2014年11月01日
更年期障害を理解しましょう!
健康便り46
本日は、症状の大小はありますが、多くの方が経験すると言われる更年期障害について学びましょう!
一般的に、更年期障害期間中は、生成熟期から生殖不能期へ移行する45歳前後〜55才前後だと言われています。
この原因としましては、主にホルモンのバランスの乱れによって引き起こされるものです。 8割方女性の方に発症しますが男性でも発症します。
気になる方は、自己判断で勝手に分析せずに自覚症状があれば、まずは血液ホルモン検査を受けて下さい。
もしその結果、更年期障害だった場合は、更年期障害ですとは言われず、自律神経失調症若しくは、自律神経失調症と生活習慣の中で神経疲労が相互に関係しあって起こる、不定愁訴のバランスが崩れたことが原因ですと告げられた時は更年期障害だとご理解下さい。
原因は、ホルモン分泌の司令塔である脳下垂体から、卵巣や睾丸、子宮、前立腺などへホルモン分泌をするように指示しますが、各臓器への指示がうまくいかずになって起こる結果です。
症状としては、動悸、めまい、のぼせ、イライラ、不眠、肩こり等々50以上の症状があり千差万別で個人差があります。
更年期障害は、閉経にともない卵巣の働きが衰え、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が急激に減少することで起こりますが、エストロゲンの分泌量が減少すると、今までエストロゲンによって調節されていた、からだのいろいろな機能がうまく働かなくなります。
また、エストロゲンが低下すると脳は卵巣に対して、もっと女性ホルモンを出すようにシグナルを送ります。
しかしその際に、シグナルが周囲の脳に不要な興奮を起こしてしまうことで、自律神経の調節がうまくいかなくなります。つまり、女性ホルモンの急激な減少にからだがついていけず、神経の調節不良や心身の不調が起こりやすくなる状態になるのです。
そのような状態は多かれ少なかれ生じますが、特に日常生活にまで影響を及ぼす場合を更年期障害とよび治療を必要としています。
もっともよく現れる症状は、第一位は(疲れやすい、倦怠感)
「何もする気が起こらない」「疲れてだるい」という症状も更年期障害特有のものです。周囲からはなかなか理解してもらえないのですが、更年期障害の治療を開始することで、だんだんと元気が出てきます。
第二位(肩こり)
更年期になって首や肩のこりがひどくなる人は多いようです。更年期によるエストロゲンの減少による自律神経の乱れが、その症状を強めることがあります。
日常生活の姿勢をチェックして、肩や首への負担がかからないように意識することや、またストレッチなど適度な運動や入浴で温めるなど、血液の循環をよくすることが効果的な対処法です。
第三位(頭痛)
頭痛は女性に多い症状ですが、更年期になってから出てきたり悪化したりする場合があります。
更年期によって起こる頭痛は、脳血管の血管壁の痙攣や収縮によって起こるともいわれます。これもエストロゲン分泌の減少が関係していると考えられています。
頭の一部が痛い、頭全体が重たい、うなじが痛い、肩こりをともなうなど、症状はさまざまです。まずは、受診し重大な病気でないことを確認したほうが安心です。
第四位(腹痛・腰痛)
更年期障害以外に、卵巣腫瘍などの恐れもあるので、早めの受診が必要です。また、腰痛は更年期からよく見られる閉経後骨粗しょう症と関係している場合があります。
ホルモン補充療法に使用するエストロゲンの種類によっては閉経後骨粗しょう症に保険適用されているものもありますので、お医者さんに相談しましょう。
第五位(不眠)
やはり更年期のエストロゲン減少に伴う自律神経の異常によって、寝付きが悪い、眠りが浅い、すぐに目が覚めてしまうといった症状があらわれます。まずは、からだを動かして軽い疲労を与えたり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったりするなどしてみましょう。
更年期障害の治療で様子をみたり、場合によっては睡眠薬を一時使ったりして改善していきます。
第六位(うつ状態・不安感 )
気持ちがふさぎこむ、何を見ても感動できないなどのうつ症状は、専門家が診察すれば、本当のうつ病か更年期障害によるうつ症状か、区別ができます。
これにもっとも有効な薬は、HRTは、減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充する療法です。
また、子宮を有する場合には、黄体ホルモン(プロゲステロン)を一緒に投与します。
保険適用で、自己負担も少なく、更年期障害の根本的な治療法としてもっとも期待されていますが当然副作用もあります。
副作用は、不正出血、乳房のハリや痛み、おりもの、下腹部のハリ、吐き気 などです。
副作用が心配な方は、他にアローマセラピーやエキセサイズ、鍼灸療法、漢方療法、健康食品療法等々ありますが私がお勧めするなら、市販薬のスノーデン社のプラセントップ(胎盤)にその方が一番思い症状に合う漢方を処方するでしょう!
それと一番大切なのは、毎日の生活の中で何か明るく、楽しく過ごせる為の習い事(カラオケ・生け花、人形作り等)、若しくはからだを動かすストレッチ、ウォーキングなどを取り入れ、なるべき症状を考えないようにすることです。
生命を脅かす病気でもなく、何もしなくても長い方でも7.8年で治る病気だと考えて前向きに過ごして下さい!
あなたの暮らしが少しでもより良くなりますように☆
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