2013年07月11日
211. 石塚英彦 俳優志望・お気に入り洋食屋・十条銀座商店街 「にじいろジーン」
「ぐっさんを連れて行くならこんなトコ!」でぐっさんとの待ち合わせは東京都品川区大井町。
「大井町はいいとこだなあ…。うまいもんだらけではないかと…。」つぶやきながら石塚さんを探すぐっさん。
とある路地に見覚えのある大きな背中が…。石塚さんです。口の周りを白く染めて何やらむさぼっています。シュークリームのような…。
「喉が渇いちゃったからさあ…」と石塚さん。「ぐっさんも食べる?」とシュークリームを差し出して「ウェルカムドリンク」
ツッコむ気にもなれません。
強烈な洋食屋「ブルドック」
しばらく歩いて路地に入ると、目立つ看板が…。「お食事は大井一うまい、やすい ブルドック」
「ただいま!」と入る石塚さん。
「ぐっさんに食べてほしい料理がある」と、店の主人、鈴木謙さんに話しかけます。「ぐっさんをあれで驚かせてやりたいんですけど…」
「あれで?」とご主人。「行きます」
「いつごろから(この店に)来てるんですか?」とぐっさん。
「ぼくはもう5年ほど前から…5、6回は…」と石塚さんが答えると店長の鈴木さんがすかさず、
「いやもっと、300回近いんじゃないですか?」
「そうねえ、5、6回が300回…こらこら!」とツッコむ石塚さん。ここの店長、面白いけれど、ちょっとめんどくさいかもしれない…(失礼)。
「ここの料理、ヴィジュアルが一番じゃないかな…」と石塚さんが言ってるうちにハンバーグらしきものが運ばれてきました。
おお!ハンバーグが四重の塔になって…。
「ハンバーグ」(830円)
一番上のハンバーグはハート形をしています。ちょっとメルヘン?
「一番上はハート?」とぐっさん。
「いえ、ちがいます。お尻です」と言ってその場を去る店長。ほんとにめんどくさい…。
「殴っても痛くない鈍器、持ってないすか?」と石塚さん。(笑)
この店長、かなりです。ちょっと楽しみになってきました。
次に出たのは
「メンチカツ定食」(1090円)これもかなりのボリューム!インパクトがあります。
「初めて見た、このサイズ…」とぐっさん。
「おススメです」と石塚さん。
サクサクの衣とあふれ出る肉汁が楽しめる大満足の1品だとか。
「ご本人を前にして言わしてもらっていいですか?」とぐっさん。「まいうー!」
「まいう、入りました!」と石塚さん。「いい汗かいてるねえ。肉がいい汗かいてますよ」
そして店長に話しかける石塚さん。これは危険な行為では?
「店長、お肉そのものがいい味なんだけど?」
「手洗うの忘れてたから…」出た!やっぱりこの店長ヘンです。
「ぶっとばす!」と石塚さん。でも。石塚さんがこの店を紹介したのは料理だけではなくこのヘンな(失礼)店長も紹介したかったのでは?
もともと俳優志望…
石塚さんは1982年、21歳のとき、俳優を目指して劇団に入団します。
最初はエキストラでした。あるとき、「明日坊主(頭)にできる人?」と言われ、石塚さんは迷わず手をあげます。
翌日坊主頭にして東映撮影所に。すると、
「『戦争映画なのに、お前、なぜ物のない時代なのに太ってるんだ?』と言われて…」そしてエキストラの中でも離れたところにいるように命じられます。
2年間、エキストラの仕事をして、石塚さんは考えます。当時、伊東四朗さんやいかりや長介さんなど、お笑いの大御所がいろんなドラマや映画に出ている…。
「お笑いから入るという登山口もあるんだな、と…」目指す頂上は俳優ですが、まずお笑いから入るということですね。
「面白かったら放っておかないでしょ?」確かに…。「小劇場でも面白かったら話題になるでしょ?」
念願かなって現在は俳優としても活躍しています。
「大きな夢があるんだ」と石塚さん。「正月映画に出たいんだ…『肉バカ日誌』とか」(笑)
「完全にパクッてますよね」とぐっさん。
「和牛と出会う…全国をロケして…最後に牛にフラれて、また旅に出る…」妄想が入ってます。
「食べたらいいですやん!」とぐっさん。確かに。
十条銀座商店街で食べまくり
次に2人が向かったのは北区にある十条銀座商店街。
「ぼくは好きなんです、商店街が」と石塚さん。「全国にいろんな商店街があるんですけれど、なんでここが好きかというと、即戦力の塊なんですよ。料理して、とかじゃなく、そのまま、アン・ドゥ・トロワ」と口に放り込むしぐさをする石塚さん。要するに、すぐに口に入れられるものが多いってこと?
十条銀座商店街は昭和初期にできた、長さ400m、179もの店舗を抱える商店街です。
歩き始めていきなり石塚さんが目を輝かせます。そのお店は
「あい菜家」チキンカツ、チキンステーキ、ポテトコロッケ等々、かなりの品ぞろえです。
「ぜんぶ即戦力だ!」と石塚さん。
石塚さんはコロッケとエビマヨ。ぐっさんは軟骨ボールと唐揚げを頼みます。
「んまっ!」という声が2人から。ジャイアント・ロボかっ!というツッコミが分かる方はかなりの年齢のはず。
続いて行った店は
「野菜の台所」朝採りのゆでたトウモロコシが並んでいます。さっそく食べる2人。もくもくと食べるばかりでコメントがありません。
石塚さんが口を開きました。「甘いと書いて、トウモロコシと読むんだねえ…」微妙です。
ここで石塚さんがぐっさんに提案します。
「商店街を盛り上げることができないかと思って」「商店街の歌を2人で作り、歌えないかな?」
石塚さんは6年前からバンド「ビーフ・ジャンキーズ」のボーカルをしています。
「いいですね!」とぐっさん。
そして曲作りのために、もう何軒か店をまわることにしました。
ある店の軒先で生のキュウリを見ていて、通りがかったおばあちゃんにプレゼントされました。「今、寄付してあげるからね」
かき氷ののれんを見て、石塚さんがぐっさんに質問します。
「この時期、人間に必要なものは?山口くん」
「氷です!」と店に入る2人。
即興ライブ敢行!
ネタを十分仕入れた2人は歌を作りました。詩を2人で書き、それにぐっさんが曲をつけました。所要時間約20分!
そしておそろいのユニフォームで即興ライブが始まり…。
「ハイカロリー石塚です」「ローカロリー山口です」「2人合わせてザ・カロリーズでーす!」これって「あまちゃん」ですよね。
そして歌が始まります。
純情 愛情 十条銀座商店街
5m×400mの天国 横道それてもメイン通り そこはカロリーパラダイス …
女子大生からおばあちゃんまで すれちがうのにからみあう …
アーケードだからロケ上手 じゅうじょうむじんに広がるよ …
理想は高く 値段は安く 人は純情 ここ十条 …
うーん、制作時間20分とは思えません。この歌は現在十条銀座で流れているとか。
石塚さんのカオスな熱意を感じた「ぐっさんを…」でした。
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