2020年01月06日
むか〜し昔の昔話と未来の話
昔私話
あるところに
それはそれはとても仲の良い
若い夫婦がいましたとさ
そして数十年がたち
ある日その夫婦は
船に乗っていました
長い間船に乗っていましたが
ある時 占い師が現れ
その夫が洗脳されてしまいました
その船が沈む錯覚に陥られ
解決策もあるにも関わらず
その船から 妻を落としてしまいました
その様を 夫は黙ってみつめ
妻が溺れている所を
苦しみながら 決して目を離しませんでした
助ける事もできたが
オールを一本だけ投げただけで
どこかに消えてしまいました
身一つで大海に投げ出された妻
必死でオールにつかまります
でもオールの浮力は妻の体重を支えられません
沈んでは浮き 沈んでは浮き
必死に もがきました
幸い近くにいた 漁船が近づいてきました
必死にもがいていたにも関わらず
漁船の人たちは 私を見て
哀れに思って 笑うだけで助けようともしませんでした
辛うじて助けてくれたのは
ずっと遠くにいた少し大きめな船でした
人もたくさん乗っていて豪華でした
妻だった女は そこで働くことにしました
ですが そこでも苦難が待っていました
それは 不治の病です
病状が働けなくなるほど悪化し
悲しみと絶望の中 生きるのをあきらめ
女は一人 海にその身を投じるのでした
死ぬつもりだった女ですが
運よく 無人島に流されて
誰もいない島で一人で暮らす決心をするのでした
一人で木々を集めたり
魚を獲ったり 木の実を集めたり
一人で暮らして リフレッシュし
すこしだけ生きる力が芽生えました
そこで行動範囲を増やすと
新しい世界が見え始めました
島には動物たちが暮らしていて
洞窟には人が暮らしていた跡があったり
島の生活にも慣れてきた頃
そこで なんと
宝の地図と船の設計図を
見つけてしまう
それからは
その地図に向かって努力
船を造り 宝を目指す日々です
(いまはこの辺かな?)
その後 女は船を造り大海に再び出る
女の出来上がった船は なんと豪華客船でした
その船で 宝のありかに向かいます
ある日 海で船を見つける
なんとも 頼りない小さな船だ
近づいてみると 見たことのある船だ
そう あの時女が海に落とされた時に乗っていた船だ
見た目はきれいにしているが 船内はボロボロ
今にも沈みそうです
その船には 以前の夫がまだ乗っていました
必死になって船を修理しながら あれからまだ航海しています
体も壊したのか どこか体調も悪そうです
女はそっと持っていた新しいボートを下ろし
その船の横につけました
そして 何も言わずに去りました
助けてくれないの?それに乗せてくれよ
とかなんとか 聞こえた気がするが
女は 何も言わずそのまま去りました
そして いつのまにか
その船も見えなくなっていました
いまの船には 新しい仲間たちがいっぱい
そして女は 努力の結果 宝をみつけ
仲間たちと いつまでも いつまでも
幸せに くらしたのでした とさ
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9537476
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック