2013年08月25日
246. 片岡愛之助 みかんジュース・お墓参り・お香・「休まない」 「はなまるマーケット」
他のコーナーへの出演はありますが、「はなまるカフェ」には初めてとあって、片岡さんとレギュラー陣の双方に若干の緊張があるような…。
「今朝のおめざ」は
「温州(うんしゅう)みかんジュース 1本 720mL」(2,625円)
銀座千疋屋 銀座本店フルーツショップ(東京都・中央区)
愛媛県八幡浜市のみかんを100%使用。香り高く濃厚な味わいが楽しめるそうです。
「なぜこちらを?」
「もともと100%ジュースが好きでして、1度共演させていただいた松村雄基さんが、ぼくが舞台しているときに差し入れてくださったのがこれなんです。それから自分で取り寄せるようになって…」
「うわっ!濃いですね」と勝俣さん。「朝にいいですね」
一般家庭から歌舞伎の世界に
愛之助さんは9歳で「片岡千代丸」として歌舞伎デビュー。
しかし、実家は大阪で船のプロペラを作っていたそうで、芸能の世界とは無縁でした。
ある日、お父さんが新聞を見ていて「松竹芸能 子役募集」という記事を見つけました。
「塾代わりにここに行ったらどうだ?」ということで息子に勧めたのです。
オーディションに受かって、しばらく通うと仕事がまわってきました。NHKのテレビドラマ、藤山直美さん初主演の「欲しがりません、勝つまでは」への出演です。
その後歌舞伎にも出演。しかし、歌舞伎の公演には休みがありません。学校も休まないといけないので、「その1か月でやめよう」と思っていたら、現在の養父、片岡秀太郎さんの目に留まり、正式に歌舞伎の世界に入ることになったのです。
秀太郎さんは「自分のお父ちゃん(13世片岡仁左衛門)のほうがええんじゃないか」ということで、13世仁左衛門さんの部屋子となりました。「片岡千代丸」の誕生です。
養父片岡秀太郎さんの「愛之助さんを歌舞伎に誘った理由」は
「とにかくかわいくて、目鼻立ちが整っていて行儀がよかった。光るものを感じ声をかけた。稽古を1日も休まない根性のある子どもだった」
「いいように言っていただいて…」と愛之助さん。
将来への決断
歌舞伎の世界では中学を終えて歌舞伎一本で行く人もいるのですが、愛之助さんのご両親は高校に進学してほしいという希望を持っていました。
そして高校卒業が見えたころ、秀太郎さんは愛之助さんに進路を確認します。
1、このまま大学に行かず、歌舞伎役者をする。2、大学に行きながら歌舞伎役者をする。3、歌舞伎役者をやめて家業を継ぐ。
「好きな道を選びなさい」と秀太郎さん。
愛之助さんは迷わず「歌舞伎役者になりたい」と伝えます。そして13世仁左衛門の勧めで「愛之助」を襲名し、秀太郎さんの養子になります。
実家に相談すると、「じゃあ、どうぞ」という返事だったそうです。
「あっさりと…よっぽど嫌われていたのか…(笑)」と愛之助さん。「両親は13、4年前に他界したんですけれど、父の決断力はすごかった…」
そして自分を見つけてくれた秀太郎さんへも「声をかけてくれたから今の自分がある」と感謝を忘れません。
ちなみに趣味のあまりない愛之助さんの唯一の趣味がお墓参り。このお盆に、なじみのお花屋さんに花を買いに行ったところ、お盆休みだったとか…。
10年以上休みなし
いろいろと新しい試みに挑戦している愛之助さん。
スペイン人とのハーフの五右衛門が登場する歌舞伎や、ウエストサイドストーリーを下敷きにした歌舞伎、「東京国際フォーラム」でのいろんな流派の人たちとの踊りの競演など、仕事の話が尽きません。
「お休みはあるんですか?」と薬丸さん。
「お休みは10年以上ないですね…ありがたことですね」と愛之助さん。
「休みがないのに間にドラマ?」と勝俣さん。歌舞伎の仕事の合間に「半沢直樹」のあの熱演…。
「休まなくて大丈夫ですか?」
「体は丈夫なんで…前は休みがほしいと思いましたけど、身体がマヒしてしまいまして…逆に休みをいただくと何していいか分からなくて」と愛之助さん。「友だちは失いました…声かけても来ないだろうと」(笑)
そこまで働くのは、実はある人の影響があるのです。
今年亡くなられた市川團十郎さんと15、6年前に昼食をともにしたとき、團十郎さんから「先に押さえられる役者になれ!」と言われたのです。
制作者がお芝居を考えたとき、まず主役とその共演者を決めますよね。
「上の方がまず決まる…それに近づくために日々頑張っている次第で…」素直な方ですねえ…。
「はなまる解体新書」
「自分を動物にたとえると?」
「ゾウ」…一時期流行った動物占いで「ゾウ」だったそうです。
「大きい耳のわりに何も聞いていない。興味のあるものだけしか聞いていない」(笑)
「必需品は?」
「お香」…ホテル住まいが多い愛之助さん。部屋を好みに改造、というわけにはいかないので、好きなお香で自分の部屋らしくしているそうです。
好きなのは「CHANDAN」…1ダース買っているとか。
「仲の良い芸能人は?」
「東山紀之」…「先に妹さんと仲良くなったんです」
あるとき京都で舞台があった愛之助さんに「絶対に行くから!」という連絡が東山さんから入りました。食事やその後の飲む場所まで全部東山さんが予約して、朝まで楽しんだとか。
「東、京都に詳しいからね…」と薬丸さん。
「ラッキーナンバーは?」
「6」…「6代目なのでそれにちなんで車のナンバーも6」言っちゃってよかったのでしょうか?
そうか…歌舞伎は世襲制だけれど、こういう元気な人も歌舞伎の世界に加わることで活性化させているのですね。ちょっと歌舞伎の謎が解けた気がするよしろうでした。
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