリアとメキシコのプロリーグで活動するための契約に調印した。
キューバ野球連盟(FCB)のイヒニオ・ベレス会長立ち合いのもと、インドゥストゥリアレスのリスバン・コレア、エクトル・ポンセ、エディ・アベル・ガルシア、ウィルフレド・アローチェが文書に署名した。
コレア一塁手はメキシカンリーグのディアブロス・ロホスに加入し、ほかの同僚3選手はイタリアリーグで活動する。
調印に先立って、4選手は、INDERの国際関係局長ヒスレイディ・ソーサと、法務局長のラミーロ・ドミンゲスも同席した会合において、契約内容や関連の話題について、豊富な情報を受け取った。
コレアとエディ・アベルにとっては再度の契約となるが、エディ・アベルはイタリアリーグ2部から1部へ昇格し、パテルノ・レッド・ソックスで活動する。
アローチェ(パタルノ・レッド・ソックス)とポンセ(カリアリ)は、今回が海外リーグデビューとなり、それが自身のキャリアにとって追加のモチベーションとなっている、と語っている。
これらの選手の試合出場は、コロナ禍での隔離期間の必要性と、数日間の準備期間を確保したうえで、4月の半ばに予定されている。
ベレス会長は本紙に対して、著名なイタリアリーグに選手たちが復帰する意義を強調し、またメキシコの2つの主要リーグ(パシフィックリーグとメキシカンリーグ)に選手を送り込むという目的を認めた。
ベレス会長はまた、しっかり組織されたレベルの高いリーグにおいてキューバの野球選手の出場を増やすことが、INDERとFCBの優先事項である、と強調した。
この流れで、レイノサ・インダストリアル・リーグおよび、上述のメキシカン、イタリアン両リーグでの喫緊の新たな契約が伝えられた。
エディ・アベル・ガルシア
ウィルフレド・アローチェ
Peloteros capitalinos rumbo a Italia y México
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=200086
2021年03月25日
リスバン・コレア 今季キューバ野球リーグMVPに選出
(左より) 今季本塁打王のリスバン・コレア、最優秀先発投手のフランク・マダンとユディエル・ロドリゲス
JIT、2021年3月25日
リスバン・コレアが第60期キューバ野球リーグのレギュラーシーズンMVPに選出された。この発表があった記者会見では往年のホームラン打者アルマンド・カピローへの追悼もおこなわれた。
インドゥストゥリアレスの強打者コレアは、28本塁打でホームラン数トップに立ち、82得点や打率.320を記録するなどの好成績により、打撃ベストナインにも選ばれた。
リーグ当局はまた、右腕フランク・マダン(カマグエイ)と左腕ユディエル・ロドリゲス(ラス・トゥナス)が最優秀投手に選ばれ、ユニオル・トゥール(サンティアゴ・デ・クーバ)が最優秀救援投手に選ばれた、と発表した。
マルロン・ベガ(マヤベケ)が最優秀新人に選ばれ、またあらゆるレベルでの代表チームの中心選手として重要な時期に活躍したカピローへの追悼は、彼の生誕73年の数日後における特別な瞬間となった。
ベストナイン
打撃ベストナイン
捕手:ヨスバニ・アラルコン(ラス・トゥナス)
一塁:リスバン・コレア(インドゥストゥリアレス)
二塁:セサル・プリエト(シエンフエゴス)
遊撃:ルイス・ビセンテ・マテオ(シエンフエゴス)
三塁:パベル・ケサダ(シエンフエゴス)
外野:ヤスニエル・ゴンサーレス(マヤベケ)
外野:ヘイセル・セペダ(サンクティ・スピリトゥス)
外野:デニス・ラサ(マヤベケ)
指名打者:フレデリク・セペダ(サンクティ・スピリトゥス)
守備ベストナイン
捕手:アンドリィス・ペレス(マタンサス)
一塁:ダニエル・ペレス(シエンフエゴス)
二塁:セサル・プリエト(シエンフエゴス)
遊撃:ヨルダン・マンドゥレイ(オルギン)
三塁:ルイス・アンヘル・サンチェス(グアンタナモ)
左翼:ダイレル・ペニャ(ラス・トゥナス)
中堅:ヨアサン・ギジェン(インドゥストゥリアレス)
右翼:アンドレス・キアラ(ラス・トゥナス)
ユーティリティー:マグディエル・アルフレド・ゴメス(ビジャ・クララ)
投手:ホセ・パブロ・クエスタ・リンサイ(インドゥストゥリアレス)
総合ベストナイン
捕手:ヨスバニ・アラルコン(ラス・トゥナス)
一塁:ラファエル・ビニャーレス(ラス・トゥナス)
二塁:セサル・プリエト(シエンフエゴス)
遊撃:ルイス・V・マテオ(シエンフエゴス)
三塁:ジェフェルソン・デルガド(マタンサス)
左翼:ヤスニエル・ゴンサーレス(マヤベケ)
中堅:ヘイセル・セペダ(サンクティ・スピリトゥス)
右翼:デニス・ラサ(マヤベケ)
ユーティリティー:ホルヘ・E・アロマー(インドゥストゥリアレス)
キューバ野球内野ベストプレー集
Correa, el MVP de la 60 SNB
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=200043