2012年09月28日
飼育環境そのE・ヒョウモントカゲモドキそのA
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こんばんわ。土斑猫です。
現在、真面目に家の生き物達の話をしています。主に飼育環境的な意味で。
という訳で、今回はレオパことヒョウモントカゲモドキそのA。
自戒の意味も込めて、小生の失敗談を残したいと思います。
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しかるに、小生はその失敗をこのレオパにおいて二回も犯してしまいました。
一回目は今から数年前。当時の小生は忙しさにかまけて、霧吹きをおろそかにしてしまいました。その時の節は冬。そこで焚かれるヒーターの熱。完全に乾燥のしすぎです。そこに、雰囲気を出そうとしておろかにも床材に使っていた川砂が追い討ちをかけました。
餌を食べる際に、乾燥した砂に頭を突っこむ事で頬に裂傷が生じ、それが化膿して直径数センチに及ぶ瘤を形成してしまいました。
慌てて環境を改善するも後の祭り。口脇に出来た瘤で餌も食えず、ぐったりした日々を送ります。
そんな状態で数ヶ月。せめても水を飲ませようと口の周りを湿らせたティッシュで拭いたところ、
ポロリ
瘤が取れました。
慌てて目の前にジャイミルをチラつかせてみると、
パクリ
食べました。
嬉しかったです。その後はバリバリと餌を食べて、見る見る回復していきました。
以来、水気には気を使っていましたが、それが裏目に出る時が来てしまいました。
それが、二回目の失敗です。
それはつい最近の話です。
その頃、当のレオパは指先がたびたび脱皮不全をおこしていました。
その度に手で皮を取り、霧吹きの量も増やしてみましたが、なかなか改善しません。
業を煮やした小生は、とんでもない事をしてしまいました。
あろう事か、レオパをウラノスコドンの飼育容器に入れてしまったのです。
レオパは乾燥性のトカゲ。対してウラノスコドンは湿地性のトカゲ。
その飼育容器内はかのフォギーUが稼動し、常にしっとりと湿っています。
レオパの強健さに任せた、荒療治のつもりでした。
狙いはバッチリ。
指先の脱皮不全は見事に完治しました。
そこでレオパを引き上げれば良かったのですが、見てみると餌喰いは落ちない、別段不具合そうにも見えない。
そこで小生は考えてしまったのです。このままにしておけば、脱皮不全の悩みから解放されるのではと・・・。
かくして、約一ヶ月もの間レオパはウラノスコドンと同居させられてしまいました。
結果、それはある日突然に起こりました。
ピタリと餌喰いが止まり、目も閉じ気味になり、動きも緩慢に。マズイと思った矢先、起こり始めたのは猛烈な脱皮の嵐。
普通、一ヶ月に一〜二回の筈のそれが、数日毎に起こる様になったのです。それこそエンドレスに起こる脱皮。本で調べても、ググってみてもこんな症状は見つかりません。
とにかく、レオパをウラノスコドンの水槽から出して元通りの飼育環境に戻しました。
レオパはグッタリとし、エンドレスに起こる脱皮の皮を自力で剥がす事も出来ないくらいに衰弱していました。
あの時くらい、自分の馬鹿さ加減を呪った事はありませんでした。
しかし、いくら悔やんでも後の祭りです。
祈る様な日々が続きました。
そして一週間、二週間・・・。エンドレスだった脱皮の回数が減っていき、閉じがちだった目もしっかりと開くようになってきました。
そしてある日、飼育容器を覗いてみると、物欲しそうな顔でこっちを見上げてきました。
これは!!と思いデュビアを与えて見ると・・・食べました!!
その時の小生の喜びは、このブログで過去に綴った通りです。
以来、またバリバリと餌を食べ現在では完全復活しています。
二回とも、小生が本種の強健さに慣れ、それに甘えてしまったが故の事件でした。
もしこれを読んでいる方に、身に覚えのある方は今一度初心に帰ってみてください。
こんな愚行を二度もしでかした小生が言えた義理でもないのですが、小生達の手の中にある命はちょっとしたさじ加減の間違いで、容易にそこから転げ落ちてしまいます。
某雑誌では、飼っている動物が死ぬのはただ死ぬのではない。それは飼育者によって殺されるのだという様な趣旨の事を言っていました。
事実、事の真意を得た言葉だと思います。
あまりストイックになるのも良くないかもしれませんが、動物を飼う方はどうか前述の事を心の片隅にでも置いておいてください。
そして、小生の様な愚行を決して起こさない様にしてください。
お願いいたします。
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posted by 土斑猫(まだらねこ) at 17:39| ペット