状態の悪いトッケイ。今日確認すると、床の上にいた。やはり、体調が良くないのだろう。手に取ると、一応身をよじって抵抗。口を開けて威嚇したので、水分補給を兼ねて、ふやかしたブレンドフードを二本だけ放り込む。口に入った分は、素直に飲み込んだ。すぐにケージに戻すと、下半身を引きずってコルクバークの下に隠れる。どうも、下半身に力が入らない……と言うか、麻痺している感じ。どうもトッケイは状態を崩すと、下半身から障害が出るらしい。脊椎を損傷する様な事態はなかったし、考えられるのはやっぱり無理な産卵。同じヤモリのレオパに比べて、相当に卵殻が硬い。カルシウムが欠乏して、骨に異常が出たのだろうか? 落ち着いてしっかり餌付く前に産卵してしまったのが悔やまれる。
こちらは、同時期にお迎えしたもう一匹のメス。持ち腹で産卵する事もなく、一週間の検疫を経て大部屋に。例の如くWCなので、人馴れは全くしていない。けれど、順調に回復して今はこの通り。ふっくらとしてきて、身体も一回り大きくなった様な気がする。餌入れのコオロギの減り具合からしても、同居しているオスだけが食べているとは思えないので、しっかり採餌しているのだろう。ウチに来た時は、身体も小さく痩せていて、壁に張り付く事も出来なかった。ヤバいとしたら、コチラの方だと思っていたのだけど。野性の生き物は、どう転ぶか分からない。
とにかく、トッケイは入手時の状態がモノを言う。安価で販売されているのは明らかにWCなので、入荷してすぐに飼うのではなく、しばらくはショップに任せてしっかり立ち上げてもらった方がいいと思う。落ち着いてしまえば丈夫なので、買うのはそれからでも遅くない(仕上げてくれるショップがあるって、幸せなのよ)もっと、CBが出回れば良いんだけどね(高くなるけどw)
CBの強さをこれでもかと体現してくれている、クレステッドゲッコー。いや、自分で餌食わないので厄介と言えばこの上なく厄介なのだけど、何しろ、強い。お迎えしてから数ヶ月。アシスト給餌(と言うか、ほとんど強制給餌に近い)だけで生きている。普通だったら、こんだけ弄られたらストレスで状態崩しそうなモノなのに。平然としてるばかりか、普通に成長している。って言うか、お迎え当時よりも壁登り上手くなってるし。何だ、これ。培ってきた爬虫類飼育の概念をひっくり返し、今だにひっくり返し続ける彼(彼女?)本当に、このまま大人になる気なのだろうか……。
レオパは、メス二匹が三度餌を食べなくなってきた。落ち着かず、ケージの中をウラウラ。お腹を返して見ると、白い影。二匹とも、3クラッチ目が近いのかもしれない。前回産んだ2クラッチ目の卵は凹む事もなく、カビが生える事もなく、順調に生育している様に見える。まあ、弄るのが怖くてキャンドリングしてないんだけど。ヘタレ。
トッケイの件で病んだ心に染みる慈雨。この子達には、無事に孵化して欲しい。
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