先にも言った通り、色んな事があってここ2ヶ月ほど凹んでいた。特にホウセキカナヘビとクレステッドゲッコーの件はダメージが深く、今でも思い出すと陰鬱な気持ちになってしまう。
とは言え、まだ飼育している生き物達はいる訳で。彼らのためにも凹んでいる訳にはいかんと、心機一転する事にした。
その原動力になったのは、この子。
衣装ケースの壁越しなので、写りが悪いのはご愛嬌。なんせ、かなりのビビリで上から覗くと走り回るし、当然手に持つなんて事も出来ないのだ。
「ゴールデンテグー」のベビー。
前々から、大型の肉食系トカゲを飼育したいと考えていた。最近まではモニターを考えていて、それなりに育つけれど、手に負えないほどの巨大化はしないチモールモニターを探していた。けれど、さっぱり入荷の情報がなく、なら思い切ってサバンナに行こうかと思っていた矢先、某ショップのHPでこの子の写真を見た。
「カッコイイ!」
一目惚れである。
そもそも自分はモニター派で、テグーにはあまり興味がなかった。以前行ったイベントでも、レッドテグーのベビーは結構いたのだけれど、食指は動かなかった。
テグーって、何ていうか。良い意味で哺乳類っぽいっていうか、太い感じがして趣味じゃなかった。けれど、この子は違った。スラリとスマートで、綺麗で、精悍で、もうバッチグーだったのだ。
しかも、そのお店は具合の良い事に絶賛セール中。ぶちクソ安い! と言う事で、思い切ってお迎えしてしまった次第。
まあ、不安要素がない訳ではない。このゴールデンテグーはテグーの中でも特に気が荒いらしい。大きさは60センチと言う所もあれば、1メートルと言うサイトもあり、良くわからない。まあ、サバンナ飼うつもりでいれば良いサイズだが。そのサイズで荒ぶられるとなかなかに厄介かもしれない。距離をおいて鑑賞に徹するか。はたまた触りまくってベタなれを狙うか。
……多分、観賞用になるでしょう。自分がそう言う好みだから。
で、実際に飼ってみると、思ってたのとちょっと違う。
荒いと言うから、トッケイみたいにポンポン飛んでくるのかと思ったら、そうでもない。確かに手を入れるとバタバタ逃げ回るけど攻撃はしてこない。マッハのスピードで走り回って、結構な勢いで壁面にぶつかる。
衣装ケースで正解だったかもしれない。ガラス水槽でこんな事してたら鼻潰しそう。
ただ、掴みに行ってこそ逃げ回るけど、それをしなければ結構近くまで寄せてもボヘ〜っとしてる。こう言うモノなのか、それともこの子の性格なのか。
餌は食べる。
けど、これまた聞いてた程がっつかない。チマチマと摘んでは離れ、思い出した様に近寄ってはまたチマチマと摘む感じ。動画で見た連中は、もっとガーッと行ってる様な気がするのだが。量も食べないし。
でも、調子は悪くなさそうなのでしばし様子見。
試しに与えて見たフトアゴゲルを食べてくれたのは、朗報。雑食の傾向があるテグー。ゴールデンはその中でも肉食の傾向が強いとの事で、植物質を食べさせるのに苦労するかと思っていたので。雑食トカゲ用のコレを食べてくれるなら、負担は減る。
あと、寝起きが悪い。床材のハスクチップに潜って寝るのだけど、朝になってライトが点灯しても全然出てこない。二時間経っても、出てこない。大概仕事の時間になるので、ほっくり返して無理やり起こす。当然、バタバタ。でも、直ぐに落ち着く。普通に餌食べるし、まったりとバスキングも始める。
余裕があるらしい。
なら、自分で起きろ。
という訳で、ようやく迎えた大型トカゲ。大事にして、立派に育て上げたい。
……お金貯めとこう……。
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