2017年01月26日
古田敦也、キューバを訪問
JIT、2017年1月26日、Tony Díaz Susavila記者
古田敦也、キューバを訪問
日本プロ野球の殿堂入り選手、古田敦也が1月31日から3月3日*にかけてキューバの首都ハバナを訪問する。野球クリニックの開催、キューバの名スポーツ選手との会談、記者会見などをおこなう。キューバ野球連盟が発表した。
(*ブログ主注:たぶん2月3日の間違いだと思うんだが・・・)
ヤクルト・スワローズの元捕手で、チームの象徴的存在である古田は、ラティーノアメリカーノ球場での、「日本プロ野球に特異な構造と、その米大リーグとの関係」と題した会議で、その滞在をスタートさせる。
また、スポーツ研究センターや、反ドーピング研究所などの関連施設を訪問する。
その他の主な活動としては、フェリックス・エルムサ社会サークルの子どもたちとの交流や、2月2日のラティーノアメリカーノ球場・アドルフォ・ラケ・サロンでの記者会見などがある。
古田は現役時代18年間プレーし、打率.294、2097安打、217本塁打、1003得点、1009打点、長打率.442、という通算成績を残した。
シーズンMVPを二度(1993年、1997年)、日本シリーズMVPを二度(1997年、2001年)、オールスターMVPを二度(1991年第一試合、1992年第二試合)、獲得している。
ゴールデングローブ賞は10回、月間MVPは4回、ベストナインは9回選ばれており、また、野球が公開競技としておこなわれたソウル五輪での準優勝チームメンバーでもある。
Atsuya Furuta visitará Cuba
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39989
ビクトル・フィゲロア、マタンサスの新監督に決定
JIT、2017年1月26日、Tony Díaz Susavila記者
ビクトル・フィゲロア、マタンサスの新監督に決定
ビクトル・フィゲロアがきょう(1月26日)、来季のマタンサス新監督に決定した。
当地マタンサス地区のスポーツ責任者、ホセ・ルイス・ガンダラ(José Luis Gándara)は本紙に対しその指名を認め、来季2017-2018シーズンには、元捕手のフアン・マンリケ(Juan Manrique)と、元内野手のアレクシス・ガーロ(Alexis Garro)が参加すると述べた。
この指名時点でフィゲロアは、県の野球アカデミー指揮をとっていた。
フィゲロアは、もっともすぐれたキューバ人トレーナーとみなされており、メキシコその他の国々のプロチームと協働している。
ガーロは過去のシーズンにおいてマタンサスの首脳陣のひとりとしてビクトル・メサとともに働いていた。マンリケは海外でトレーナーとして働いていた。
メサについては、マタンサスを6年間率い、準優勝2回、三位4回を獲得したあと、その役目を終えることは特筆すべきことだ。
「このチームには仕事を続けられる若くて準備された選手がいるが、もう私が彼らを見る7回目のチャンスはない。私はもう60歳だし、休養しようと思う。今後は観客席から彼らを見るよ」、とメサは話した。
国内リーグの順位表で最下位だったチームを率い、6シーズンで3位争いや、タイトル争いまでする位置にひきあげた背番号32の業績は、すべての野球ファンが認めるところである。
ただ、1970年代、80年代、90年代に、シトリクルトーレスやエネケネーロスを率いて、フアン・ブレヒオ(Juan Bregio)、 トマス・ソト(Tomás Soto)、ヘラルド・"シレ"・フンコ(Gerardo “Sile” Junco)らが達成したリーグ制覇の偉業に並ぶことは未完のままとなった。
Víctor Figueroa, nuevo mánager de Matanzas
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39990
続きを読む...
WBCキューバ代表監督、カルロス・マルティに決定 セペダ、アラルコン代表候補選手入り
WBCキューバ代表監督はカルロス・マルティに決定
シエゴ・デ・アビラを4タテで破り、今季のキューバ国内リーグを制覇したばかりのベテラン監督カルロス・マルティ(Carlos Martí)は、3月に開催されるWBCに出場するキューバ代表チームを率いる。ラティーノアメリカーノ球場での会合で発表された。
現在67歳のマルティ監督は、このWBC大会に先立ち、2月の第一週にメキシコのクリアカンで開催されるカリビアン・シリーズでも、グランマ代表チームの指揮をつとめる。
このクラブチームの地域イベントについて、マルティ監督は、先発陣のラサロ・ブランコ(Lázaro Blanco)、フレディ・アシエル・アルバレス(Freddy Asiel Álvarez)、ブラディミール・ガルシア(Vladimir García)、ブラディミール・バーニョス(Vladimir Baños)らにかかっている、と話し、ウィリアム・サアベドラ(William Saavedra)についてはラインアップのなかでアルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)をカバーする可能性を評価したと語った。
「フリオ・パブロ・マルティネス(Julio Pablo Martínez)については今回除外することに決定した。ロエル・サントス(Roel Santos)という彼ととても似たタイプの選手がすでにいるからだ。」、と話した。
ここ10年間で最も傑出した国際的キューバ人選手であるフレデリク・セペダ(Frederich Cepeda)の選外について質問されたマルティ監督は、「これは複数箇所の負傷によるもので、まだすべて回復してはいないようだ。しかし、それは将来の彼の招集を否定するものではない。」、と述べた。
まさにセペダは今回、他の9選手とともに、WBCの代表候補選手50人のなかに加わった。ほかに今回加わった選手は、ヨスバニ・アラルコン(Yosvani Alarcón)、ダイニエル・ガルベス(Dainier Gálvez)、カルロス・ベニテス(Carlos Benítez)、ヨルダン・マンドゥレイ(Yordan Manduley)、ロエル・サントス(Roel Santos)、レオナルド・ウルヘジェス(Leonardo Urgellés)、フランス・ルイス・メディーナ(Frank Luis Medina)、ノエルビス・エンテンサ(Noelvis Entenza)、ダチェル・ドゥケンス(Dachel Duquesne)、である。
彼らと入れ替わりで候補からはずされたのが、王者チームのメンバーであるユレクシス・ラ・ローサ(Yulexis La Rosa)(負傷)をはじめ、ラファエル・ビニャーレス(Rafael Viñales)、ヤシエル・サントーヤ(Yasiel Santoya)、アレクサンデル・マジェタ(Alexander Malleta)、ノレル・ゴンサーレス(Norel González)、アニバル・メディーナ(Aníbal Medina)、アレクシス・リエラ(Alexis Riera)、アレクサンデル・ロドリゲス(Alexander Rodríguez)、ダニー・アギレラ(Dany Aguilera)、ヨアンドリ・ルイス(Yoandry Ruiz)、の10選手である。
全国野球執行部のヨスバニ・アラゴン(Yosvani Aragón)委員長代理は、アラルコンについて、「懲戒を見直す権利が行使され、一連の分析の結果、処分期間が半分に短縮された。そのため、このラス・トゥナスの捕手は、重要な国際大会に選ばれることが可能になった」、と発表した。
元サンクティ・スピリトゥスの投手であるアラゴン氏はまた、WBCに向けての強化試合を11試合おこなうことを発表した。台北と4試合、韓国と4試合、日本と3試合である。2月6日には、28選手で構成された代表メンバーリストが発表される。
最後に、エルネスト・デル・リスコ(Ernesto del Risco)と、レオネル・ガルシア(Leonel García)は、カリビアン・シリーズの代表審判として参加することが発表された。
WBC代表候補メンバー(最新版)
捕手4人:
Frank Camilo Morejón, Ariel Martínez, Osvaldo Vázquez, Yosvani Alarcón,
内野手14人:
William Savedra, Guillermo Avilés, Yordanis Samón, Juan Carlos Torriente, Dainier Gálvez, Carlos Benítez, Yurisbel Gracial, Jefferson Delgado, Yeniet Pérez, Raúl González, Yunior Paumier, Yorbis Borroto, Alexander Ayala, Yordan Manduley,
外野手9人:
Edilse Silva, Alfredo Despaigne, Frederich Cepeda, Julio Pablo Martínez, Víctor Víctor Mesa, Dennis Laza, Roel Santos, Yoelkis Céspedes, Leonardo Urgellés,
投手23人:
Freddy Asiel Álvarez, Yosvani Torres, Yoanni Yera, Vladimir García, Lázaro Blanco, Jonder Martínez, Vladimir Baños, Alaín Sánchez, Yoalkys Cruz, Robelio Carrillo, Raidel Martínez, Erlis Casanova, José Ramón Rodríguez, Leandro Martínez, Leomil González, Miguel Lahera, Liván Moinelo, Frank Luis Medina, José Ángel García, César García, Yasmani Hernández, Noelvis Entenza, Dachel Duquesne.
県チーム別
Granma8人、Pinar del Río7人、Matanzas7人、Ciego de Ávila6人、Villa Clara5人、La Habana3人、Artemisa2人、Isla de la Juventud2人、Camagüey2人、Las Tunas2人、Holguín2人、Mayabeque1人、Sancti Spíritus1人、Santiago de Cuba1人、Guantánamo1人
Carlos Martí dirigirá equipo Cuba en Clásico Mundial de Béisbol
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/26/carlos-marti-dirigira-equipo-cuba-en-clasico-mundial-de-beisbol/#.WIrB7tLhDIU
タグ:Yosvani Alarcón granma Leonardo Urgellés Vladimir Baños Freddy Asiel Alvarez Dachel Duquesne Alfredo Despaigne Lázaro Blanco frederich cepeda Vladimir García Carlos Martí Frank Luis Medina Dainier Gálvez Yordan Manduley Carlos Benítez Noelvis Entenza Clásico Mundial WBC Clásico Mundial de béisbol SNB William Saavedra roel santos Julio Pablo Martínez Serie del Caribe
2017年01月24日
カリビアン・シリーズのキューバ代表メンバー28選手発表
JIT、2017年1月24日
カリビアン・シリーズ出場のグランマチーム代表メンバー発表
全国野球執行部はきょう(1月24日)、メキシコのクリアカン(Culiacán)で2月に開催されるカリビアン・シリーズでキューバを代表するグランマチームのメンバー28選手を発表した。
このメンバーリストは、国内シリーズ終了に引き続きおこなわれた技術分析後の今週火曜日に、公式発表された。
今週木曜日(1月25日)には、ラティーノアメリカーノ球場のアドルフォ・ルケ・サロンで記者会見がおこなわれ、その前日にハバナに到着するカルロス・マルティ(Carlos Martí)監督が詳細を発表する。
同大会でのコーチ・スタッフについても同日発表される。また、3月のWBCでのキューバの出場に関しても具体化される。
アラサーネス・デ・グランマ
捕手 (2名): Frank Camilo Morejón 、Osvaldo Vázquez.
一塁手 (2名): Guillermo Avilés 、William Saavedra.
二塁手 (2名): Carlos Benítez 、Yunior Paumier.
三塁手 (2名): Lázaro Cedeño 、Osvaldo Abreu.
遊撃手 (3名): Yuslán Milán、Alexander Ayala 、Yordan Manduley.
外野手 (5名): Alfredo Despaigne、Roel Santos、Yoelkys Céspedes、Denis Laza、Víctor Víctor Mesa.
投手 (12名): Lázaro Blanco、Leandro Martínez、Yanier González、César García、Miguel Lahera、Freddy Asiel Álvarez、Vladimir García、Liván Moinelo、José A. García、Vladimir Baños、Noelvis Entenza 、Yoalkys Cruz.
監督: Carlos Martí.
!Ya se conocen los Alazanes!
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39976
2017年01月23日
デスパイネ・インタビュー グランマでのリーグ制覇はキャリア最大の出来事
La Demajagua、2017年1月23日、Yasel Toledo Garnache記者
デスパイネ : グランマでのリーグ制覇は私のキャリアで最大の出来事だ
アルフレド・デスパイネ・ロドリゲス(Alfredo Despaigne Rodríguez)は、ここ3年間は日本のプロ野球リーグでプレーし、キューバ・リーグ最高の打者と目されているが、きょう(1月23日)当地バヤモで、「グランマでのリーグ制覇は、私のスポーツ・キャリアで最大の出来事だ」、と語った。
シエゴ・デ・アビラを4連勝で下しリーグ制覇を果たしたあと、ACN(キューバ・ニュース協会)の取材に対し、「2004年に入団したグランマでの今回のキューバ・リーグ制覇の喜びは、国内シリーズや国際大会での本塁打王や海外リーグでの成功とは、比べものにならないほど大きい」、と表現した。
「一次ラウンドの首位で誰もが優勝候補とみなしていたマタンサスを準決勝で下したとき、リーグ制覇の可能性により多きな確信を持った。チームの士気は120%までに増え、ホセ・ラモン・セペロ球場でのビジターとしての対戦でシエゴ・デ・アビラに2連勝したときにさらにその確信は大きくなった」、と述べた。
また、メキシコで2月1日から2月7日まで開催されるカリビアン・シリーズでのキューバ代表として最大の力を尽くす、と付け加えた。
2012年にシーズン36本塁打というキューバ国内リーグ記録をつくったデスパイネ・ロドリゲスは、来季に向けて日本の球団との新たな契約に来週署名すると述べたが、その球団名は明確にしなかった。
なお、その日本の球団に加わるのは、WBCへのキューバ代表としての参加後の3月になる、と話した。
現在30歳のこの強打者は、最近終了したプレーオフにおいて20四球を獲得し(プレーオフ記録)、3本塁打を放った。このうちの1本は、シエゴとの決勝戦第一試合の延長10回に試合を決める一発となった。
2016年は日本リーグでの最良の年となった。80得点以上をかせぎ、打点は90点以上、本塁打は26本(プレーオフでの2本を含む)で、日本リーグでのシーズン自己最高の成績を残した。
その前にはキューバ・リーグに11試合参加し、打率.238という成績を残している。
グランマのカルロス・マルティ・サントス監督は幾度と無く、アスリートとして、またグランマのチーム・リーダーとしてのデスパイネの力について、常に最大限の力を発揮してプレーし試合を決定付ける彼は同僚たちの良い手本である、と評価している。
グランマは、シエゴ・デ・アビラとの決勝戦で、4対3、3対2、10対1、3対2と、4連勝した。
Despaigne: Ser campeón con Granma es lo más grande de mi carrera
http://lademajagua.cu/despaigne-ser-campeon-con-granma-es-lo-mas-grande-de-mi-carrera/
2017年01月22日
グランマ、4連勝で球団史上初のリーグ制覇
グランマ、キューバ野球リーグ初制覇
グランマは、第56期シリーズの決勝戦第四試合で、シエゴ・デ・アビラを3対2で破り、球団史上初のキューバ野球リーグ制覇を達成した。
試合はシエゴ・デ・アビラが4回に2点を先取し、2対0と主導権を握った。しかしグランマは、マルティーレス・デ・バルバードス球場をふたたび満員とした熱狂的なファンに支えられながら、7回に同点に追いつき、8回にはギジェルモ・アビレース(Guillermo Avilés)の犠飛によりアルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)がホームに返り、王座を手中にする勝ち越し点をあげた。
勝利投手はリリーフのミゲル・ラエラ(Miguel Lahera)。一方、キューバ野球の通算セーブ記録を持つホセ・アンヘル・ガルシア(José Ángel García)は、決勝点となった3点目を奪われ、敗戦投手となった。
Granma se corona por primera vez campeón de la Serie Nacional
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/22/granma-se-corona-por-primera-vez-campeon-de-la-serie-nacional/#.WIU629LhDIU
2017年01月21日
グランマ3連勝、リーグ初制覇まであと1勝
グランマ、シエゴ・デ・アビラに10対1で圧勝 王座まであと1勝
ギジェルモ・アビレース(Guillermo Avilés)の満塁本塁打と、先発ラサロ・ブランコ(Lázaro Blanco)の好投が、キューバ野球リーグプレーオフ決勝におけるシエゴ・デ・アビラに対するグランマの3勝目(10対1)の主役となった。これで3勝0敗としたグランマは、キューバ野球リーグ初制覇まであと1勝とせまった。
Serie Nacional: Granma vapuleó 10-1 a Ciego y está a una victoria de ser campeón
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/21/serie-nacional-granma-vapuleo-10-1-a-ciego-y-esta-a-una-victoria-de-ser-campeon/#.WISAX9LhDIU
ノエルビス・エンテンサ インタビュー エンテンサはWBCを目指す
JIT、2017年1月21日、
エンテンサはWBCを目指す
すでに今季最高の補強選手のひとりとして評価を高めている右腕投手ノエルビス・エンテンサ(Noelvis Entenza)は、3月の第四回WBCのキューバ代表チームに参加する道を、熱意を持って切り拓く。
「グランマとともに勝ちたい。そのためには次回の自分の登板では7イニングくらいはしっかり投げなければならない」、と本紙に語った。
「そのあと、われわれの心身および技術の状態を確認するために日々チェックしている人たちが望む形になる。WBCの代表チームに加われるかどうかはその人たちの判断にかかっている。私ができることは、可能な限りよいよい仕事をすることだ。」、と述べた。
彼と、ラサロ・ブランコ(Lázaro Blanco)、ヨアルキス・クルース(Yoalkis Cruz)、ミゲル・ラエラ(Miguel Lahera)は、王者シエゴ・デ・アビラを相手に2勝0敗と有利に立ったプレーオフの制覇に向けて、カルロス・マルティ監督の信頼を勝ち得ている投手たちである。
「シエゴから王座を奪うことが簡単だとは誰も考えない。私たちは確かに彼らを抑えてきているが、彼らはとてもすごい打者ばかりだ。」、と語った。
エンテンサは、ビジターでのグランマ直近の試合で、7回を無失点に抑えたことにより、シエラ・マエストラ・ホテルに着いた際には当地の英雄として迎えられた。
「相手チームには、ラウル・ゴンサーレスやヨエルビス・フィスといった、今回は打てていないが、いつもはその能力がある選手たちがいる。なので、彼らと対戦するときは特に注意している。」、と話した。
時速92マイルを投げるシエンフエゴスのパルミーラ出身のこの投手は、夢のような一年を実現した。
シエンフエゴスに入団以来最良の年だった。その年リーグを制覇したラモン・モレー率いるビジャ・クララと対戦し、ベネズエラのマルガリータ島で開催されたカリビアン・シリーズにも出場した。
「そのころの投球は時速99マイルまで出るようになっていた。すばらしいチームだったが、結果がついてこなかった。このことはプレッシャーがかかるプレーオフで投げるためのすごい経験を私に与えてくれた。」、と回想した。
エンテンサは、最近のカナダ・リーグでのシーズンが、自身を投手として完成させた、と考えている。
「マウンドでのふるまいを私に教えてくれた。無駄な動きをはぶいて、打者や試合全体により集中できるようになった。すべての分野においてアスリートとして成長した。多くのことを要求されるトーナメントだ。」、と説明した。
ここ最近のパフォーマンスは、シエンフエゴスのイダイ・アブレウ(Iday Abreu)監督に多くを負っている。
「そのときから彼は私の投手コーチだ。彼がどこにいるかは関係ない。調整計画を私につくらせるんだ。」、と語った。
投手に関して権威あるスポークスマンであるホセ・マヌエル・コルティーナ(José Manuel Cortina)にとって、現在はグランマのユニフォームを着ているこのインドゥストリアレスの投手は、現在のキューバ野球界でもっとも恵まれた腕を持っている。
「マウンド上では力強く、よく訓練されており、聴く耳を持った生徒である。とても成熟している。」、と評価した。
コルティーナは、国内リーグの決勝戦を評価する集団を組織するが、同時に、トレーナーとしての自身の経験を伝える場としても利用する。
「国内外のあらゆる大会に向けてチームを形成するなら、私の投手たちのうちの一人だろう。」、とピナール・デル・リオの著名な投手学校の権威者は語った。
Entenza sueña con el Clásico Mundial
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39955
2017年01月20日
ビクトル・メサ インタビュー わたしはキューバで生きていく
CubaSí、2017年1月20日、Giusette León García記者
ビクトル・メサ : キューバで働いている
歌うこと、踊ること、キューバで何かを成すための動名詞は流行になっている。またテレビは我が国の音楽や芸術を正当に促進している。あらゆる予想に反してキューバで働き続けている人たちのことを語ることも、私には当然のことのように思える。
キューバ社会のすべての領域の個人やキャラクターを含むひとつのシリーズとなるかもしれない。医者や教師、スポーツ選手、あらゆる仕事や職業の男女。彼らのなかに、あらゆる種類の情熱にめざめたひとりの男がいる。ビクトル・メサ(Víctor Mesa)だ。
キューバリーグでの王座制覇の可能性がなくなった直後、同僚のジャーナリスト、ジョエル・ガルシア(Joel García)によれば「落ち着き、正直に話す用意のある」穏やかな一人の男は、記者会見の場に現れ、こう述べた。「もう監督しない、とは私は言うつもりはない。なぜなら私はキューバ野球に奉仕する立場だからだ。」。
ビクトル・メサは約1年前にマイアミで、「私は決して国を出ることはない」と宣言した男だ。それは、むかし盗塁をし、いま試合を戦うときと同じエネルギーを持って、南フロリダのジャーナリストたちに向けて厳格になされた。ビクトル・メサは、別の発言を期待したマイアミの人たちにとっても、物議を醸す、論争的な人物であるに違いない。
あるインタビューで私は彼に、キューバのことを考えて初めに頭に浮かぶものは何かと尋ねた。彼は答えた。「自分がキューバで生まれたという満足感。私は外国には行きたくない。すると人は言うかもしれない。ああ、なるほど、きみは全部持っているからね、と。いや私は普通だ。すべて持ってなんかいない。私には必要な機械の電池さえ足りない。でも私はキューバが好きだ。キューバを愛している。ここで私は幸せだ。落ち着ける。ここは世界で最も安全な国だ。多くのものを私たちは得ているが、それがとても重要なことだ。泥棒がいない、殺人がない、とは私は言わない。でも私たちの国は世界でもっとも安全な国だ。」
フィデル・カストロ(Fidel Castro)の死去という困難な日々のなか、キューバTVでのインタビューで彼は答えた。「私はキューバや家族、妻に恵まれ、フィデルと知り合う機会に恵まれ、ラウルと知り合う機会に恵まれ、参加した国際イベントでキューバを擁護する機会に恵まれた。私はキューバを擁護し続けるし、私はこちら側だけの人間だ。われわれはこっちもあっちもと両方の側にいることはできない。私はキューバ側の人間であり、いまがそれを言うべきときだ。世界に向けて知らせるために。」
「ビクトル・メサはフィデルを信じ、革命を信じ、いまキューバにいる。マイアミに行く機会もあったが、もう行くことはない。決して行かない。私はキューバで死ぬ。なぜなら、最終的に私は、これまで生きてきたことや、これまで夢見てきたことや、いま生きていることや、これから生きていくことを、裏切ることはできないからだ。」
さきほどフェイスブックに私の意見を投稿した。「確かな野球の試合」による楽しみを捨てられなかったという友人たちへのコメントだ。ビジャ・クララ全体が敗れたとき、ビジャ・クララの人はいかに幸せでいられるか、と私は自問した。まず、県チームが破れ、そのあと、かつてこの地域に最大の栄光を与え、マタンサスとキューバにも与え続けているひとりのスポーツ選手まで。飛び交っている噂のためにわかっていない人たちがいるあいだは、ビクトル・メサはキューバで働きながら中傷者を集めることになる。
おそらく私はビジャ・クララ地域を代弁し、その地域に定住し信頼を注いでいるすべてのキューバ人について話しているに違いなかった。
Víctor Mesa: trabajando en Cuba
http://www.cubasi.cu/cubasi-noticias-cuba-mundo-ultima-hora/item/59810-victor-mesa-trabajando-en-cuba
2017年01月19日
両主将は語る ヨルビス・ボロート、カルロス・ベニテス インタビュー
JIT、2017年1月19日、Tony Díaz Susavila記者
両主将は語る
シエゴ・デ・アビラの主将ヨルビス・ボロート(Yorbis Borroto)と、グランマの主将カルロス・ベニテス(Carlos Benítez)は、今回の第56期シリーズの王座を争うプレーオフ決勝戦を、キューバ革命指導者フィデル・カストロ(Fidel Castro)に捧げることで一致した。
「今回は厳しい決勝戦になるだろう。我が国のスポーツに多くの貢献をしたフィデルに捧げたい。」、と昨季王者チームのボロートは語った。
3度の王座制覇を含む10年間を主将として率いているボロートは、シエゴのチーム・リーダーとしてどれだけの責任が要求とされるかについて本紙に語った。
「すぐれた主将であるためには、これまでの経験をすべて使わなければならない。私の場合、自身はチームではベテランの一人だし、いまは監督のロヘルとともにプレーしているが、ほかの世代の選手たちもいる。若い選手たちが成熟したスポーツ技術をより多く得られるように基本的なアドバイスをしなければならない。」
「基本的に前提とされるのは、同志であり、模範であることだ。他の者たちはひとりでにはやってこない。信頼と交流によって働かなければならない。シエゴではそれは難しくない。」、と
「私が目指しているのはミチェル・エンリケス(Michel Enríquez)だ。つねに落ち着いていて、分析ができ、真剣で、すぐれた同志だ。私は彼から多くを学んだ。」と、32歳の同選手は語った。
「エラーをしたときや、打席でうまくいかなかったとき、選手は身を隠してしまいたいと思うが、そうするとモチベーションはどんどん下がっていってしまう。今回のプレーオフは7試合目までいくにちがいない。シエゴとグランマのチームレベルはとても拮抗しているから。」、とシーロ・レドンド市出身の同選手は話した。
一方、グランマの二塁手カルロス・ベニテス(Carlos Benítez)は、主将という重要な役割をまかされてまだ1年目である。日本のプロ・リーグに向かう本塁打王アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)からバトンを渡された。
「デスパイネのような選手の代わりをするのはとても難しい。彼はグランマやキューバ、日本の野球ファンにとってアイドルだからね。とても大変だったが、指導陣の助けもあり、われわれは前進してきた。」、と話した。
「いまわれわれは好調だ。歴史をつくる世代だからね。どちらにしてもすでにわれわれはシリーズの銀メダル以上は確保した。」、とヤラ市出身の同選手は語った。
30歳のベニテス・ペレスにとって、その任務に始まりも終わりもない。なぜならチームのパフォーマンスを維持するようグラウンド内外で同志をつねに鼓舞しなければならないからだ。
「われわれの監督カルロス・マルティ(Carlos Martí)からは、プロ意識を持ち、いいプレーをし、時間を守ることから、挨拶まで、すべてを尊重することを教えられ、私は自分自身にもそれを繰り返し意識させている。それが主将であるために必要な形だ。」、と語った同選手は、ボロートと同じく、7試合目での王座を予想した。
「シエゴはこれまで3度王座についており、タイトル争いでの戦い方を知っているし、とても強い。でもわれわれはそれをさらに上回りたいし、いまその道を歩んでいる。」、とキャリア10年の同選手は締めくくった。グランマがチーム史上初の王座につくかどうかは、技術チームの一員としての、彼の肩にかかっている。
Opinan los capitanes
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39943