2017年01月19日
唯一無二の存在デスパイネ グランマ決勝第一試合に勝利
Granma、2017年1月19日、Aliet Arzola Lima記者
デスパイネは唯一無二
アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)は、シエゴ・デ・アビラとグランマとのあいだでおこなわれていた決勝戦第一試合、それまでの打席で二度三振を喫していた。プレーオフでの通算打率も.150にも満たなかったが、10回表のたった一振りで、本拠地チームの息の根を止めた。延長における右翼席への本塁打は、非常に重要な一試合目の勝利を決める一打となり、決勝戦初出場のグランマを前進させた。地元チームのシエゴ・デ・アビラはほとんど勝利を手にしながら、残り6つのアウトというところで、8回表に追いつかれ、勝利を逃した。
「野球を決めるのは選手であって審判ではない。キューバの審判はストライクゾーンをとても広くとるし、かつ一定でない。だから8回の三振のときは少し憤慨した。次の打順ではそれまでのことはすべて忘れて、外れた、高めで外角の球を打った。」、とデスパイネは記者会見で語った。
シエゴ・デ・アビラのエース投手ブラディミール・ガルシア(Vladimir García)は、それまで許したのは1安打だけという完璧な投球をしていたが、我々が見たところ、すでに降板すべきだった。7回に疲れた兆候を見せたが、ロヘル・マチャド(Roger Machado)監督によれば、彼は続投を希望した。
それが大きな代償を払うことになったのは間違いない。グランマは攻撃をしかけ、まずヨルダン・マンドゥレイ(Yordan Manduley)がタイムリーを放ち、そのあと代わったリリーフのライデル・マルティネス(Raidel Martínez)に対してもカルロス・ベニテス(Carlos Benítez)が満塁から2点タイムリーをセンターに放ち、3対3の同点とした。
「ライデルはすぐれた投手だが、ラサが打席に入っていたときに、彼がストレートをたくさん投げていたことに注目した。それでミートしてセンターに打ち返すことだけを心がけた。」、とベニテスは試合後に語った。
グランマは自己初の決勝戦一試合目において冷静さを示した。特にカルロス・マルティ(Carlos Martí)監督は、2回に3点を失った先発のジョアルキス・クルース(Yoalkis Cruz)に多くの信頼を寄せた。
「先発投手は打たれない限りわれわれは投げさせたい。クルースはレベルの高い投手で、リリーフにつなげるまでにわれわれが必要としていたものをカバーしてくれた。」、とマルティは語った。一方、ラス・トゥナスからの補強選手クルースは、「生き残るために、引き分けにするという選択肢を残すよう集中した。」、とも語った。
同点とした時点で、グランマのマルティ監督は、スター投手ミゲル・ラエラ(Miguel Lahera)に賭けた。ラエラはその後の得点を許さず、デスパイネによって得られた勝ち越し点をしっかり守り抜いた。「接戦の試合では繊細に投げなければならない。計画通りに投げられ、勝利につなげられた。われわれにとって重要な初勝利だ。」、とアルテミサの投手は語った。
今週木曜日の第二試合目に向けて、両チームの監督は、ともに右腕のブラディミール・バーニョ(Vladimir Baños)とノエルビス・エンテンサ(Noelvis Entenza)を先発として予告した。
Despaigne es único
http://www.granma.cu/deportes/2017-01-19/despaigne-es-unico-19-01-2017-00-01-19
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