2015年03月11日
559. 中村文則・西加奈子・又吉直樹@ 西加奈子の直木賞に泣いた!・サラバ! 「ボクらの時代」
3人とも以前からのお付き合いだそうです。(トークの場所は、東京・半蔵門 フレンチレストラン アルゴ)
「直木賞おめでとうございます」西さんに又吉さんが。
「ありがとうございます…、ほんまに」と西さん。
「結果見たとき泣いちゃったからね」と中村さん。「ウソやん」「いや、ほんとに」
親友西さんの受賞に「テンパった」中村さん、「誰かにメールを」ということで又吉さんにメールしたら、「この人(又吉さん)も泣いていた」
中村文則さん(37歳)は、2005年「土の中の子供」で芥川賞を受賞。その後「掏摸(スリ)で大江健三郎賞、昨年はアメリカで文学賞を受賞。最新作「教団X 」は世界で注目されています。
又吉直樹さん(34歳)はお笑いコンビ・ピースのボケ担当。お笑い界きっての読書家として有名です。今年、「文学界」に純文学小説「火花」を発表し話題となりました。
今まさに旬の3人によるトーク…。
ネタを書く中村文則
「直木賞バブルでいろいろオファーいただいて、この番組のオファーいただいて、で、『このお2人でないと出たくないです』って…」と西さん。
「そんなこと言ってくれたんですか」と又吉さん。(笑)
「改めて思ったけど、M-1とか、キング・オブ・コントとか、ようやったよな」と西さん。「ウチら待つだけやん、書き上げてるから、『用意、スタート!書いてください!』やったら無理やん?」
「急に緊張して訳分からんこと言うたらどうしよう、というのはありますよね、生放送やから」と又吉さん。(笑)
「たまにネタを考えてさ、又吉くんにさ、採点してもらうことあんの」と中村さん。
「ウソやん、小説書けや!」と西さん。(笑)「何をしとんねん!」(笑)
こうやって文字にすると乱暴な感じですが、実に笑顔がチャーミング。
「中村さんのピンネタ、めっちゃオモロイですよ」と又吉さん。(爆笑)「『誰かにあげていいよ、又吉くんの後輩とかに』って言ってくれるんですけど、結構独特で、あげにくいんです」(笑)
笑いながら中村さんを叩こうと腕を振り上げる西さん。ああ、本当に仲がいいなあ…。
幽霊かと思った
「劇場で書いてたフリーペーパーで、中村さんのデビュー作をぼくが紹介してて、会わせていただいたんですよ」と又吉さん。「ぼくがめちゃめちゃ好きなんです、で、ランチをご一緒したんですよね、そのとき」
「お笑い芸人さんが来るって言ってたから、すごいテンション高い人がいると思って、『ちょっとつらいな…』と思って行ったら、薄暗い場所だったんだけど、なんか薄暗い場所に薄暗い人がいるので」と中村さん。「…おれ、幽霊とか見たことないけど、もしかしてこれは、古くからその建物にいらっしゃる、そういう存在なのかな、と」(笑)
ずっと爆笑している西さん。
「いるはずないでしょ」又吉さん。
「ものすごい、最初怖がってたら、『今日はありがとうございます』って言われたから」と中村さん。
全く無名の又吉さんに中村さんは「めちゃくちゃ優しかった」そうです。
年に1回のテレビ出演で全くウケず、中村さんに「全然ダメでした。地獄です。終わりです。」と嘆くと、「大丈夫だよ、飲みに行こう」「サシで飲みに行くと、『大丈夫だから』って…」
無名時代の又吉さんを支えたお1人…だったのですね。
本当に興味深いトークですが、今回はここまでです。
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