2013年04月12日
132. 高橋克実 ジーパン刑事・東京・トリビアの泉 「サワコの朝」
「案外かっこいい。あるときスパッとキレイになられて…」とサワコさん。視線は高橋さんの頭のあたりに。
高橋さんの「記憶の中で今もきらめく曲」はドラマ「太陽にほえろ!」のテーマ曲の一つ「ジーパン刑事のテーマ」。
ジーパン刑事とは、故松田優作さんが一躍名をとどろかせた刑事役のニックネームです。
高橋さんが「太陽にほえろ!」にハマッたのは中学のころ。主演の石原裕次郎さんが新人の刑事にニックネームをつけるのにあやかり、お互いにニックネームをつける遊びがはやったそうです。
東京に行きたい
高橋克実さんは新潟県三条市の金物屋に生まれました。
「ふつうは商業高校を出て家を継ぐ、という流れがあったんですけど…」
そうしなかったのは…「どうしても東京に出ていきたくて」
高校時代の成績は芳しくなかったのですが、東京に行きたい一心で「受ける前から予備校を決めてた」そうです。「七曲署を見たくて…」
予備校の寮で映画好きの人に出会います。憧れの東京で映画漬けの日々を送ります。印象に残った映画はロマンポルノの傑作「天使のはらわた 赤い教室」でした。
「忘れられない1年です」まさに青春ですね。ところで勉強は?
「予備校に2年行って、大学に行った気になって…」「就職して、今で言うフリーターです」
次に役者の道を模索します。
「夢見がちっていいうか、文学座を考えたんですけど、『受験があるらしいよ』って。無理だな…無理!」
もっと簡単に役者になれないかと考えてオーディションを受けることにしますが、まったく受かりません。
それでも不安は全くなかったらしく、「人生設計ゼロだった」
36歳で開眼
たまにお芝居に出ても演技はすべて松田優作風でした。「目立てばいい、と思って」「試すんだけど」「『そういうのいらないから!』と演出家に言われて」「帰りは半泣きで…」
自分の持ち味に気づいたのは36歳のときです。「トリビアの泉」で一気に顔が売れます。
ところが「こういう売れ方でいいのか?」と悩みます。そのころ仕事で一緒になった伊東四朗さんに相談すると「テレビに出られる、仕事がある…一番大事でしょ?」
これで悩みが吹っ飛びます。「ふっきれました」うーん、単純かもしれない、いい意味で。
憧れだった刑事役にこの春から挑みます。「確証」という刑事ドラマです。
憧れだった東京で役者として名を上げ、刑事ドラマで主演、私生活でもパパとなる…人生設計ゼロだった割にはなんだかいいなあ!
高橋さんなりの刑事像、楽しみですね。
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