ちょいと需要がありまして、Sサイズのコオロギが必要になりました。
でもここのところ、出費(←ほぼ自分のせい)がかさんでいるので、なんぼでも安い所と思って、いつも使ってるチャームさんではなくて、みとコオロギさんと言う専門店を使いました。
コオロギ販売では、わりと有名なところで、調べてみると確かに安い。
特に、定数を買うと配送料と代引き手数料がサービスになるのはとても嬉しい。
という訳で、購入。
本日、到着しました。
早速、封を解いてみると、出てきたのは見慣れたデリカップや紙袋ではなく、箱。
テープで目張りがされた、箱が二つ。
「随分、厳重だな〜。」とか思いつつ、テープを取ってみると・・・。
ピョン
・・・・・・。
箱の隙間から飛び出す、コオロギ一匹。
否、一匹ではない。
次から次へと出てくる。
この時点で、かなり焦る。
早くケージに移そうと思い、箱を開けました。
途端――
ドッパァアアアッ
一斉に溢れ出す、大量のコオロギ。
阿鼻叫喚。
地獄絵図。
半ば途方に暮れながら見てみると、箱の中にはギッシリと詰まった新聞紙。
輸送途中の共食いを防ぐための配慮。
それは分かります。分かりますけど・・・・・・
ここまでみっちり詰めなくてもいいでしょうよ!!
おかげで、箱の中全てがコオロギの行動範囲となり、開けた途端にスタンバイしていたコオロギ達が次々と跳び出してくる。
それだけでも大変なのに、本隊は当然、箱に詰められた新聞紙の中。
引っ張り出さなければならない。
その先に、今に勝る地獄が待っているとは分かっていても。
躊躇している暇はない。今こうしている間にも、手にした箱からは次々と白き悪魔が跳び出しているのだから。
下に蓋を開けたケージを置いて。
意を決し、一気にズボッ!!
途端、炸裂するコオロギ・クラスター。
床を飛び回る、コオロギの群れ。
そして、ここにきて重大なミスが発覚!!
用意していたケージの高さが足りない!!
一緒に入った新聞紙を踏み台に、バンスカバンスカ跳び出してくる。
かと言って、悠長に新聞紙から振り落としてる暇もない。
パニックになりながら、新聞紙ごとケージに蓋をする。
そして、二つ目の重大なミス発覚。
蓋の網目が大きい!!
蓋の網目をすり抜け、脱出してくるコオロギ!!
慌てて手近にあったテープを手に取り、蓋の網目を塞ぎまくる。
もう訳が分からない。
逃げたコオロギは、生け捕るなど最早不可能!!
片っ端から叩き潰す。
それでも、多数が本棚や机の下に逃亡。
どうしようもない。
やがて、ようやく蓋の封印作業が終わり、逃亡が収まる。
嵐が去った後、残ったのは床に転がる無数のコオロギの死体。
当時、部屋の気温は35°。
汗だくになりながらへたり込む自分。
しかし、その視線の先にあるのはもう一つの絶望。
そう。今の惨劇を生み出したパンドラの箱は、一つではない。
注文したコオロギの数は1000匹。
今のは、その半数に過ぎない。
箱は、もう一つあるのだ。
凄まじい疲労と、恐怖に打ちのめされながら、その箱に手を伸ばす。
地獄はまだ、終わらない・・・。
まあ、商品の内容自体は非常に良かったです。
数多の惨劇は、コオロギ達が健常な証。
流石、大御所。
あの数にして、死着も0。
キープケージに収まったコオロギ達は元気にシャリシャリとキュウリを齧ってます。
安いし、品質も確かなので、試してみたい方はどうぞ。
問題は、梱包形式だけ。
努々、準備と覚悟はお忘れなきよう・・・。
ちなみに、潰したコオロギ達はベルツノとイエアメFAが美味しくいただきました。
本来の消費者である新入り達も、生きたのを入れてやるとパクパク食べてました。
まあ、今日から毎日やるから、好きなだけ食べて太っておくれ。
後は、逃げ延びたコオロギが目につき次第、デストロイするのみです。
ネコ2匹には、いい玩具みたいですが。
ああ、でもせめて、寝床に上がってくるのは止めてくれんかね・・・。
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