2013年12月15日
348. 尾美としのり 子役出身・宮藤官九郎・水泳・宝物 「A–Studio」
「不思議な方がゲストやで」と鶴瓶さん。私服っぽい装いで尾美さんが登場。
NHK「あまちゃん」の主人公のお父さん役で人気が出ましたが、キャリアは長いです。
映画「火の鳥」(1978)が13歳。映画「転校生」(1982)が17歳。
ドラマ「鬼平犯科帳シリーズ」等、数多くの作品に出演。
ドラマ以外の出演がほとんどないので、このトークは貴重ですね。マネージャーもスタイリストもなしに、私服で来たそうで…。
「ごめんなさい」となぜか謝る尾美さん。
「そういう人やねん…」と鶴瓶さん。
デビューのきっかけ
幼稚園時代、よく休む子がいたそうです。
「CMの撮影があるから…」
それを聞いた尾美少年、「自分もテレビに出て、幼稚園を休みたい」不純な動機です。
「そのままずーっと来てます」
女流テレビプロデューサー、磯山晶さんは、多くのドラマで尾美さんを起用しています。
「転校生」のころから尾美さんが好きで一緒に仕事したら「すごくよかった…」。そして「1ドラマ1尾美」
そして、宮藤官九郎さん…。ドラマ「マンハッタンラブストーリー」(2003)では脚本・宮藤官九郎、プロデューサー・磯山晶が実現しました。
「あまちゃん」の主人公、天野あきを演じた能年玲奈さんも尾美さんのファンだそうです。
「事務所に言わされてるんじゃないですか?」と尾美さん。「尾道三部作をお父さん、お母さんの影響で見させられていたそうです」
「尾道三部作」とは大林宣彦監督の、尾道を舞台にした映画「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の3作です。主演はすべて尾美さんでした。
奥様は同級生
尾美さんと奥さんは高校の同級生だったとか。奥さんは普通の高校に通っていたのですが「先生と喧嘩して」定時制の高校に転校。尾美さんと出会ったそうなのです。
付き合うきっかけは柄本明さん。
奥さんと下北沢を歩いていたら、向こうから柄本明さんが…。
3人で飲むことになったのですが、柄本さんは尾美さんの隣りにいる美女を「尾美さんの彼女だと思って」会話をしたそうです。
それがきっかけで意識し始め、正式に付き合うことになったのだとか…。
しかし、彼女のお父さんは、「結婚相手は公務員以外はダメ」というタイプ。
「何に出てるんだ?」ということで、「鬼平犯科帳の…」と答えたところ、「あいつはいいやつだ」。よかったですねえ。
マイブームは水泳
尾美さんのマイブームは水泳だそうです。
「今日は1.5qくらい泳いできました…」
平泳ぎだそうです。「クロールは後ろに下がるんです」(笑)
「そんなはずはない!」という鶴瓶さんのために身振り手振りで説明する尾美さん…。
他に趣味として、奥さんの参加する「ママさんバレー」のお手伝い。いわゆるボール拾い。
祭りとか運動会も好きで、地域のイベントにはけっこう参加しているのだとか。
「ガーッと走って足が…」「町内対抗リレーで肉離れ…」「プチッといって…」
町内会ではウェンツ瑛士さんも走ったそうです。
「どんな町内やねん!」と鶴瓶さん。「ウェンツ、滑り込んで血だらけになったらしいで…」(笑)
また、奥様の証言として「犬のう○こ拾い名人」。
「どういうことですか?」
「さっと、ゴルフのカップインしたボールを拾う要領で…」
そして「忙しいんですよ、仕事していないときは…」「プール、犬の散歩…、夕方、飲み屋で飲み過ぎて昼まで寝て、起きてプール…」
「仕事はあまり好きじゃない」と奥様。
「だって恥ずかしいじゃないですか?」と尾美さん。うーん、この美意識、なんか分かるような…。
宝物
「俳優としての目標はない」という尾美さん。幼稚園に行くのが嫌で始めたのですもんね。
でも宝物は、「若山富三郎さん、渥美清さん、中村吉右衛門さんに会えたこと」だそうです。
熱演といわけではありませんが、この人が出ていると、何か面白いことが起こりそうで、つい見入ってしまいます。それがこの人の持ち味、魅力なのでしょうね。
いい味がにじみ出ています。
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