2013年10月10日
289. 堺雅人A 和歌・断捨離・恩師・セリフ暗記 「笑っていいとも!」
「半沢直樹」が大好評のうちに終わったと思ったら、またしても人気作「リーガルハイ」への出演。
その「リーガルハイ」の関係者からの花束がたくさん届いています。
「忙しいよねえ」とタモリさん。
「いえいえいえ…おかげさまで」と堺さん。「終わってすぐ、3日くらい休んで『リーガルハイ』」
「ドラマっていうのは本当に疲れる」とタモリさん。
「そんな、あんまり、ぼくは…」
「おれも月9、さんざんやったけど」とタモリさん。(爆笑)「長いよね…」
撮影の際には何度も同じ演技を繰り返さないといけないのだとか。1回撮影に入ると、10時間は覚悟するそうで…。
「法廷のシーンでも、最初から最後まで、5、6回は繰り返す。同じのを何度も何度も…バカバカしくて」と堺さん。これは本音でしょうか?
セリフの暗記が大変
「休憩がまたあるんだよね、待ち時間。これがほんとの休憩はできないんだよね」とタモリさん。
「待ち時間はセリフ覚えたりしてたので、待ち疲れというのはなかったですよね…」
「セリフ覚えたりするのは大好きなの?」とタモリさん。
「大好きではないです!」と慌てて否定する堺さん。(笑)
「しぶしぶ…しょうがないです。ブツブツ言って…。受験勉強と同じです。毎日テストみたい…」
毎日テスト…辛いお仕事ですねえ。でもセリフ覚えを嫌がっていては務まらないお仕事です。
「半沢直樹」は銀行員だったので、銀行用語が多く、「リーガルハイ」は法律用語が多い…何かの専門家を演じるには、その専門用語を覚えるしかないですね。
「銀行員役で苦労したのは?」
「ぼくは数字が覚えられないんですよ…いっぱい出てくるんですよ」「論理の場合は筋で覚える…数字は全く関係ない…」「ぼくは昔から算数がダメなので…ぜんぜんダメ!」と堺さん。
数字は「呪文のように」口で覚えさせるそうです。何度も繰り返して…。本当に受験勉強と同じですね。
「けっこう好きじゃん?」とタモリさん。
「好きじゃあないです」
GWからずっとセリフを覚えては吐き出す、という生活をしているそうです。
趣味は和歌…
仕事漬けの日々ですが、
「でも、どうせ休みになってもやることないので…」と堺さん。
「趣味ない?」
「ないですね…なにもないですね」
「和歌とか?」とタモリさん。(笑)堺さんもにっこりと。
「読むのは好きですね…作りはしない」
「百人一首部に入ろうかどうか、迷っていたんだよね?」
「そうです」と堺さん。「百人一首部と演劇部があって、演劇部だったから、たまたまこうやって職業にしてますけど…」
「本当は先生…教師になりたかった?」とタモリさん。
「そうですね…百人一首部だったら、今なにしてるか分からないです」(笑)「和歌作ってたかもしれないですね」
「和歌、好きなんだよ」とタモリさん。
忙しい中で…
5月から「半澤直樹」それが終わって「リーガルハイ」…。
「忙しい中で結婚したんだよね」とタモリさん。
「は、はい」と堺さん。(おめでとう!の声)
「いつ、結婚?」
「4月ですね」
「忙しい中でもやってるんだね?」
「そうですね…はい」と堺さん。「妻と(タモリさん)、誕生日が一緒でしょ?」
「そう、それでいつか言ってたの…、『誕生日会をやろうね』」
「うちの妻とそういう話をしたんですか?」と堺さん。「ぜんぜん聞いてないよ」
「ずいぶん前からそう言ってたの…」
タモリさん、同じ誕生日の人を列挙します。北川景子、ドビュッシー、足利義満…。ああ、斎藤工さんを忘れてる…。「笑っていいとも!」に出たときに「誕生日会に呼んでください」と言ってたのに。
「ぼくはロジャームーアが一緒です。あと永作博美さん」ロジャームーアは007ですね。
「永作会ったよ、そば屋の前で」とタモリさん。
この間(能年玲奈さん出演時)は「さかなクンにそば屋で会った」と言ってたタモリさん。そばがお好きで…。
「正岡子規が一緒だったなあ」と堺さん。
「また和歌になったね…」とタモリさん。(笑)「和歌、ご縁があるんだよ」
恩師は歌人
「最初に和歌が好きになったきっかけはなんなの?」
堺さんの高校時代の恩師が歌人だったそうです。
伊藤一彦さん。自身一流の歌人であるとともに、若山牧水の研究者でもあります。
「有名な先生で、そのころは社会の先生で国語じゃない…そこがまたカッコいい」「全国的な歌人なのに、国語ではなく、社会を教えているという…」
「けっこう余裕こいてますね…おれ、社会もできるよ」とタモリさん。権威的なものを耳すると毒づきたくなる?
「ぜんぜんそういう感じの先生じゃない…すごくいい先生…」
「その先生と出会って…」
「社会を教わる…スクールカウンセラーもしている…出入りしているうちに、中原中也、若山牧水…歌人、詩人を知るようになって…」
「その先生の影響ですね」
「そうです…。ただ百人一首部には入らなかった…」
断捨離
堺さんのお部屋は何となく整理整頓されている印象がありますが、実際はそんな生易しいものではないそうです。
「部屋、きれいそうだね…独身のときから」
「何にもないですね…遊びに来た友だちから『楽屋か!』って言われたことありますよ」「(部屋には)何にもないです。すぐ捨てる。断捨離しすぎて…」
「おれなんか溜まっていくけどね…」とタモリさん。
「すぐ捨てて、それで後悔したことが何度もあって…。捨ててはいけないものも捨てる。公共料金や年金…捨ててはいけないものも捨てる」「台本も全部捨てる。日記も捨てました」
迷ったものはベンディングスペースに置いておいて、「見ない」と思ったら思い切りよく捨てるそうです。
「結局、2カ月くらい見ないものは一生見ないんだよね」とタモリさん。「洋服は?」
「ときどきドンと捨てる」
「モノを集めるということが一切ない?」
「…ないですね」と堺さん。
「気持ちがいい人だね…君は!」となにやら感激するタモリさん。
置いておくものはないのでしょうか?
「ボールペン2本とか?」
「ボールペン1本」ついに「ええっ!」という会場からの悲鳴が…。
「いさぎいい!武士だね、君は!」とタモリさん。
「すごい褒められ方をしましたね」
普通の家庭では輪ゴムなど溜めてたりしますよね?、その気持ちを逆に尋ねる堺さん。堺さんが全部捨てずに残しておくのは、大小のごみ袋、2つずつであることが判明しました。
「置いとく量、決まってんだ?」
「自分の中のキャパが…」と堺さん、話しながらある記憶が。「妻がけっこう溜めるというか…輪ゴム、けっこう持ってたな…」(笑)
身の周りがすっきりしているということは頭の中もすっきりしている…それゆえあの膨大なセリフを頭に入れられる、という気が私はするのですが、どうでしょう?
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