2016年05月01日
ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方(2004アメリカ)
監督/スティーヴン・ホプキンス
脚本/クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
出演者/ジェフリー・ラッシュ
about the movie
1950年代イギリス。 ラジオのコメディ番組へ出演していたピーター・セラーズは、映画俳優として活躍するようになる。ある日ピーターは、共演者のソフィア・ローレンに恋をし、呆れた妻は家を出て行ってしまう。失意のなか、『ピンクの豹』のクルーゾー警部役が舞い込んだ。映画は大ヒットし、私生活では美人女優ブリット・エクランドと結ばれたピーター。しかし、突然の心臓発作が彼を襲う。一命を取り留めたピーターは、コメディを卒業し、シリアスな正統派役者としての道を進もうとする。(wikipediaより引用)
ネタバレreview
ライフ・イズ・コメディ!見てきました。
これ見たかったんです。予告を見たというよりは、前回のゴールデングローブ賞でちらりと見て気になってたのよ。そして予想通り面白かった。オープニングのアニメ−ションがオシャレで良かったなー。「フォー・ルームス」のオープニングを思い出してしまった。
公式ページがすごく可愛いのでご覧あれ。ストーリー紹介の動画とか。やたらと動くHPって嫌いですが、ここまでまとまってて雰囲気のあるサイトなら好きです。予告だけ見たときは、もっとコメディ路線だと思ってたのですが、割とシリアスな部分が多かったです。ピーター・セラーズの波瀾万丈な人生を描いたって感じでした。ジェフリー・ラッシュが一人何役?てぐらい多くの役柄を演じていますが、どれも凄い。スタンリー・キューブリック、ブレイク・エドワーズ、両親、妻、、と登場人物ほとんどを部分的に成り代わっています。関係ないけど、キューブリックの真似している時の声がエイドリアン・ブロディに似てたな。子役のひとりが「アザーズ」に出ていた幽霊子役で、あの青白い眉毛の無い顔を見るたびに「マミー…声が聞こえるよ」とかなんとか恐怖の言葉を囁かないかと恐ろしかった。健康的な役柄が似合わない子役ですな…。
それにしてもやはりジェフリー・ラッシュは素晴らしい。私のお気に入り映画のひとつにマルキ・ド・サドを演じた「クイルズ※」がありますが、あの演技も良かったなー。映画自体も好きだったけど。もひとつジェフリー・ラッシュでのお気に入りは「フリーダ※」のトロイツキー役。「シャイン※」も良いんだけど、あれはどうしてもノア・テイラーの神経質演技に目が行ってしまう。あー何故もっと注目されないんだ、ノア・テイラー。いろんな作品を見たいんですけど。
ピーターが離婚したあと、車(と見せかけて女性)のディーラーとのやりとりがあるんですが、その時にミュージカル「スゥイート・チャリティ」の「Big Spender」が流れました。これ、聞くとしばらく頭を離れない…「♪Hey,big spender〜」の部分がエンドレス。他にも、シーンにぴったりな選曲がいくつかあり気持ちよかった。音楽センスも大事やね。
ブレイク・エドワーズの監督作品をいろいろ見たくなってしまった。彼のコメディセンスはかなり好き。「ビクタ−&ビクトリア※」DVD持ってますが、何度見ても面白いのよね。ドレッサーの中に潜んだ探偵が指挟む…とかベタなコメディなんだけど、素直にわははと笑えてしまう。テンポが良いので、コメディにありがちな恥ずかしい「間」みたいなのが一切無い。そしてブレイク・エドワーズと言えば思い出すのが、前回のアカデミー賞で功労賞をもらった時のコメントのセンスの良さ!素晴らしかったね。何度見ても気持ちよく感動してしまう。受賞スピーチってつまらないのが多いけど、彼のは最高だったなあ。
時間ができたら、ピンク・パンサーをレンタルしよう。クルーゾー警部に会いたい!
最近、ドキュメンタリー映画の製作プロデューサーさんや脚本家さん、撮影監督さんの話をお聞きする貴重な機会があったのだが、すごく面白かった。「苦心は苦労ではない」などなど作り手ならではのお話、ほうほうと感心しながら聞いた。またTVでいつも見ているアナウンサーさんともお話する時間があったが、TVで見るよりも肌つるつるで細くて奇麗。嗚呼、女子アナ…違う世界だ(当たり前)。
関連商品
ピーター・セラーズの愛し方 〜ライフ・イズ・コメディ! 【DVD】 価格:3,447円 |
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5018060
この記事へのトラックバック