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2017年01月19日

唯一無二の存在デスパイネ グランマ決勝第一試合に勝利

Alfredo Despaigne unico.jpg

Granma、2017年1月19日、Aliet Arzola Lima記者

デスパイネは唯一無二

アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)は、シエゴ・デ・アビラとグランマとのあいだでおこなわれていた決勝戦第一試合、それまでの打席で二度三振を喫していた。プレーオフでの通算打率も.150にも満たなかったが、10回表のたった一振りで、本拠地チームの息の根を止めた。延長における右翼席への本塁打は、非常に重要な一試合目の勝利を決める一打となり、決勝戦初出場のグランマを前進させた。地元チームのシエゴ・デ・アビラはほとんど勝利を手にしながら、残り6つのアウトというところで、8回表に追いつかれ、勝利を逃した。

「野球を決めるのは選手であって審判ではない。キューバの審判はストライクゾーンをとても広くとるし、かつ一定でない。だから8回の三振のときは少し憤慨した。次の打順ではそれまでのことはすべて忘れて、外れた、高めで外角の球を打った。」、とデスパイネは記者会見で語った。

シエゴ・デ・アビラのエース投手ブラディミール・ガルシア(Vladimir García)は、それまで許したのは1安打だけという完璧な投球をしていたが、我々が見たところ、すでに降板すべきだった。7回に疲れた兆候を見せたが、ロヘル・マチャド(Roger Machado)監督によれば、彼は続投を希望した。

それが大きな代償を払うことになったのは間違いない。グランマは攻撃をしかけ、まずヨルダン・マンドゥレイ(Yordan Manduley)がタイムリーを放ち、そのあと代わったリリーフのライデル・マルティネス(Raidel Martínez)に対してもカルロス・ベニテス(Carlos Benítez)が満塁から2点タイムリーをセンターに放ち、3対3の同点とした。

「ライデルはすぐれた投手だが、ラサが打席に入っていたときに、彼がストレートをたくさん投げていたことに注目した。それでミートしてセンターに打ち返すことだけを心がけた。」、とベニテスは試合後に語った。

グランマは自己初の決勝戦一試合目において冷静さを示した。特にカルロス・マルティ(Carlos Martí)監督は、2回に3点を失った先発のジョアルキス・クルース(Yoalkis Cruz)に多くの信頼を寄せた。

「先発投手は打たれない限りわれわれは投げさせたい。クルースはレベルの高い投手で、リリーフにつなげるまでにわれわれが必要としていたものをカバーしてくれた。」、とマルティは語った。一方、ラス・トゥナスからの補強選手クルースは、「生き残るために、引き分けにするという選択肢を残すよう集中した。」、とも語った。

同点とした時点で、グランマのマルティ監督は、スター投手ミゲル・ラエラ(Miguel Lahera)に賭けた。ラエラはその後の得点を許さず、デスパイネによって得られた勝ち越し点をしっかり守り抜いた。「接戦の試合では繊細に投げなければならない。計画通りに投げられ、勝利につなげられた。われわれにとって重要な初勝利だ。」、とアルテミサの投手は語った。

今週木曜日の第二試合目に向けて、両チームの監督は、ともに右腕のブラディミール・バーニョ(Vladimir Baños)とノエルビス・エンテンサ(Noelvis Entenza)を先発として予告した。



Despaigne es único
http://www.granma.cu/deportes/2017-01-19/despaigne-es-unico-19-01-2017-00-01-19



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2017年01月18日

グランマ初戦を制す 延長10回デスパイネの本塁打で決める

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グランマ、シエゴ・デ・アビラに4対3で延長勝ち、デスパイネが決勝本塁打

グランマは3点差を追う8回にカルロス・ベニテス(Carlos Benítez)のタイムリーヒットで同点とし、延長10回に主軸アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)が勝ち越し本塁打を放ち、シエゴ・デ・アビラを打ち破った。カルロス・マルティ(Carlos Martí)率いるグランマは、キューバリーグ決勝初戦を勝利で飾り、シエゴ・デ・アビラは本拠地での勝利を逃した。

グランマは2回に先発のジョアルキス・クルース(Yoalkis Cruz)が、オスバルド・バスケスのソロ本塁打などで3点を先取され、劣勢が続いたが、試合後半に追い上げ、それまで好投していたウラディミール・ガルシア(Vladimir García)から2点を返し、そのあとリリーフのライデル・マルティネス(Raidel Martínez)からも得点をあげ逆転した。ライデルは敗戦投手となった。

後半の3イニングを好投したミゲル・ラエラ(Miguel Lahera)が勝利投手となった。



Granma gana 4-3 a Ciego en extra innings, con jonrón decisivo de Despaigne
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/18/granma-gana-4-3-a-ciego-en-extra-innings-con-jonron-decisivo-de-despaigne/#.WIBEx9LhDIU



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2017年01月15日

グランマ 球団史上初の決勝進出決定 マタンサスにコールド勝ち キューバ野球リーグ準決勝最終戦

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ラサロ・ブランコ

Cubadebate、2017年1月15日

グランマはマタンサスに対して容赦せず、マタンサスの本拠地で彼らを12対2で打ち破り、キューバ野球リーグの決勝戦へ初の進出を決めた。グランマは打撃でその強さを支え、またスター選手ラサロ・ブランコ(Lázaro Blanco)は7イニングを投げきった。

カルロス・マルティ(Carlos Martí)率いるチームは、マタンサス有利との大方の予想をくつがえした。マタンサスは、レギュラーシーズンでは最多勝記録を達成したが、プレーオフではふたたび抑え込まれた。

すべては、マタンサスの左腕ジョアニス・ジェラ(Yoannis Yera)と、グランマの右腕ラサロ・ブランコ(Lázaro Blanco)との対決で始まった。両投手は3回まで相手チーム打撃陣を支配した。

4回にはいってグランマは、ロエル・サントス(Roel Santos)による左中間付近への二塁打のあと、ジュニオル・パウミエル(Yunior Paumier)によるタイムリーで先取点をあげ、試合の主導権を握った。その後、強打者アルフレド・デスパイネにも左翼前安打を打たれ、ジェラは降板となった。レギュラーシーズン13勝のジェラは、ビクトル・メサ監督の自分への信頼性の欠如に気づき、激怒してマウンドを降りた。

この1死一、二塁の状況でメサ監督は、リリーフの右腕フランク・メディーナをマウンドに送った。彼は次の2人の打者を問題なく打ち取り、監督の起用に応えた。

このグランマ有利の1対0という状況は、いかにプレーオフとリーグ制覇の可能性が逃げ去っていったかを見ていたホームチームのマタンサスに確かな恐れを感じさせた。マタンサスが今シーズン記録した90試合でのシーズン70勝という記録は、単純な逸話となってしまうだろうか。

それから大波乱が起きた。次の5回にグランマは打撃陣全員でマタンサスの投手陣に襲い掛かり、ヨエルキス・セスペデス(Yoelkis Céspedes)の満塁本塁打などにより、一挙10点をあげた。

この大量得点には、ロエル・サントス(Roel Santos)の内野安打、ジュニオル・パウミエル(Yunior Paumier)の犠打、デニス・ラサ(Dennis Laza)の2点タイムリー、マタンサスのユリスベル・グラシアル(Yurisbel Gracial)遊撃手の失策、さらにはマタンサスの投手陣による2四球と2死球、なども含まれた。

すべてが決定した。マタンサス市のビクトリア・ヒロン球場の観衆は立ち去りはじめた。すべてはグランマチームのベンチにおけるパーティーとなった。

それからはすべてが時間の問題となった。マタンサスは5回裏に1点、7回裏にも1点を返したが、グランマは7回の表にも1点を追加し、コールド勝ちの準備を整えた。

きょうの勝利は、ポストシーズンの二番手、ブランコ投手によって保証された。このグランマの右腕は、レギュラーシーズンで最高の打撃を誇ったチームに対して7回を投げ、2失点、3三振と抑えた。

勝者チームの打撃陣では、セスペデス(本塁打、4打点)、ラサ(単打、2打点)、サントス(2単打、1二塁打、1打点、2得点)、パウミエル(安打、2打点)らが最も活躍した。敗者チームには2安打以上の打者はひとりもいなかった。

グランマは決勝に進出するためには第六戦と第七戦に連勝しなければならない状態でビクトリア・デ・ヒロン球場にやってくるという劇的な状況のなかで、昨日9対6、きょうは12対2のコールド勝ちで、それを実現した。

ついにグランマはリーグ決勝戦でシエゴ・デ・アビラと七番勝負で対決することになった。

この対決は来週水曜日(1月18日)、2年連続(2015年、2016年)リーグ制覇中のシエゴ・デ・アビラの本拠地、ホセ・ラモン・セペロ球場で始まる。当日の先発は、シエゴ・デ・アビラがウラディミール・ガルシア(Vladimir García)、グランマがヨエルキス・クルース(Yoelkis Cruz)またはノエルビス・エンテンサ(Noelvis Entenza)と予想される。

Granma noquea 12-2 a Matanzas y avanza a la final por primera vez en su historia
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/15/granma-noquea-12-2-a-matanzas-y-avanza-a-la-final/#.WHw4R9LhDIU



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キューバと韓国、WBC親善試合で対決 2月25日・26日ソウルにて

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キューバと韓国、WBCにむけて親善試合で対決

野球のキューバ代表と韓国代表は2月25日と26日の両日、第六回WBC大会にむけての準備として親善試合をおこなう。WBC大会は韓国にて、3月6日に開始される。

この親善試合は、2015年9月にソウルに建設された最新の球場、高尺スカイ・ドームでおこなわれる。

韓国野球機構(KBO)は、韓国代表チームが2月25日と26日にキューバ代表チームと、そのあと2月28日にオーストラリアと親善試合をおこなう、と発表した。全試合とも現地時間午後2時(キューバ時間夜12時)に開始される。

この3カ国のチームはWBC大会の第二ラウンドに集結するが、韓国はイスラエル、オランダ、台湾とともにグループAに属する。

一方、キューバとオーストラリアは、日本や中国とともにグループBに属する。この各グループのそれぞれ上位2チームが東京でおこなわれる次のラウンドに進出する。

韓国はWBCではキューバと対戦したことがないが、最近では、2015年の第一回プレミア12の準々決勝でキューバを7対2で破り、キューバの準決勝進出を阻んでいる。

韓国は2006年の第一回WBCでは準決勝に進出し、2009年には日本に次ぎ準優勝を獲得している。2013年は第一ラウンドで敗退となった。

キューバは、2006年の第一回は決勝で日本に敗れ準優勝でスタートしたが、2009年と2013年は第二ラウンドで敗退した。

En enfrentarán Cuba y Corea en amistosos previos al Clásico Mundial de béisbol
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/15/en-enfrentaran-cuba-y-corea-en-amistosos-previos-al-clasico-mundial-de-beisbol/#.WHujYdLhDIU



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2017年01月14日

グランマのカルロス・マルティ監督 われわれにも勝機はある キューバ野球リーグ準決勝最終戦前インタビュー

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Trabajadores、2017年1月14日、 Joel García León記者

グランマのカルロス・マルティ(Carlos Martí)監督は、マタンサスとの準決勝第六戦での勝利後、ひとつひとつの質問に、満足そうに、落ち着いて、冷静に答えながら、明日日曜日の最終戦においては両チームともに同じく勝機がある、と断言した。

「いろんな予想がありうると思うが、私たちは第七戦に勝つ可能性を持っている。」、と1月15日に歴史をつくりうる監督は語った。1989年に同チームを率いて第三位という最良の結果をもたらしている監督は、今回のプレーオフでマタンサスに勝てば、そのときの結果を上回る準優勝以上という結果を達成することになる。

「きょうの第六戦はとても張り詰めた試合だった。マタンサスはなかなかチャンスを許さないチームだ。しかし私たちにはエンテンサ(Entenza)がおり、すぐれたリリーフのラエラ(Lahera)がおり、今夜本塁打を放ったギジェルモ・アビレース(Guillermo Avilés)がいた。これが試合を決定づけた。」、と述べた。

記者会見でグランマの監督は、第七戦の先発がラサロ・ブランコ(Lázaro Blanco)であることを確認した。またきょうの試合の7回にヨルダニス・サモン(Yordanis Samón)がベースではなく野手に向けてスライディングしたことについて、守備妨害を認めなかった審判の判断には不同意を示した。

きょうの勝利の立役者のひとり、ギジェルモ・アビレース(Guillermo Avilés)は、「きょうの試合で特別なことはなにもなかった。準備はいつもどおりだったし、相手投手をうまく攻略し、狙っているコースを打つことを心がけただけだ。最初はホンデルの直球、次はベタンコートの変化球を狙った。」、と説明した。

きょうの勝利のもうひとりの立役者、ノエルビス・エンテンサ(Noelvis Entenza)は、相手チームのマタンサスへのリスペクトを口にした。「自分の仕事をなすことだけに集中した。今夜はよい結果になるだろうと思っていたよ。試合前の準備もとてもうまくいっていたし、そのあとのウォーミングアップでもとてもよい状態だったから。打者ひとりひとりに集中して、結果が出せた。」

3月の第四回WBCへの参加意欲についてはこう答えた。「いつもどおり自分の仕事を続けていく。自分が召集されるなら歓迎だ。その決定は他の人たちがおこなうことだ。いま自分は加入しているチームで自分の仕事をうまくやることに集中している。」

敗者チーム監督ビクトル・メサ(Víctor Mesa)は、第六戦の6対9での敗戦のあと記者会見にも出席した。「守備で失敗した。明日もまた失敗したらもう一度負けるだろう。わがチームは左翼の守備に問題がある。ユリスベル・グラシアル(Yurisbel Gracial)が捻挫して欠場しており、プレーすることができなかった。」

「もう一試合というのは骨がおれるが、成し遂げなければならない。一番の批判は、ジョンデル・マルティネス(Jonder Martínez)とダニー・ベタンコート(Danny Betancourt )をフランク・カミロ(Frank Camilo)捕手のところで左腕アビレース(Avilés)に変えなかったという点で、さらには三塁へのフライに対するエラーもあった。」

明日の予定についてはこう締めくくった。「ジョアニ・ジェラ(Yoanni Yera)が先発だ。ラサロ・ブランコ(Lázaro Blanco)を打ち崩せたら勝機が出てくるだろう。ラインアップを変えるかもしれないが、まだ決めてはいない」。

“Tenemos posibilidades de ganar el séptimo juego”, Carlos Martí
http://www.trabajadores.cu/20170114/tenemos-posibilidades-ganar-septimo-juego-carlos-marti/



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グランマ、マタンサスとの第六戦に勝利 勝負は最終戦へ

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グランマ、マタンサスを9対6で破り、勝負は第七戦へ

グランマは、ノエルビル・エンテンサ(Noelvis Entenza)の好投と、ギジェルモ・アビレース(Guillermo Avilés)の二本塁打により、マタンサスを9対6で破った。両チームは明日、キューバ野球リーグのプレーオフ準決勝の第七戦を戦う。

(中略)

アビレース選手は、1単打、2本塁打、5打点、2得点を記録し、この試合のMVPを獲得した。エンテンサは今季ポストシーズン2勝目を記録した。

両チームは明日の14時に同球場で再度対戦する。

第七戦の先発は、グランマがラサロ・ブランコ( Lázaro Blanco)、マタンサスがジョアニ・ジェラ(Yoanni Yera)と予想されるが、マタンサスのビクトル・メサ監督は、第一戦と第五戦に先発した左腕フランク・モンティエス(Frank Montieth)を起用する可能性もある。

グランマはここまで、第一戦(9対3)、第三戦(11対3)、第六戦(9対6)で勝利し、一方マタンサスは第二戦(2対1)、第四戦(13対3)、第五戦(13対3)で勝利している。第七戦の勝利チームがキューバ野球リーグ決勝への出場権を獲得する。

昨季王者のシエゴ・デ・アビラはビジャ・クララとのプレーオフ準決勝を第六戦で勝負を決め、決勝での対戦相手を待ち構えている。



Granma derrota a Matanzas 9×6 y habrá séptimo juego
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/14/granma-derrota-a-matanzas-9x6-y-habra-septimo-juego-box-score/#.WHuPdNLhDIX



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2017年01月12日

フランク・カミロ・モレホン インタビュー 〜 フランク・カミロとの9イニング

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Granma、2017年1月12日、Aliet Arzola Lima記者

フランク・カミロとの9イニング

ほんの数年前、フランク・カミロ・モレホン(Frank Camilo Morejón、1986年1月25日生)は、インドゥストリアレスの2番手か3番手の捕手であり、キャリアのない若者であった。

しかし時がたち、このインドゥストリアレスの選手(父はシエンフエゴス出身、母はオルギン出身)は、国を代表する捕手の一人にまで成長し、キューバ代表チームのメンバーになり、2009年にはインドゥストリアレスで国内リーグを制覇、ハバナにおける捕手の絶対的リーダーとなった。その彼がカナダのインターカウンティー・リーグでキッチナー・パンサーズと契約していたとき、ハバナでは彼の不在に不満が高まった。

投手陣の操作に長けており、投球に変化をつけるときは顕著で、力があり、確かな肩をもち、エネルギーを持続する。これらはすべてフランク・カミロを他と分ける特徴である。

30歳のとき、彼はそれまでインドゥストリアレス以外のユニフォームを着たことがなかったが、ハビエル・メンデス率いるインドゥストリアレスのプレーオフ進出がなくなったあと、グランマのカルロス・マルティ(Carlos Martí)監督からさらなる守備の強化のために捕手の仕事を求められた。

「カリビアン・シリーズではピナール・デル・リオやシエゴ・デ・アビラとプレーをしたが、国内シリーズではいつもインドゥストリアレスでプレーしていた。でも強化選手として活動することはとてもすばらしい経験だ。ダイナミックさを知り、他のチームの内部状況を知ることができ、レベルを上げ、野球を考える力を養うことができる。さらにその仕事をうまくできれば、満足感は大きなものになる。なぜなら、自分の力を信用して求めてきてくれたチームを手助けできるのだから。」

これまで、グランマは彼の加入において問題には出くわしておらず、これまでの弱点であった守備力と投手力のレベルアップが今季は顕著であり、攻撃力に頼る試合スタイルも変わっていない。

「グランマがその強力な打撃を特徴としてきたのは確かなことだが、すぐれた投手もこれまでいた。私が加入したときには、シーロ・シルビノ(Ciro Silvino)やゲバラ・ラモス(Guevara Ramos)、ミサエル・ロペス(Misael López)、ラ・"ピストーラ"・ベガ(la “Pistola” Vega)たちがいた。いつも監督たちに聞かされていて、あとで自分でも確認できたことなんだが、問題は、戦術の考え方における、さまざまなプレーのやり方にあったんだ。というのはグラウンドでやるべきプレーを早めたり、やらなかったりしていたんだ。」、とモレホンは語った。

ユーティリティーの価値

フランク・カミロ・モレホンは、生まれついての強打者ではなかった。青少年時代に打撃の才能を見せてはいたが、その力は、上部レベルへの移行期の間は得られなかった。ホームプレートで有効に機能する野球選手として評価されるには、ほかの武器を開拓する必要があった。

「インドゥストリアレスで私は強打者ではない。あのラインアップには、グランマでも同様だが、私などをはるかに超える攻撃力を持った名高い選手たちがたくさんいる。しかし、1打点や1犠打でチームを助けるという意味では、私の数字は悪いものではない。」

「カナダから戻ってきたとき、プレーを再開するために必要な休養がとれなかったし、かといって、再加入するために十分なトレーニングもとれなかった。私は不安で少しまいっていた。」

「それから私はウェイトトレーニングとランニングによるハードなトレーニングに専念した。身体的準備はとても確固としたものになり、それでしっかりしたミートもできるようになった。ホームでの忍耐力についても助言してくれたカルロス・マルティ監督は、投球のよりよい選択についても私とよく話してくれた。」、とモレホンは語った。

国内リーグの活動に再度加わったフランク・カミロは、グランマにとって不可欠の捕手となった。プレーオフでも手に負えない打棒をふるい(18打数6安打、2二塁打、1本塁打)、そのそのユーティリティと献身性を証明した。

「私はいまインドゥストリアレスにいたときと同じようにプレーしている。戦いながら、意欲を伝え、インドゥストリアレスの選手の特徴であるダイナミックで知的なプレーを見せるよう努めている。国内外で王者経験のあるデスパイネを除いて、ほかのグランマの若い選手たちはまだそういう経験をしていない。」

「しかし、カルロス・マルティ監督の経験と、王者の精神性を持つわれわれにブレーキをかけるのはとても難しいだろうと私は思う。」

Nueve innings con Frank Camilo
http://www.granma.cu/deportes/2017-01-12/nueve-innings-con-frank-camilo-12-01-2017-23-01-08



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2017年01月11日

ヨスバニ・アラルコン インタビュー 2017年はもっとよい年になる

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Trabajadores、2017年1月11日、Orlando Cruz記者

ヨスバニ・アラルコン:2017年はもっと良い年になるだろう

キューバ野球最高の捕手、ヨスバニ・アラルコン・タルディオ(Yosvani Alarcón Tardío)は、シーズン中に起こしたマタンサスのアレクサンデル・ロドリゲス(Alexander Rodríguez)投手への暴行に対して課せられた1年の出場停止処分が終わるのを待ちながら、フリオ・アントニオ・メジャ球場とスポーツジムでトレーニングを続けている。

「処分はとてもつらいが、くじけてはいない。だから毎日、マインドをセットして、トレーニングしにグランドに向かっている。2017年はもっとよい年になるだろう。」

− でも、2016年はうまく進んでたんでしょうか?

「年初めの昨シーズン終了時にはコンディションは完璧だった。ラス・トゥナスといい状態でシーズンを終えたし、今季はすでに本塁打を6本打っていた。シーズンが開始したときから、カリビアン・シリーズと第四回WBCを想定していた。」

− ファンや、マスメディアからも多くの支援を受け取って、どんなお気持ちですか?

「とてもうれしい。前進するための大きな力を私に与えてくれる。でもときどきとても申し訳なくなる。というのは私のキャリアをどれだけフォローしてくれているか、また彼らを裏切ってしまったことを痛感するから。私がやったことは重大な間違いだった。後悔しているし、早くお返しをしたい。出場できるようになったら、全国で私を愛してくれている人たちや、ラス・トゥナスの人たちのために、通常以上の力を発揮したい。」

− あなたが離脱したためにラス・トゥナスは第二ラウンドに進出できなかった、と考えている人たちがたくさんいます。

「確かに、チームは私の離脱後に少し不安定になった。私は主将だから、いつも若い選手たちと話すように心がけているが、彼らは勝ち抜く力を持っていたはずだった。私はプレーしなかったが、でもいつも彼らを手助けしていた。試合会場にもすべて私はかけつけたが、最終的に彼らは達成できなかった。これが野球というものだ。」

− 処分はあなたが国際イベントでキューバ代表に参加することも認めていません。現状あなたは何に向けてトレーニングしていますか?

「1月21日にはじまる県シリーズでホバーボ(Jobabo)のチームでプレーするために準備している。このチームは私の人生そのもので、私が野球をはじめたときに私を迎え入れてくれた最初のチームなんだ。そこで私は成長していったんだ。」

Yosvani Alarcón: “el 2017 será mucho mejor”
http://www.trabajadores.cu/20170111/yosvani-alarcon-2017-sera-mucho-mejor/



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シエゴ・デ・アビラ、3年連続の決勝進出決定 ビジャ・クララに4勝2敗

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プレーオフ : シエゴ・デ・アビラ、ビジャ・クララを9対3で破り3年連続決勝進出

シエゴ・デ・アビラがビジャ・クララを9対3で破り、キューバ野球リーグ決勝へ3年連続の進出を決めた。昨季王者のシエゴ・デ・アビラは、準決勝七番勝負で、第一戦(10対4)、第二戦(9対6)、第五戦(8対1)、第六戦(9対3)を勝利し、通算4勝2敗とした。

ロヘル・マチャド(Roger Machado)によって選ばれた補強選手が今回のビジャ・クララとのプレーオフの勝負を決める第六戦の鍵となった。イスラ・デ・フベントゥのダイニエル・ガルベス(Dainier Gálvez)と、グアンタナモのフリオ・パブロ・マルティネス(Julio Pablo Martínez)が本塁打を放ち、一方、ピナール・デル・リオのブラディミール・バーニョ(Bladimir Baños)とライデル・マルティネス(Raidel Martínez)が1失点のみに抑えた。サンティアゴ・デ・クーバのエディルセ・シルバ(Edilse Silva)も4打数3安打2打点と活躍した。

シエゴ・デ・アビラは本拠地ホセ・ラモン・セペロ球場での今回の試合を終始リードした。4回表には、ビジャ・クララが2点をあげ、この時点で4対2となった。しかし、昨季王者チームは、その同じ4回の裏に、さらに4点を加え引き離し、早い段階で試合を決めた。

その後6回にも1点を加え、相手のビジャ・クララも7回に1点を返した。

ビジャ・クララは、こちらもピナール・デル・リオからの補強選手ヨスバニ・トーレス(Yosvani Torres)が先発したが、1回と
2/3を投げ3得点を許し、同僚のバーニョスとの対決に敗れた。ヨスバニは自身の通算記録100勝を達成することなく第56期シーズンを終えた。

シエゴ・デ・アビラは初回にダイニエル・ガルベス(Dainier Gálvez)二塁手のソロ本塁打で口火を切った。ガルベス選手はロヘル・マチャド(Roger Machado)監督によって選ばれた補強選手の一人である。「私はリーグ制覇をする手助けのためにここに来た」、とガルベスは話した。

二回にもシエゴ・デ・アビラは、ヨレビス・チャルレス(Yorelvis Charles)の単打と、ラウル・ゴンサーレス(Raúl González)の二塁打で、二点を追加した。

三回も昨季王者の攻撃は続き、エディルセ・シルバ(Edilse Silva)のタイムリーでフリオ・パブロ・マルティネス(Julio Pablo Martínez)が二塁から生還し、4対0とした。

その後ビジャ・クララも反撃を開始した。4回表に2点を返し、相手チームの先発右腕ブラディミール・バーニョス(Bladimir Baños)に

しかし、シエゴ・デ・アビラはその同じ回の裏に、ヨルビス・フィス(Yoelvis Fiss)が右中間に2点タイムリーを放つなど計4点を加え、さらに差を広げた。

6回裏にも、フリオ・パブロ・マルティネス(Julio Pablo Martínez)は右翼席頭上にとびこむ大きなソロ本塁打を放った。

マチャドは、6回まででバーニョスを降板させ、ビジャ・クララはリリーフのライデル・マルティネス(Raidel Martínez)からこの回1点を奪った。しかしそれ以降はこの23歳の右腕投手は8回、9回を抑えた。

バーニョスは、6イニング、118球を投げ、4安打、2得点、5三振、2四球という投球で、チームの勝利を確実にした。

勝者チームの打撃陣では、ガルベス(単打、本塁打、1打点、2得点)、フリオ・パブロ(本塁打、1打点、3得点)、シルバ(3単打、2打点)、フィス(4打数3安打、2打点)らが活躍し、一方、敗者チームではアレクサンデル・アヤラとノレル・ゴンサーレスの2選手が2安打以上を放った。

ロヘル・マチャド(Roger Machado)監督のもと国内リーグを3回(2012年、2015年、2016年)制覇しているシエゴ・デ・アビラは、3年連続リーグ制覇を目指し、現在マタンサスとグランマで争われているもうひとつの準決勝の勝者チームを待つことになった。ここまでマタンサスが3勝2敗としている。



Play Off: Ciego de Ávila vence 9-3 a Villa Clara y llega a su tercera final consecutiva
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/11/play-off-ciego-de-avila-vence-9-3-a-villa-clara-y-es-el-primer-clasificado-para-la-final/#.WHhxJdLhDIU



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2017年01月09日

セペダ・インタビュー 第五戦が決定的に重要だ

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Vanguardia、2017年1月9日、Mayli Estévez Pérez記者

セペダ「第五戦が非常に決定的だ」

ビジャ・クララは贅沢なことにフレデリク・セペダを4番打者としてかかえている。2勝2敗のタイとなった準決勝において、その打撃は第五戦でも生きてくるだろう。

サンクティ・スピリトゥスのフレデリク・セペダはポストシーズンでの最高通算打率.362の記録を持つキューバ野球選手であり、現在はビジャ・クララの4番打者である。シエゴ・デ・アビラとの第三戦以外、この経験豊かな選手は相手投手から安打を続けている。

「これが野球というものだ。ある日はよくて、また別の日は普通。プレーの状態とは別に、つねに失敗しうるし、逆に打てるときもある。重要なことはコンスタントに打つことで、エラーを最小限にしていくことだ。きょうはもう試合が終わり、私たちが勝てて満足している。自分自身も2安打を打ててチームの助けになれたことで満足している。いまは準決勝の第五戦のことを考えなければならない。第五戦はとても重要だ。」、と準決勝を2勝2敗のタイに持ち込んだ試合の終了時に背番号24の選手は語った。

- まるであなたはプレー中断の期間がなかったみたいですね。

「(笑)そう言われる。でも私はつねにトレーニングしてきているし、準備している。実際この1年はとても困難だった。負傷があり、手術があり、回復があり、これまでつねに身体を動かすことを心がけてきた。もし足が動かないなら手を動かす。つねに準備できた状態を維持するようにしてきた。そしていま高度治療の機会を持ったし、常に身体的フォーム、とくに攻撃力を維持するようトレーニングしてきた。ここまでうまく進んできている。」

セペダには、彼の愛するサンクティ・スピリトゥス球団とのリーグでのよい思い出がない。実際、2002年にオスカル・ヒル(Oscar Gil)から三振を奪われ、オルギンに王座を与えたことは重くのしかかっている。しかしいま、これらの悪い思いを消しさり、別の歴史を持つビジャ・クララとともに集中すべきときだと彼は考えている。

「私はこのプレーオフに参加できて、これまで県や国に大きな栄光を与えてきているこのチームでその感覚を味わえていることだけでも感謝している。ひじょうに満足している。サンクティ・スピリトゥスのひとたちがビジャ・クララを応援しにいくことも期待している。私たちはおなじ中部地域にいるし、私はそこでプレーしている。集中を維持しなければならない。シエゴはすぐれたチームであり続け、リーグ王者であり続けるのだから。私たちはひじょうに厳しい課題を抱えているが、それは不可能ではない。きょうの試合が決定的に重要だ。」

Cepeda: ≪El quinto juego es muy decisivo≫
http://www.vanguardia.cu/deporte/8089-cepeda-el-quinto-juego-es-muy-decisivo



posted by vivacuba at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
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