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2016年05月05日

追憶の森(2016アメリカ)ネタバレ

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「追憶の森」2016アメリカ
監督/ガス・ヴァン・サント
出演者/マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ



about the movie

本作は、富士山の麓にある青木ヶ原樹海(自殺者が多いとされる森)で自殺するために日本にやってきたアメリカ人アーサーの物語である。樹海にやってきたアーサーは中村と名乗る男と出会う。中村もまた樹海で自殺しようとしていたのである。2人の男は自己を見つめなおすための旅を始める。(wikipediaより引用)

ネタバレビュー

予告で観たとき、もしやこんな内容なのでは…と想像した通りでして、けっこう多くの方がそうなのではないだろうか…。だって、登場人物がほぼ3人しか…ということは…ねえ…?

というわけで、激しくネタバレしているので、観るつもりの方はご注意を。

<以下、超ネタバレあらすじ>
マコノヒーの奥さん(やり手の不動産業者、マコノヒーが非常勤講師で給料安いもんだから不満で夫婦仲上手くいっておらず)が病気で手術することになり、手術は成功するものの、搬送途中にトラックにつっこまれ死亡。マコノヒーは生前の奥さんと約束していた「死ぬ時は病院ではなく、パーフェクトな場所で」という言葉を思い出し、the perfect place to die と検索してヒットした樹海へ旅立つ。

彼は、妻のことを何も知らなかった(知ろうとしなかった)ことを悔いていた。社会保険番号は知っていても、好きな色も好きな季節も知らなかった…と妻の葬儀でうなだれるマコノヒー。

樹海に着き、立ち入り禁止のロープをくぐった先で薬をちびちび飲んでいると、よれよれ傷だらけになった日本のサラリーマン(渡辺謙)が出てくる。2日前からここに迷いこんでおり、会社で窓際に追いやられて絶望したという。でも樹海を出たいと。大丈夫か、必ずここから出してやる…と自分の自殺そっちのけで渡辺謙を助けるマコノヒー。

雨に打たれたりいろいろ災難に合う中で、土の無い中に咲く花を見つける。日本では、魂がうかばれる時に花が咲くと言われている…と(そうか?)。自分の妻のことを打ち明ける中、渡辺謙の奥さんの名前がキイロ、娘がフユであることを知る。遭難者のテントからトランシーバーを発見し、どうにかこうにか救助隊に発見してもらう。渡辺謙に自分のコートをかけて、とりあえず自分を救助してもらったマコノヒー。日本の病院を退院してから渡辺謙を救出に行く。しかしコートの下に彼は居らず、花が咲いていた。渡辺謙が樹海に入ったという2日前には、監視カメラには誰も映っておらず、そんな人が樹海に入った形跡はないと言う。

アメリカに戻り、非常勤講師として科学の授業をしていると、マコノヒーのメモに「KIIRO」「FUYU」と書かれているのを生徒がみつける。「YELLOW」「WINTER」とつぶやく生徒に、マコノヒーは意味を聞くと「人の名前じゃなくて色と季節ですよ」と。

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とまあざっくりこんな内容です。(他にも色んな伏線と結果があります)

日本ではそこそこ評価が高いようですが、カンヌではどうやらブーイングだったそう。わざわざ自殺しようとしている人が日本まで来るか?という設定が疑問だったようです。まあ、そこは奥さんの「一番良い場所を探してね」と言われたことを守ろうとした…というところだと思うんだけど、私がつっこんだのは

the perfect place to die と検索して、

トップヒットしたところにすんなり決めるんかい!!と。

いやアメリカのほうが神聖で広大な森たくさんありまくるでしょうがー!と。近場だとカナダとかさあ!? しかも、ネットで観てた写真、あんまり神聖とか美しい場所とかじゃなくて、めっちゃ暗い自殺名所です。みたいな写真だったよね?いいのかマコノヒーよ。

さて。日本が舞台なんだけど、海外に向けた内容なので、日本人には「?」なことがたくさん出てきます。それでもなぜ日本で評価が高いのかしら。海外の方には、あの富士の樹海というものは神秘的な場所に映るのだろうか…。

たとえば、成仏した時に花が咲くっていう設定、とっても可憐で神秘的で日本っぽいけど、初めて聞いたわい。トランシーバーにも謎の平仮名が。

渡辺謙の奥さんの名前も「キイロ」、娘の名前は「フユ」だという伏線があるのだけど、これはラストで、マコノヒーの亡くなった奥さん(ナオミワッツ)が好きな色&季節、ということが判明するわけなのですが。

人の名前でも色でもおかしくないように、「アオイ」とかそういう名前にしておけばよかったのに。キイロはさすがにあんまり居ないでしょうよ。キイロさんは(居たらほんとすみません)。

という、ちょっとした(?)つっこみどころはたくさん出てきますが、まあ疑問に思うのは日本人だけなので良いとして。

にしてもマシュー・マコノヒーは、昔は筋肉っぽい映画のイメージがありましたがすっかり演技派ですなー。好感度上がってきたよ…。

ナオミ・ワッツは、すっかり「美人なんだけどかわいそうな妻」とか「売れない女優」みたいな役が続いてない?底抜けにハッピーな役所とかって無いよね、最近。でもやっぱり奇麗だわあ。47歳とは思えない…

ガス・ヴァン・サントは、一番最近で「プロミスド・ランド」を観ました。やっぱり社会派映画が合っているような気がする。こういったファンタジーには、ちと違和感が。

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映画館で観た最新映画から、昔の名作まで 幅広くと見せかけて、かなり偏った映画オタクが、ゆるーく感想を書いているブログです。 単館系は、音楽モノの映画、美術モノの映画、歴史映画が好物。 好きな監督はタランティーノ、ウディアレン、園子温、スティーブン・ダルドリー、フランソワ・オゾン、イリャニトゥ、デル・トロなどなど。 雑食に映画を観て、雑多な映画感想を書いております。※感想は鑑賞した当時のものです。
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