2014年12月06日
健康雑学 目薬の正しい取り扱いについて
健康雑学 目薬の取り扱いについて!
昨日テレビでも雑学番組で取り上げられていましたし、私のブログでも紹介したことがありますが乾燥をするこの季節でので再度おさらいをしておきます。
はじめに 現在、日本で市販されている医療用点眼薬、OTC(一般用)点眼薬には多くの種類があります。間違った使用方法や、症状に合っていない目薬をさすことにより、時に症状を悪化させたり、新たな疾病を生み出すこともあります。
特に、緑内障、白内障、飛蚊症、加齢黄班変性、糖尿病網膜症、LDT症候群(現代病と呼ばれるパソコンのやり過ぎに起こるものです)その他様々な眼病があり、目薬を注す場合は必ず、医師、薬剤師に指示された、点眼滴数および回数を守るようにして下さい。
簡単な話で言いますと、メチル硫酸系の活性型ビタミン剤の入った目薬はお休み前に注しますと身体は寝ているのに目は働いているという状況をつくるので逆に視力の低下の原因などになります。
正しい目薬の差し方
【点眼薬の場合】
まず、石けんで手指をきれいに洗いましょう。
次に、目薬の先端にさわらないように注意しながらキャップをはずして下さい。(注:懸濁型の点眼薬は、よく振ってから使用して下さい。)
目薬の先端を点眼する方の目の位置に固定します。
この時、目薬の先端が目やまつげに直接触れないように注意して下さい。
もう一方の手の人差し指で、下まぶたを押し下げてポケットを作ります。
1回に1滴ずつ出るように、そっと点眼瓶に圧力を加えます。点眼滴数は種類によって異なるので、医師又は薬剤師の指示に従いましょう。
次が大事なポイントで点眼後は静かにまぶたを閉じて、まばたきをしないで約1分間、目をつぶるか軽く目頭を押さえます。
あふれた点眼液は清潔なタオルやティッシュなどで拭き取って下さい。(注:2種類以上の目薬を使用する場合には、間隔を5分以上あけて点眼して下さい。)
目薬を使い終わったら、その目薬の貯法(冷所保存・遮光袋)に従って保管しましょう。特に保存についての注意がなくても、直射日光をさけ、なるべく涼しい所にしっかりふたをして保存しましょう。
家族や友達など、他の人の使っている目薬は使わないで下さい。
【子供やペットに目薬を使用する場合】
お子さんが泣いている最中は、目薬が涙で流されてしまうので、点眼するのはさけて下さい。
お子さんがなるべく動かない様固定して下まぶたを下げ、目薬を点眼します。
この時、目薬の先端が目やまつげに直接触れないように注意して下さい。
いやがるお子さんの場合は、お子さんの頭をやさしく固定します。
どうしても、点眼中に目を開けることができないお子さんの場合には、目頭の部分に目薬を滴下します。そのままの姿勢で目をパチパチ(開けたり、閉じたり)させると自然に目薬が入っていきます。
【眼軟膏の場合】
まず、石けんで手指をきれいに洗いましょう。
チューブの先を清潔なガーゼやティッシュで拭いて下さい。
鏡を見ながら下まぶたを下げ、チューブの先が目やまぶた、まつげに触れないように注意をしながら、チューブを少し押して下まぶたに薬をつけて下さい。
まぶたを閉じ、軽くマッサージをします。この時強く押さえないように注意して下さい。
チューブの先を清潔なガーゼやティッシュで拭いてから、ふたを閉めて下さい。
2種類以上の点眼薬を使用する場合
【点眼間隔】
2種類以上の点眼薬を使用する場合は、間隔をあけて点眼をしないと先に点眼した薬剤の効果が減少してしまいます。各点眼薬の点眼間隔を5分以上開けることが望ましいでしょう。
点眼薬による副作用
点眼薬による副作用で多く見られるものには、「過敏症」「結膜充血」「刺激感」「掻痒感」などがあります。これらは薬剤自身の細胞毒性によるものと、薬剤に対して生じる免疫アレルギー反応によるものがあります。また、点眼薬に配合されている、防腐剤によるものも考えられます。その他、症状の重いものには、「眼圧上昇」「角膜障害」「視力障害」や、時に全身症状として「悪心」「血圧上昇」「頭痛」「下痢」などを引き起こす場合もあります。点眼したことにより何らかの症状が認められた場合には、点眼を中止し速やかに医師に相談して下さい
目は健康な生活を送る上でも大切なものです。
目薬の容器があれだけ小さいのはそれだけ大量に注すと危険な成分だからです。
使用方法をよく守り、快適な生活をお送り下さい!
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