2014年11月29日
524. 松重豊 孤独のグルメ・趣味・相撲・餃子・甲本ヒロト 「A-Studio」
名脇役の印象だったのが「孤独のグルメ」以降、主役級の存在感を放つようになりました。
「孤独のグルメ、知ってる人?」と鶴瓶さん。たくさんの人が手を挙げました。「なんで!?テレ東やで!」(笑)
「スタッフがそういう店探してきて、実在の店で実在のメニューでっていう設定」と松重さん。
「あれ、おもろいな。『こんなやり方あったか』と思ったね」と鶴瓶さん。
「最初、企画書見せられたとき、おっさんがただメシ食ってるだけ」と松重さん。(笑)「こりゃ、ぼくのプロフィールの汚点になるな、と…」(笑)
「孤独のグルメ」のスタートは2012年の1月。「汚点」と思った企画がSeason4まで…。私(よしろう)もたまたま見て以来、病みつきになりました。
「おいしそうに食べるコツは?」と聞かれ、「食べることって意識してないんで…」と松重さん。「深夜なんで、『だれが見るか』って気持ちでやって、それで…」(笑)力を抜いて取り組んだのがよかったのかもしれませんね。
一度辞めた役者
大学を出たころ、蜷川幸雄さんが「NINAGAWA STUDIO」を発足させ、その試験を受けに行った松重さん。スタッフを罵倒する蜷川さんに怖れをなし、うまくセリフを言えなかったのですが「デカいから」という理由で合格。
しかし、夏のある日、蜷川さんの厳しさに辟易とし、「稽古中に逃げ出した」。
プールで泳ぎながら、「役者、終わったな…」としみじみ思ったそうです。
そして建設現場で正社員として働き、大学時代の彼女と結婚。「これからはこれ(建設業)で…」
その松重さんに戻ってくるよう声をかけたのが、「NINAGAWA STUDIO」の仲間、勝村政信さん。
一度だけ仕事をし、その後、再び建設現場に戻った松重さんですが、転落事故を起こします。5m下に落下。骨折して入院…。「役者やるしかないかな…」と病院のベッドで考えたそうです。
「勝村には本当に、心から感謝して…」そして和解した蜷川さんのことを「いまだに師匠と呼べるのはこの人」という松重さん。
中華料理店での人脈
クロマニヨンズの甲本ヒロトさんは大学時代のバイト仲間だったそうです。
「東京出てからすぐのバイト仲間」と松重さん。アルバイト先は「a亭」という中華料理店。
「a亭は声のデカいやつしか…、当時は行列のできる店のハシリで」 声のデカいやつ…役者とバンドマンのたまり場だったそうです。
そこで知り合ったのが甲本ヒロトさん、梶原善さん、三谷幸喜さんと多士済済。
相撲好き
「甲本ヒロトくんも僕も相撲が好きで…。この間、白鵬のかぶりものをかぶって写メ撮ってきましたから…」(笑)
白鵬のかぶりものをかぶった写メを松重豊に送る甲本ヒロト…。うーん、なかなか。
松重さんの相撲好きは子どものころからのようで、中学のときには、元小結の豊山さんといっしょ写った写真が相撲雑誌に掲載されたそうです。
「相撲雑誌に投稿するような相撲少年だったんで…」
その後、豊山さんに「相撲取りにしてください」と頼みに行った松重少年。「高校出て、大学出てからでも遅くない」と言われ、その言葉に従ったとか…。「そのうちに今の道に…」
今のご贔屓は、勢関と豊ノ島関。テレビの実況中継を見ながら叫んでいるそうです。
餃子大好き
中華料理店でアルバイトをしていた、ということもあって、松重さんは餃子が大好き。
「食えなくなったら、これ、駅前で売って生活しようかって言ってたくらいで…」
餃子の日は家族全員で「巻いて」いるのだとか。
「娘が『今日、用事あるから』、『餃子巻いてから行け』と…」(笑)
「餃子は完全な食事なんですよ」と餃子の魅力を語る松重さん。「野菜、肉、デンプン…全部入ってる」「その日(餃子の日)は何も作らないから…」
「餃子だけ?」
「餃子だけですよ…十分ですよ」
役者としての先輩、大杉漣さんを敬愛し、大杉さんからも絶大な信頼を得ている松重さん。素敵な役者人生を送られていますね…。
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