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2014年11月04日

認知症を学ぼう!

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健康便り47
認知症について学びましょう!



私の妻の母83歳が数年前から認知症になりました。 最初のころは、お金を置いた場所が分からずに私達夫婦を泥棒呼ばわりするところから始まりました。  
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それまでは、おとなしい母でしたがそのことを境に昔のことは何時までも覚えているのに最近の出来事を忘れるようになりましたし、昔の話を毎回繰り返しするようになりました。


「もしも、親や身近な人、あるいは自分自身が認知症になってしまったらどうしよう…」そんな不安を抱いたことはありませんか。そもそも、認知症とは?症状が出たらどうすればいい?家族や周囲は、本人とどう接したらいいの? 困ったときに気軽に聞ける相談先は?そのような率直な疑問を今の内に学習していつでも慌てずに対応できるようにしておきましょう!


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「認知症」とは老いにともなう病気の一つです。さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態(およそ6か月以上継続)をいいます。

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我が国では高齢化の進展とともに、認知症の人数も増加しています。
65歳以上の高齢者では平成22年度の時点で、7人に1人程度とされています。なお、認知症の前段階と考えられている人も加えると4人に1人の割合となりますが、MCIの方がすべて認知症になるわけではありません。また、年齢を重ねるほど発症する可能性が高まり、今後も認知症の人は増え続けると予想されています。



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年をとればだれでも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが困難になったりしますが、「認知症」は、このような「加齢によるもの忘れ」とは違います。


例えば、体験したこと自体を忘れてしまったり、もの忘れの自覚がなかったりする場合は、認知症の可能性があります。



また、認知症の疾患として、代表的なものは次のとおりです。



いくつかの認知症の原因として、異常なタンパク質が脳に溜まることや、脳の神経細胞が死ぬことにより発症することが報告されています。



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「アルツハイマー型認知症」
最も多いパターン。記憶障害(もの忘れ)から始まる場合が多く、他の主な症状としては、段取りが立てられない、気候に合った服が選べない、薬の管理ができないなど。



「脳血管性認知症」

脳梗塞や脳出血、脳動脈硬化などによって、一部の神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、神経細胞が死んだり神経のネットワークが壊れたりする。

記憶障害や言語障害などが現れやすく、アルツハイマー型と比べて早いうちから歩行障害も出やすい。



「レビー小体型認知症」

幻視や筋肉のこわばり(パーキンソン症状)などを伴う。



「前頭側頭型認知症」

会話中に突然立ち去る、万引きをする、同じ行為を繰り返すなど性格変化と社交性の欠如が現れやすい。

なお、遺伝によるケースは稀であり、さらに働き盛りの世代でも発症するおそれもあることから、認知症は誰にでも起こりうる病気と言えます。

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認知症には、「中核症状」と「行動・心理症状」の二つの症状があります。



中核症状とは、脳の神経細胞が死んでいくことによって直接発生する次のような症状で、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。



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(1)記憶障害
新しいことを記憶できず、ついさっき聞いたことさえ思い出せなくなります。さらに、病気が進行すれば、以前覚えていたはずの記憶も失われていきます。



(2)見当識障害

まず時間や季節感の感覚が薄れ、その後に迷子になったり遠くに歩いて行こうとしたりするようになります。さらに病気が進行すると、自分の年齢や家族などの生死に関する記憶がなくなります。

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(3)理解・判断力の障害

思考スピードが低下して、二つ以上のことが重なると話している相手が誰かわからなくなるなど考え分けることができなくなるほか、些細な変化やいつもと違うできごとで混乱を来す、などの症状が起こりやすくなります。



例えば、倹約を心がけながら、必要のない高額商品を購入したり、自動販売機や駅の自動改札・銀行ATMなどの前でまごついたりしてしまうようになります。



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(4)実行機能障害
買い物で同じものを購入してしまう、料理を並行して進められないなど、自分で計画を立てられない・予想外の変化にも柔軟に対応できないなど、物事をスムーズに進められなくなります。

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(5)感情表現の変化

その場の状況がうまく認識できなくなるため、周りの人が予測しない、思いがけない感情の反応を示すようになります。



行動・心理症状

本人がもともと持っている性格や環境、人間関係など様々な要因がからみ合って起こる、うつ状態や妄想といった心理面・行動面の症状です。



(症状例)

(能力の低下を自覚して)元気がなくなり引っ込み思案に

(今まで出来たことが上手く出来なくなって)自信を失い、すべてが面倒に

(自分のしまい忘れから)他人へのもの盗られ妄想

(嫁が家の財産を狙っているといった)オーバーな訴え・行動がちぐはぐになって徘徊

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認知症の大部分を占めるアルツハイマー型や脳血管性認知症は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)との関連があるとされています。



例えば、野菜・果物・魚介類の豊富な食事を心掛けたり、定期的な運動習慣を身に付けたりと、普段からの生活管理が認知症の予防につながることが分かってきました



また、症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療が受けられれば、薬で認知症の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善したりすることもできます。

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早期発見と早期治療によって、高い治療効果が期待できるのです。



認知症の早期発見・早期治療につなげるために、自分自身や家族・同僚、友人など周りの人について「もしかして認知症では」と思われる症状に気づいたら、一人で悩まず専門家などに相談しましょう!



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認知症になる可能性は誰にでもあります。
私たちと同様、認知症を患った方々の心情も様々です。また、「認知症の本人は自覚がない」という考えも大きな間違いであり、最初に症状に気づき、誰より一番不安になって苦しむのは本人なのです。



認知症の人は理解力が落ちているものの、感情面はとても繊細です。

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あたたかく見守り適切な援助を受ければ、自分でやれることも増えていくでしょう。



認知症という病気を理解して、さりげなく自然で優しいサポートを心がけましょう。



認知症の始まりは、ちょっとしたもの忘れであることが多いもの。

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単なる老化現象とまぎらわしく、周囲の人にはわかりにくいものです。あれっ、もしかして?と気づくことができるのは、身近な家族だからこそです。

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また、認知症になっても引き続き住み慣れた地域で暮らすことができる社会の実現を目指すため、厚生労働省では平成25年度から「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」開始しています。


認知症は高齢者に多い病気ですが、働き盛りの年代でも発症するケースがあり、65歳未満で発症した場合を「若年性認知症」といいます。
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厚生労働省によると、全国における若年性認知症の有病者数は約3万8千人おり、そのうち50歳以上が8割超を占めるとされています。


家計を支える働き盛りの家族が認知症になってしまったら、経済的な負担や心理的ストレスはとても大きいもの。そのため、早期発見・早期治療がより一層重要となります。

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家族だけで支えるのは、本当に大変なのでデーサービスに通わせたり、習い事などの趣味を持たせたり、かかりつけ相談医や相談薬局を持っておいたり等、周囲の人たちの力を借りながらみんなで支える体制づくりをつくりあげることが大切だと思います。


鍼灸治療や漢方療法を効果が見られるのでお試し下さい!

とにかく発症した兆しが見受けられたら、まずは家族で話し合い、そして周りにも相談しながら明るく、前向きに病気と向き合って行きましょう!

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現在、妻の母は、一緒に食事をしたり対話する時間を増やしたり、母がやりたいことやい行ってみたい所には、どんどん連れ出して行く様にして、デーサービスにも週二回行くようにして、定期的にマッサージをしてあげて、漢方と健康食品を併用していきましたら、だいぶん落ち着いています。 現在では、本当に認知症なのと驚くほどです。



皆様の家庭も明るく、楽しい時間が少しでも長く続きますように☆
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