2017年01月08日
ビジャ・クララ、シエゴ・デ・アビラを5対3で破りタイに持ち込む 準決勝第四戦
ビジャ・クララ、シエゴ・デ・アビラを5対3で破り準決勝タイとする
アルベルト・ビセ(Alberto Bisset)の見事なリリーフにより、ビジャ・クララがシエゴ・デ・アビラに5対3で勝利し、キューバ野球リーグの準決勝を2勝2敗のタイに持ち込んだ。プレーオフのための補強としてビジャ・クララに加わったサンティアゴ・デ・クーバの経験豊かな右腕は、5回から登板し、シエゴ・デ・アビラを封じ込んだ。
ビセがマウンドにのぼったとき、シエゴ・デ・アビラは3対5とし引き続き満塁のチャンスだったが、オスバルド・バスケス(Osvaldo Vázquez)捕手がダブル・プレーに打ち取られた。
以降の4イニングは1安打1三振のみで、2012年、2015年、2016年の王者チームを零封した。
キューバ中部のチーム、ビジャ・クララは3回にユリエン・ビスカイノ(Yurién Vizcaíno)の安打、ミカエル・ゴンサーレスのライナーに対するヨルビス・ボロート遊撃手のエラーなどにより、相手チームの先発エルリス・カサノバ(Erlis Casanova)から初得点をあげた。
ビジャ・クララは次の4回にも4点をあげ、この回、リリーフのアリオスキー・エルナンデス(Ariosky Hernández)とロヘル・マチャド監督の退場もあり、長く続くイニングとなった。
この回、合計5安打、4盗塁、2暴投で、カサノバから交代したエルナンデスはミカエル・ゴンサーレス(Michael González)への暴投により退場となった。
一方、王者シエゴ・デ・アビラは5回表に得点をあげ、ピナール・デル・リオからビジャ・クララへの補強選手である右腕ヨスバニ・トーレス(Yosvany Torres)のリーグ100勝目を再度おあずけにした。
1アウトのあと、ヨルビス・ボロート(Yorbis Borroto)は右翼に二塁打を放ち、ラウル・ゴンサーレス(Raúl González)はアレクサンデル・アヤラ( Alexander Ayala)遊撃手のエラーで出塁、続くアレクサンデル・ヒメネス(Alexander Jiménez)も四球で出塁し、満塁とし、そのあとダイニエル・ガルベス(Dainier Gálvez), フリオ・パブロ・マルティネス(Julio Pablo Martínez)、エディルセ・シルバ(Edilse Silva)の三連続安打による打点が続いた。
結局、ビセはきょうのMVPに選ばれ、試合を締めた。
2点のビハインドをかかえ、シエゴ・デ・アビラの指導陣はピナール・デル・リオからの補強である新人右腕ライデル・マルティネス(Raidel Martínez)を登板させ、4回を2安打4三振の無得点に抑えたが、それまでの失点を取り返せなかった。
ビジャ・クララの打撃陣では、若き捕手ハビエル・フステー(Javier Fusté)が2打数2安打1得点1打点、フレデリク・セペダ(Frederich Cepeda)が4打数2安打1得点と活躍した。
ビセは、きょうの目標はストライクを先行させることだったがそれを達成できたと話し、また以前のシリーズにおいて、きょうのライバルのユニフォームを着て王座についたことを回想した。
自身がもつ複数のタイトルキャリアのうち2004年のアテネ五輪優勝を大事にしているセペダは、負傷のため三ヶ月グラウンド外にいたあと、ビジャ・クララを最大限に支援するための準備をして戻ってきた、と語った。
「0勝2敗となった時点で私は、意気消沈してはいけないと言ったんだが、もう引き分けに持ち込めた」、と通常はサンクティ・スピリトゥスでプレーしているスター選手は話した。
もう一方の準決勝第三戦は、グランマが11対3と首位チームでありレギュラーシーズンの最多勝記録チームであるマタンサスを引き離したところで、雨のために、5回途中で休止となった。この試合の続きは月曜日の夜におこなわれ、もともと月曜日の予定だった次の試合は火曜日におこなわれる。
ビジャ・クララとシエゴ・デ・アビラの第五戦は、月曜日の15時15分から予定されている。
Villa Clara vence 5-3 a Ciego de Ávila e iguala la semifinal
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/09/villa-clara-vence-5-3-a-ciego-de-avila-e-iguala-la-semifinal/#.WHMnFNLhDIU
2017年01月07日
ビジャ・クララ第三戦に勝利 シエゴ・デ・アビラとのプレーオフ1勝2敗に
アライン・サンチェスは7回を投げ、ビジャ・クララにシエゴ・デ・アビラとのプレーオフ準決勝での初勝利をもたらした。
Vanguardia、2017年1月7日
ビジャ・クララ、シエゴ・デ・アビラとのプレーオフ初勝利
ビジャ・クララは先発アライン・サンチェスの好投により、シエゴ・デ・アビラとのプレーオフ準決勝7番勝負の第三戦に、4対1で初勝利し、対戦成績を1勝2敗とした。
ヤスマニ・エルナンデス・ロハスは1回2/3を投げ4三振、セーブを獲得
Primera victoria de Villa Clara contra Ciego de Ávila en el play off
http://www.vanguardia.cu/deporte/8076-tercer-juego-del-play-villa-clara-ciego-de-avila-jugada-por-jugada
デスパイネ・インタビュー 体重増はキューバでだけ問題にされる
La Demajagua、2017年1月7日、ACN配信
アルフレド・デスパイネ:体重増はキューバでだけ問題にされる
「キューバは体重オーバーを気にする唯一の国だ」、とキューバ野球選手アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)は記者会見で、数週間の休息のあとの現在の肉体的状態について問われた際に語った。
「ほかの野球リーグでは"仕事をすること"が本当に大事なことで、体重が減ることは何の役にも立たない。もしそうなったら飛距離を達成する能力も減ってしまう。」、とデスパイネは付け加えた。
「現在私は110kgから111kgの間にあるが、それで最大限の成績をあげることができ、なんの悪影響もない。」、とデスパイネは述べた。彼は、キューバ国内シリーズ制覇をめざすチームに貢献するためにグランマに戻ってきた。
キューバのもっともすぐれたスラッガーとして知られる別名「馬のなかの馬」はACN(キューバニュース通信社)との独占インタビューにおいて、2014年から続けている日本プロ野球リーグでの契約の可能性をまだ待っている、と語った。
いくつかの球団との高額の契約の可能性があり、近々、連盟と一緒に、どのチームがより適合するか、また契約の総額はいくらになるか、といったことを決めることになる、とデスパイネはACNの独占インタビューに答えた。
またほぼ確実な第四回WBCへの自身の参加に関して、キューバ代表チームの成績は、直近の同様の大会よりよいものになるだろうと、楽観的な見通しを明らかにした。
世界中のさまざまな野球リーグにいる多くの著名なキューバ人選手たちが欠けているのは確かなことだが、現在の国内の布陣だけでも、私たちはきびしい大会を戦い抜くことができる、と現代キューバ野球においてもっとも注目をあびる野球選手は断言した。
Alfredo Despaigne: el sobrepeso corporal solo es problema en Cuba
http://lademajagua.cu/alfredo-despaigne-el-sobrepeso-corporal-solo-es-problema-en-cuba/
2017年01月04日
グランマ デスパイネの満塁本塁打でマタンサスに勝利 キューバ野球リーグ準決勝初戦
アルフレド・デスパイネ
Cubadebate、2017年1月4日
グランマ、デスパイネの満塁本塁打でマタンサスに初戦勝利
2本塁打を含む16安打の猛攻でグランマがマタンサスを8対3で破り、同地ビクトリア・ヒロン球場でおこなわれたキューバ野球リーグの準決勝初戦を飾った。
試合開始前、マタンサスのビクトル・メサ(Víctor Mesa)監督は、今季レギュラーシーズンにおいて25連勝を記録している同チームの本命投手ジョンデル・マルティネス(Jonder Martínez)と左腕ジョアニ・ジェラ(Yoanni Yera)を差し置いて、右腕フランク・モンティエス(Frank Montieth)を先発に抜擢し、すべてのひとびとを驚かせた。
しかしその判断は惨憺たる結果に終わった。
モンンティエス投手は最初の2イニングは順調に投げた。しかし3回にグランマはカルロス・ベニテス(Carlos Benítez)によるソロ本塁打で口火を切り、そのあとアルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)が満塁本塁打で締め、この回6得点をあげた。
ビクトリア・ヒロン球場の全観客はグラウンドでおきたことを目の当たりにし唖然としたが、レギュラーシーズンにおいて90試合中70勝という最多勝記録を達成したマタンサスの圧倒的な力を思い出し、逆転に期待した。
マタンサスはその同じ3回裏に攻撃を加え、143回を投げ14勝、防御率1.63のリーグベスト投手である相手右腕投手のラサロ・ブランコ(Lázaro Blanco)から1点をあげた。
しかしマタンサスにとってそれは幻影だった。ブランコ投手は後続を断ち切り、グランマは4回にもロエル・サントス(Roel Santos)による犠牲打で1点をあげ、点差を元に戻した。
その後、7回にグランマはさらに1点を加え、8回には新人選手ヨアルキス・セスペデス(Yoalkis Céspedes)がこの試合4本目の安打を放った。
8回裏、8対1となった時点でグランマのCarlos Martí(カルロス・マルティ)監督は、先発のブランコ投手に変えて、右腕のミゲル・ラエラ(Miguel Lahera)を登板させることを決断した。
マタンサスはその回にウイリアム・サアベードラ(William Saavedra)の本塁打により2点を返したが、ラサロ投手はそれ以上の得点を許さず、マタンサスの反撃はそれだけで終わった。
このように戦前の予想にすべて反して、グランマはマタンサスを打ち破り、シリーズ制覇に一歩前進した。
グランマの勝利は先発のブランコ投手の好投によって保証されたといってよい。7回を投げぬき、6安打で1失点のみ、2三振を奪い、1四球のみに抑えた。
攻撃陣では、ベニテスが2安打1本塁打3得点、セスペデスが4安打1得点1打点、デスパイネが1本塁打4打点、ともっとも活躍した。
また、きょうのビクトル・メサによる投手陣の指揮方法は特筆に価する。モンティエスの起用で驚かせただけでなく、メサ監督はこの試合合計11投手を起用した。
この両チームは明日同じ場所で第二戦を戦う。きょうのグランマの1勝は優勝候補の本命とされるマタンサスにとっての警告となるだろう。
Play Off: Granma gana el primero a Matanzas con grand slam de Despaigne
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/04/play-off-granma-gana-el-primero-a-matanzas-con-grand-slam-de-despaigne/#.WHB7qdLhDIU
セペダ、ビジャクララの6番指名打者としてプレーオフ初戦に出場予定
Radio Sancti Spiritus、2017.年1月4日、Joaquín Gómez Serra記者
セペダ、プレーオフにビジャ・クララの6番打者として出場予定
サンクティ・スピリトゥスのフレデリク・セペダは今週水曜日(1月4日)、ビジャ・クララの補強として、ホセ・ラモン・セペロ球場での試合開始から指名打者として出場する。キューバリーグ56期シリーズのプレーオフにおける準決勝は、ビジャ・クララとシエゴ・デ・アビラとの間で、7番勝負がおこなわれる。
このニュースはビジャ・クララのウラディミール・エルナンデス監督によって発表された。プレーオフ開始におけるフォームの調整もかねてセペダは6番打者として出場すると語った。
セペダは、膝と右ひじの二度にわたる外科手術からの回復後、キューバ国内シリーズに今季開始時から参加し、サンクティ・スピリトゥスの45試合中39試合に出場した。その成績は、打率.373はリーグ7位、長打率.560はリーグ8位、OPS1.045はリーグ6位、22打点、18得点、7二塁打、6本塁打、という驚くべきものだった。
プレーオフ初戦は、現在のキューバ野球が提示しうる最良の戦いを展開するために確保されねばならない。フレディ・アシエル・アルバレス・サエス(Freddy Asiel Álvarez Sáez)とウラディミール・ガルシア(Vladimir García)との対決になる。
勝率.909(10勝1敗)で二年連続勝率一位を達成するというキューバ野球界における金字塔を達成したばかりのフレディは、シエゴ・デ・アビラ戦にはめっぽう強く、プレーオフでの4勝1敗を含む、国内シリーズで14勝4敗という対戦成績を残している。
一方、カニョン・デ・ラ・トローチャとして知られているウラディミールは、今季レギュラーシーズンにおいては、自己通算100勝目を含む12勝6敗という成績だった。ビジャ・クララとの通算成績は悪く、7勝11敗であり、ポストシーズンではさらに悪く1勝6敗である。
ビジャ・クララの往年の投手であるウラディミール・エルナンデス(Vladimir Hernández)監督は、自チームのラインナップについて、アンディ・サモーラ(Andy Zamora)が右翼手、アレクサンデル・アヤラ(Alexander Ayala)が遊撃手、ノレル・ゴンサーレス(Norel González)が左翼手、として考えている、と述べた。
また、4番打者は引き続きインドゥストリアレスのアレクサンデル・マジェタ(Alexander Malleta)が担い、Yeniet Pérezは三塁を守り、フレデリク・セペダ(Frederich Cepeda)は指名打者、ミカエル・ゴンサーレス(Michael González)は二塁を守る。一方、ユレキス・ラ・ロサ(Yulexis La Rosa)捕手はシエゴ・デ・アビラ戦には出場しないことが確認された。ハビエル・フステ(Javier Fuste)がその穴を埋め、レイニエル・レオン(Reinier León)が中堅手となる。
投手陣については、大方の予想通り、ヨスバニ・トーレス(Yosvani Torres)が第二戦のローテーションに入り、土曜日の第三戦にはアライン・サンチェス(Alain Sánchez)が登板する。
第四戦についてウラディミール監督は、ヤイフレード・ドミンゲス(Yaifredo Domínguez)の登板を考えている。また第五戦にはそこでの優勝決定を阻止するためフレディ・アシエル(Freddy Asiel)が再登板する。救援陣については、ロベリオ・カリージョ(Robelio Carrillo)、ヤスマニ・エルナンデス・ロハス(Yasmany Hernández Rojas)、アルベルト・ビセ(Alberto Bisset)らをメインに考えている。
(以下略)
Cepeda sexto bate de Villa Clara en inicio de play offs
http://www.radiosanctispiritus.cu/es/2017/01/cepeda-sexto-bate-de-villa-clara-en-inicio-de-play-offs/
ホセ・ラウル・デルガド、サンクティ・スピリトゥスの新監督に
Escambray紙、2017年1月4日、Elsa Ramos記者
ホセ・ラウル・デルガド、サンクティ・スピリトゥスの新監督に
サンクス・スピリトゥスの往年の名選手、ホセ・ラウル・デルガド(José Raul Delgado)が、来季からのサンクティ・スピリトゥスの新監督に正式に選ばれた。
ヤグアハイ出身で現在56歳のデルガドは、サンクティ・スピリトゥスで20年間、主に捕手として活躍し、1992年のバルセロナ五輪ではタイトル獲得に貢献した。
初期には外野手だったが、一塁手や三塁手としても活動し、ベース間のランニングでは際立った速さを見せた。
サンクティ・スピリトゥス地域のもっともすぐれた打者の一人とみなされている彼は、選手としてのキャリアを通じて、打率.273、183本塁打、1112安打、長打率.461、いう成績を残している。
さらに、選抜シリーズに13回、革命カップに2度出場している。キューバ代表チームとしては、インターコンチネンタル・カップに3度(1989年、1991年、1993年)、パンアメリカン・ハバナ大会(1991年)、中米・カリブ大会2度(1990年、1993年)出場し、、また青年時代には世界大会に2度出場している。
1999年の引退後は、サンクティ・スピリトゥスの指導部で活動し、監督としては、23歳以下の国内準優勝と、ヤグアヘイのチームを率いて県王者に6度輝いている。
José Raúl Delgado, nuevo director de los Gallos
http://www.escambray.cu/2017/jose-raul-delgado-nuevo-director-de-los-gallos/
2017年01月02日
ビクトル・メサ一家、年末にマイアミのグリエル一家を訪問
写真左から右へ:ビクトル・ビクトル、ユリエスキ、ビクトル、プイグ、ユニエスキ、ロウルデス・ジュニア、ビクトル・ジュニア、(前列)ロウルデス・グリエル
Swing Completo、2017年1月2日、 Daniel de Malas記者
ビクトル・メサとその家族が昨年末にマイアミのグリエル一家を訪問
マタンサスの現監督で、元ビジャ・クララの野球選手であるビクトル・メサ(Víctor Mesa)は昨年末、息子たちとマイアミで過ごし、グリエル一家を訪問した。招待客のなかにはスター選手ヤシエル・プイグ(Yasiel Puig)も居合わせた。
その集まりは、プイグやグリエル三兄弟(ユリエスキ・グリエル、ロウルデス・グリエル・ジュニア、ユニエスキ・グリエル:Yulieski Gurriel、Lourdes Gurriel Jr.、Yunieski Gurriel)が多用しているソーシャルネットであふれかえった。
そのときの写真やビデオは、インスタグラムやフェイスブックの彼らのページで見ることができる。また、ビクトル・メサ・ジュニア(Víctor Mesa Jr.)もフェイスブックで頻繁に投稿している。
ビクトル・メサと、ビクトル・ビクトル(Víctor Víctor Mesa)は、マタンサスにとって新記録達成を含む華々しい結果となった2016年の終わりと、2017年の新年到来を祝う機会を楽しんだ。国内リーグはレギュラーシーズンが終わったあとプレーオフの開始を待っており、マタンサスは1月4日にビクトリア・ヒロン球場でグランマを迎え撃つ。
ビクトル・メサとロウルデス・グリエル(Lourdes Gurriel)はともに長年キューバ代表チームでの同僚であり、その友情は距離を越えて続いてきている。
Víctor Mesa y familia visitan a los Gurriel en Miami por el fin de año
http://www.swingcompleto.com/2016/12/victor-mesa-y-familia-visitan-los.html
2016年12月29日
セペダ・インタビュー 偉大なチームとともにシリーズに戻れて光栄だ
Vanguardia紙、2016年12月29日、Mayli Estévez Pérez記者
セペダ:この偉大なチームとともにシリーズに戻れて光栄だ
サンクティ・スピリトゥスのスター外野手、フレデリク・セペダ(Frederich Cepeda)のビジャ・クララへの加入が発表された。彼にその印象を聞いた。
《セペダ作戦》は、WBCをにらんだ国内シリーズへの復帰という途中の話ではなく、56期シリーズの二度目の補強まで待つべきテーマとなった。キューバ中部のこの地域には、この背番号24の選手が半分オレンジのオリジナル・ユニフォームで姿を現すだろうと確信しているファンや専門家がいた。輝かしいキャリアを経てきた偉大な打者であるセペダは、国内シリーズを5度制覇したチームのユニフォームを着ることになる。そしてそれが彼の大きなモチベーションにもなっている。
「満足している。 −電話の奥の声はリラックスしているー しばらく出場していなかったあと、このビジャ・クララという偉大なチームとともにシリーズに戻れるのは光栄だ。ビジャ・クララはすぐれたチームだ。私を評価してくれ、私の経験を生かすチャンスを与えてくれたウラディミール(エルナンデス監督)に感謝したい。このチームがプレーオフで戦うために受け入れたということもよくわかっている。早くとけこめるように努力したい。もともと私たちはとても身近で仲がいいし、すばらしい友人たちと早く集まりたい。」
今季、二度の負傷に苦しんできたセペダは現在、高度な治療を受け、体調もよく、自チーム(サンクティ・スピリトゥス)には全力で提供できなかったすべての力をビジャ・クララにそそぐつもりだと語った。
「ここ15日間以上打撃のトレーニングを続けてきているが、肘にはなんの違和感もないし、その前はしっかり走りこんでいた。補強に選ばれるという希望は失っていなかったし、その先に、ビジャ・クララに選ばれるというとんでもない喜びが待っていた。負傷はいつでもありうる。うまくいくこともあれば、また負傷することもあるだろう。でもできればこのまま繰り返さないようにと願うのみだ」
― マジェタから4番の座を奪う意図はありますか?
「それはまったくない。私の今回の復帰は指導部による決定だ。私自身の意図はチームの力になり、成果をあげ、私を選んでくれた人たちが私の貢献に満足してくれることだ。
インドゥストリアレスのアレクサンデル・マジェタ(Alexander Malleta)のように、私が4番打者であろうと5番打者であろうと、確かなことはエルナンデス監督はベテラン二人をそろえたということだ。しかしキューバ代表チームについては、その座を競いあうことになるだろう。そのためにも結果を残さなければならない。」
Cepeda: ≪Es un honor regresar a la Serie con ese gran equipo≫
http://www.vanguardia.cu/deporte/8037-cepeda-es-un-honor-regresar-a-la-serie-con-ese-gran-equipo
準決勝追加補強選手決まる フレデリク・セペダら12人 キューバ野球リーグ
フレデリク・セペダ
Cubadebate、2016年12月29日
6投手がキューバ野球準決勝の強化選手として追加
合計6投手がキューバ野球リーグの準決勝における強化選手として出場することになった。準決勝に進出するチームは、マタンサス、シエゴ・デ・アビラ、ビジャ・クララ、グランマ、の4チームである。
午後7時からテレレベルデで放送された番組のなかで、マタンサスの監督ビクトル・メサ(Víctor Mesa)は3投手を補強として選んだ。ピナール・デル・リオのリバン・モイネロ(Liván Moinelo)とフランク・ルイス・メディーナ(Frank Luis Medina)、サンティアゴ・デ・クーバのダニー・ベタンコート(Danny Betancourt)である。
一方、昨季王者のシエゴ・デ・アビラのロヘル・マチャド(Roger Machado)監督は、ピナール・デル・リオの右腕エルリス・カサノバ(Erlis Casanova)に加え、グアンタナモの外野手フリオ・パブロ・マルティネス(Julio Pablo Martínez)と、イスラ・デ・ラ・フベントゥの内野手ダイニエル・ガルベス(Dainier Gálvez)を選んだ。
ビジャ・クララの監督ウラディミール・エルナンデス(Vladimir Hernández)は、投手スタッフの補強として、今シーズンはリーグに出場していなかったアルベルト・ビセ(Alberto Bisset、サンティアゴ・デ・クーバ)を選択した。また、カマグエイの遊撃手アレクサンデル・アヤラ(Alexander Ayala)と、最近ケガから回復したがリーグの第二ステージには出場していなかったサンクティ・スピリトゥスの中心打者フレデリク・セペダ(Frederich Cepeda)も、ビジャ・クララの補強メンバーとして加わった。
グランマは、投手ローテーションに、第二ステージではオルギンの補強選手であったノエルビス・エンテンサ(Noelvis Entenza)を加え、さらにオルギンのヨルダン・マンドゥレイ(Yordan Manduley)とジュニオル・パウミエル(Yunior Paumier)の2選手を加えた。
今回の補強選手リストには、ピナール・デル・リオから3選手、サンティアゴ・デ・クーバとオルギンから各2選手、サンクティ・スピリトゥス、イスラ・デ・ラ・フベントゥ、インドゥストリアレス、グアンタナモ、カマグエイから各1選手が含まれている。
キューバ野球指導部のカルロス・ルオイス(Carlos Luois)は、WBC大会の代表監督について言及し、その発表は国内リーグが終了したあとにおこなわれること、そして今季のリーグ制覇が条件ではないことを明らかにした。
補強選手(選抜順)
一巡目:
マタンサス:リバン・モイネロ(Liván Moinelo、投手、ピナール・デル・リオ/オルギン)
シエゴ・デ・アビラ:フリオ・パブロ・マルティネス(Julio Pablo Martínez、外野手、グアンタナモ/カマグエイ)
ビジャ・クララ:アレクサンデル・アヤラ(Alexander Ayala 、内野手、カマグエイ)
グランマ:ヨルダン・マンドゥレイ(Yordan Manduley、内野手、オルギン)
二巡目:
グランマ:ノエルビス・エンテンサ(Noelvis Entenza、投手、インドゥストリアレス/オルギン)
ビジャ・クララ: フレデリク・セペダ(Frederich Cepeda、外野手、サンクティ・スピリトゥス)
シエゴ・デ・アビラ:エルリス・カサノバ(Erlis Casanova、投手、ピナール・デル・リオ/カマグエイ)
マタンサス:フランク・ルイス・メディーナ(Frank Luis Medina、投手、ピナール・デル・リオ)
三巡目:
グランマ:ジュニオル・パウミエル(Yunior Paumier、内野手、オルギン)
マタンサス、ダニー・ベタンコート(Danny Betancourt 、投手、サンティアゴ・デ・クーバ/カマグエイ)
シエゴ・デ・アビラ:ダイニエル・ガルベス(Dainier Gálvez、内野手、イスラ・デ・ラ・フベントゥ)
ビジャ・クララ:アルベルト・ビセ(Alberto Biset 、投手、サンティアゴ・デ・クーバ)
Seis lanzadores reforzarán las nóminas en semifinales del béisbol cubano
http://www.cubadebate.cu/noticias/2016/12/29/seis-lanzadores-reforzaran-las-nominas-en-semifinales-del-beisbol-cubano/#.WGX4UdLhDIU
2016年12月25日
マタンサス67勝目、年間最多勝新記録達成
マタンサス、グランマをKOし、67勝の新記録達成
マタンサスが67勝目をあげ、キューバ野球リーグの年間最多勝新記録を達成した。マタンサスはグランマに16対1で7回コールド勝ちし、ビジターとして3連勝。インドゥストリアレスが2002年〜2003年に達成した90試合制における年間66勝の記録を打ち破った。
この試合は早い段階で勝負が決まった。マタンサスは2回に9得点をあげ、Yordanis Samón、Yasier Santoya、代打のEwin Caballeroによる本塁打を含む16安打を放ち、一方、投手陣はグランマの打線を3安打のみに抑えた。
(以下、略)
Matanzas logra récord de 67 victorias con nocaut a Granma
http://www.cubadebate.cu/noticias/2016/12/25/matanzas-logra-record-de-67-victorias-con-nocaut-a-granma/#.WGHtVNLhDIU