2013年02月05日
77. 江口洋介 バイク・ロック・ケンカ・原田芳雄 「あさイチ」
テレビドラマにたくさん出演されていますが、「テレビは何をご覧になるんですか」と言う質問に、
「テレビはあまり見ないんです」と苦笑い。
「起きてすぐ車に乗り込むんで…ラジオはよく聞きます」
NHKで初主演
テレビドラマ初主演はNHKでした。
20歳のとき「翼をください」で高校生役を熱演しました。
その後も「トントン拍子」で「東京ラブストーリー」「一つ屋根の下」とヒット作に出続けます。
「東京ラブストーリー」では長髪(ロン毛)、「一つ屋根の下」では独特の帽子のかぶり方で、流行を生み出しました。
「何かするたびにウケて、どうでしたか?」
「考える暇がなかったですね。次のセリフを覚えないといけなかったから…」「20代は走ってるだけで、考えるようになったのは30代になってから」「社会との結びつきを考えるようになりました」
20代のころの役はそれまでの自分の体験や思いから、すっと入っていけたそうです。
バイクとロックの青春
それではどんな青春を?
幼いころの写真ではバイクのおもちゃにまたがっています。お気に入りだったそうで「ぼろぼろになるまで」乗っていたとか。
バイク雑誌は「小学生のころから学校に持っていってた」そうで、また時代も「日本のバイクの全盛期」でした。ホンダ、カワサキ、ヤマハ…日本のバイクが世界的に人気を呼んだ時代でした。
「絶対に自分も乗るんだ!」と固く心に誓っていたとか。
今もバイクは大好きですが、あれこれ手を加えすぎて「売れなくなっちゃう」そうです。
また70年代はロックの時代でもありました。
「ガンガン聞きましたね」「そのうち詩の内容に魅かれて」「時代から音楽を感じました」
ウッドストック、ベトナム戦争…いろいろあった時代です。
「音楽は今でも放せないですね」
大音量で聞くんですか?
「迷惑ですよ、完全に」「お酒を飲みながら聞くんです」防音の部屋もあるらしいですが。
ケンカに明け暮れて…
激しく過ごした青春を象徴する言葉が紹介されました。
「人を殴ったりするような感情は表現として出すようにしなさい」江口さんが通っていた高校の校長先生の言葉です。
「どういうときに言われたんですか?」
中学、高校とよくケンカをされていたそうで、問題があるたびお母さんが呼ばれました。
そういう場で校長先生から「将来何になるんだ?」と聞かれ、「俳優になる」と答えた江口さんに、先生が言われた言葉だそうです。
「(だれにでも)抑え切れないものがあるでしょう」「それを出すのが映画だし音楽」「それを無くさないようにしたいんです」このあたり、かなり力がこもっていました。自分でもそれに気づき、
「朝から語っちゃってますよね」と苦笑。「いいんです、語ってくださって!」
先輩の死で…
ビデオメッセージでは「脳男」で共演した生田斗真さんや、以前から親交のある佐藤浩市さんからメッセージが届きました。
佐藤浩市さんとは尊敬する故原田芳雄さんを通じて交流を深めたようで、
「(体調の悪い)芳雄さんの病室で江口と2人になったとき、2人がボロボロ泣いてしまって」
2人ともかなりの「泣き虫」とのことで、「泣き虫比べをしよう」という提案(?)をする佐藤さんでした。
ヤンチャで感情過多な若者が成長。子どもっぽさを残しつつ素敵な大人になる、その過程をドラマや映画に焼き付けてきた江口さん。
これからもご活躍を。
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