この四字熟語は広く流布している。
人が窮地に落ち込むと、「今、苦労して四苦八苦してます」なんて簡単に言うが実際それは何を意味しているのかなと、ある日疑問に思った。
自分では会者定離ではなく愛別離苦が四苦なのかなと思いはしたものの判らず少しだけ調べてみた。
調べると言っても、図書館に行ったりスマホでググってみる程の意欲もない。
身近かなところで済まそうと安直に。
愛している人や肉親と判れる悲しさ、ましてや死に別れに至っては説明の余地はない。
しかし、愛別離苦は此の四苦八苦の四苦ではなかった。
そもそもこれは仏教用語であるらしく、仏教において【生老病死】生まれ齢とり老いてゆき病を得て死んでいく事が四苦であり、これに私が知っている数少ない四字熟語の【愛別離苦】に加え、【怨憎会苦】、【求不得苦】、【五陰盛苦】の四苦が加わり八苦になるのである。
因みに後段三行は法華経からの出典である。
法華経はお釈迦様の晩年8年間で説かれた教えであるそうな。
仏教を勉強したわけでは無いからここいらで止める事にします。
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