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高原茂
メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー・行動心理士の高原茂です。宜しくお願い致します。 「このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。」 など
プロフィール

2024年06月12日

【私たちの正体とは?】

【私たちの正体とは?】

私たちの正体は何でしょう?

自己啓発界の世界的カリスマであるアンソニー・ロビンズ氏は、著書

『アンソニー・ロビンズの自分を磨く』(訳者 本田健 三笠書房)

の中で、

私たちの正体について、

こう述べています。

「私は、人生のあらゆる側面を正しく理解する力を伸ばしたいと、常に思っている。

そのため、
ユニークな経験ができることはないかと、いつも探しも求めている。

数年前、私はベルビュー病院の遺体安置所を訪問することにした。

というのも、
精神科の責任者を務めていた友人のフレッド・コーバン先生に、
命を理解するには、
死を理解しなければならないと言われたからだ。

先生のオフィスに着いた時は、
妻も私も不安でいっぱいだった。

先生は私たちを座らせ、
最後までひと言もしゃべらないように、というアドバイスをくれた。

『なりゆきにまかせて、どういう感情が湧き上がるかに注意するように。後でゆっくりお話ししましょう』

と言われた。

何が起こるかわからないまま、
私たちはドキドキしながら先生の後から階段を下りていった。

先生が案内してくれたのは、
身元不明遺体の安置室で、
その多くは貧困層の人たちのものだった。

最初の引き出しの死体袋のファスナーが開けられた瞬間、
全身を悪寒が走った。

目の前にいるこの『人』からは、
空虚感しか覚えなかった。

妻は、遺体が動いたと思って、震え上がった。

後から先生に聞いたところ、
妻のような反応は極めて一般的なものらしい。

全く動かない肉体、
生命の脈動のない肉体を前にすると、
どう反応していいかわからないのが普通なのだ。

次々と引き出しが開けられるたびに、
私は何度も同じ感覚に襲われた。

そこには誰もいない。

肉体はあるが、人がいない。

死が訪れると、
生きている時と体重は変わらないが、
その人の本質(それが、どのようなものであれ)は、
そこにはない。

肉体が人なのではない。

進むにつれて確信は深まった。

ここにないものは、
目に見えず、
重さのないアイデンティティ、
生命の本質、
つまり魂だった。

生きている間も、私たちは

『肉体が自分ではない』

ことを肝に銘じておかねばならないと思った。

私たちは自分の過去でもなく、
その瞬間の行動でもない。

(中略)

この経験で、
私は生命という『神聖な贈り物』に計り知れない感謝の念を覚えた。

自分がどれだけ恵まれているかを思い出すには、
ほんのちょっとした比較対象があるだけで充分だ。

最近、
作家のウエイン・W・ダイアーを訪問した時、
彼がこの気持ちをうまく言い表わしてくれた。

『私たちは霊的経験を持った人間なのではなく、人間的経験を持った霊的な存在なのです』

彼の言葉は、
私の感覚を的確に表現している。

アイデンティティというのは、
私たちが日々経験することの土台であり、
根幹である。

私たちの本当のアイデンティティとは、
定義できるものではなく、
言葉で説明できないほど偉大なものなのだと思う。

私たちは魂であり、
霊なのだ。

『自分は何者なのか』

ということを心に留めておけば、
すべて納得がいくのではないだろうか。

『人間は霊的な存在である』

とわかって行動する限り、
一人ひとりを孤立させるつまらないゲームは必要ない。

心の奥底では、
すべての創造物はつながっていることを確信しているのだから。」(269頁〜271頁)

ウエイン・W・ダイアー博士やアンソニー・ロビンズ氏が述べているように、

私たちは、

『時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、時々人間の経験をするスピリチュアルな存在』

です。

これが、

“正当な自己認識”

です。

私たちは、

『宇宙全体を創り出している根源的な知性である宇宙意識(宇宙スピリット)の一部』

です。

『あなたは宇宙のさざなみである』(ディーパック・チョプラ)

“aham brahman asmi”
(アハム・ブラフマン・アスミ)

(参考図書)
『アンソニー・ロビンズの自分を磨く』
(著者 アンソニー・ロビンズ 訳者 本田健 三笠書房)

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2024年06月11日

【涅槃寂静】

【涅槃寂静】

ネガティブ感情やポジティブ感情を超越した悟りの境地 “涅槃寂静” を目指しましょう。

『日々、笑顔と感謝で心安らかに生きる』

ただそれだけを目標にしてもいい、

と私は思います。

『涅槃寂静』とは、

『煩悩を解脱した悟りの世界は、
心の静まった安らぎの境地である』

という意味です。

仏教学者で東京大学名誉教授の平川彰文学博士(1915−2002)は、著書

『自在に生きる 涅槃経』(集英社)

の中で、

『涅槃』について、こう述べています

「涅槃とは、
一口でいえば『至福の世界』です。

これは、言葉では表現できない平安な世界です。

例えば、
熟睡に入ったときには、
深い静寂があり、
そこに満ち足りた安らぎがあります。

それは、
熟睡から目覚めたときに、
何ぴとも経験することです。

しかし熟睡には意識がありません。

もし熟睡のままで、
しかも意識があるならば、
その静寂な状態は、
涅槃の世界に近いといえるでしょう。

『涅槃は寂静である』といいますので、
これは静かな世界です。

静かであることが、
至福につながるのです。

感情の起伏があると、
喜びのあとには悲しみがあるでしょうし、
幸福がいつまでも続くことはないでしょうから、
幸福を失ったときに、
不幸を感ずるでしょう。

したがって真の幸福は、
平静な心の状態の中に求められねばならないと思います。

しかしその平静が無知の平静では、
真の幸福とはいえないでしょう。

それは、
無知な動物の幸福と区別がないからです。

したがって、
真の幸福は、
平静な心の状態の中に、
知恵の洞察が輝いていることが重要です。

しかしここでいう『知恵』とは、
いわゆる偏差値で示されるような知識ではありません。

もっと深い

『人生を知る知恵』

です。

この知恵と、
さきの知識とを混同してはなりません。

世間には頭はよくても、
けっこう非常識な人はいますし、
またその知識を悪用して、
他人に迷惑をかけたり、
自分も不幸に陥る人があります。

頭のよいことが、
必ずしも幸福を実現するものではありません。

たとえば、
人類が原子爆弾をつくってしまったことなどは、
人間を不幸にしたよい例であります。

社会が幸福でないのに、
自分だけが幸福になることは無理です。

したがって人生において、
何が真の幸福であるかを、
はっきりと見きわめて、
心の奥に

『不動の境地』

を確立することが大切です。

この不動の心が、
涅槃に通ずる心です。

人生の真実を洞察する知恵が、
心の奥に確立されていることが大切です。

この知恵は、
いわゆる賢愚とは違いますから、
誰にも平等に具わっているのです。

この知恵によって、
洞察せられた

『人生の真実』

が、涅槃の骨格となっています。

私たちの心に不動の力を与えるものが涅槃です。

これは、

『人生の真理』

といいかえてもよいでしょう。

この真理を、
知恵によって見いだすところに、
涅槃が発見されるのです。

自分の心が涅槃を発見し、
心が涅槃と一つになれば、
心は至福に住することができるのです。

涅槃は、
我々が見つけると否とにかかわらず、
いまここに厳存しているのです。

ただわれわれの知恵の眼が、
くらまされているので、
涅槃を見いだすことができないのです。

人生の真の生き方を洞察するならば、
利害得失を超えた

『不動の心』

が得られるのです。

そして心が不動に住することが、
それだけ心が涅槃に住していることを示しています。

しかし心が涅槃を発見するのに、
障害となるものがあります。

それは煩悩です。

むさぼりや怒り、無知、
さらに慢心や嫉妬などが煩悩です。

心にこれらの煩悩があると、
知恵は活動を邪魔されて、
本来のはたらきを発揮することができないのです。

私たちの心の奥には、
このような真の寂静を求める欲求があることを、
見落としてはなりません。

この寂静こそが、
私たちに

『真の満足』

を与えるものであります。

とっさに考えれば、
財産や名誉、
権力などが人間に満足を与え、
幸福にするように思います。

しかしこの種の満足は、
相対的ですから、
真の満足ではありません。

上には上がありますから、
どれだけ財産ができても、
もっと欲しいと思いますし、
どれだけ権力を集めても、
もっと大きな権力を欲するものです。

たとえば終戦直後の貧しい生活にくらべたら、
現代の日本人の生活は豊かそのものですが、
それで日本人が満足しているのかというと、
そうでもないのです。

すなわち外部に満足を求めても、
真の満足は得られないのです。

外部から得られる満足は動揺しており、
無常なものです。

この点を見きわめねばなりません。

それゆえ、
外部にではなしに、
心の奥に寂静な世界を開拓し、
そこに不動の世界を建立すべきです。

そこには、
相対を絶した真の幸福があります。

それが真の安住の世界であります。

しかしこのことは、
外部に向かって幸福を求めてはならないという意味ではありません。

われわれは、
衣食住のすべてを外部に求めねばなりませんし、
食べるものや着るものがないのに、
幸福があるはずがありません。

親や兄弟、
妻や子どもなども外部にあります。

そういうものを獲得することを否定するのではありませんが、
これらのものは、
自分にとって喜びにもなり、
また同時に苦痛の原因にもなります。

この点をよく見きわめて、
心の奥の不動の世界に、
真の幸福を開拓すべきです。

そこに涅槃が見いだされるのです。

それは、
心が相対的のものに妨げられない、
動揺のない、
真の満足の世界です。

私たちは、
外界には魅力のあるものがあふれアトラクティヴなものがあるが、
心の中は空虚だと思いやすいのですが、
これは大間違いです。

心をしずめて、
心の中を見るならば、
そこにこそ無限の宝があることがわかると思います。

人間の発明も発見も、
すべて心の中から現れたものです。

心の奥に至福の世界を得るためには、
さきにもいいましたように、
煩悩を滅しなければなりません。

お釈迦さまは激しい修行の結果、
煩悩を滅して悟りをひらき、
涅槃と一つになり、
至福の境地に安住したのです。

しかしわれわれが、
たやすく煩悩を滅することは不可能です。

煩悩があると、
正しい知恵の働きが、
妨げられるということを知るだけでも、
貴重な成果です。

それを知ることによって、
煩悩の力は弱められるからです。

煩悩が弱められれば、
それだけ知恵の力が増大し、
何ほどか涅槃が自己に実現しているのです。

すなわち、
心の奥の不動の世界が、
それだけひらかれたのです。

心の奥の世界がひらけるとは、
外界の富や名誉、
成功や失敗などに、
心が奪われないようになったということです。

外界の富や権力などの争奪に全力を傾注して、
心の奥をかえりみない人には、
涅槃はまったく実現していないのです。

こういう人には、
心のやすまるときはないのです。」(7頁〜11頁)

煩悩を解脱して涅槃寂静の境地に達すれば、

至福を味わえます。

『言うは易く行うは難し』で、

簡単ではありませんが、

魂の目的は、

悟りを開くことなので、

お互いに精進しましょう。

瞑想を日課とし、

修養を積み、

悟りを開きましょう!

『湯上がりの 気持ちを欲しや 常日頃』(曲亭馬琴)

『もの持たぬ たもとは軽し 夕涼み』(白隠禅師)

『気に入らぬ 風もあろうに 柳かな』(仙腰a尚)

『悟れば一瞬にして幸来たる』(中村天風)

行こう

行こう

覚者の国へ

悟りを開いて皆んなで一緒に行こう

悟りあれ

幸いあれ

(推薦図書)
『自在に生きる 涅槃経』
(著者 平川 彰 集英社)

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2024年06月10日

【温厚篤実とは?】

【温厚篤実とは?】

『温厚』とは何でしょう?

広辞苑に、こう書いてあります。

『おだやかで情に厚いこと』

『篤実』とは、

『人情にあつく誠実なこと』(広辞苑)

です。

『温厚篤実』とは、

『人柄が温厚で、情にあつく、まじめである・こと(さま)』(大辞林)

です。

お互いに、

温厚篤実な人になれたら、

いいですね。

『日々、笑顔と感謝で心穏やかに生きる。ただそれだけを目標にしてもいい』(高原茂)

『心のやすらぎをただ一つの目標にすることは、最も力強い動機づけのエネルギーになります。内なるやすらぎを得るために必要なのは、心のやすらぎを唯一の目標にすることです』(ジェラルド・G・ジャンポルスキー)

(推薦図書)
『愛とは、怖れを手ばなすこと』
(著者 ジェラルド・G・ジャンポルスキー 訳者 本田健 サンマーク文庫)

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2024年06月09日

【ポジティブ心理学とは?】

【ポジティブ心理学とは?】

ポジティブ心理学とは何でしょう?

『ポジティブ心理学が1冊でわかる本』(著者 イローナ・ボニウェル 監訳 成瀬まゆみ 国書刊行会)

に、こう書いてあります。

「ポジティブ心理学とは、

『人間の生活におけるポジティブな側面、つまり、幸福やウェルビーイング(よい生き方、心身ともに健康な生き方)、繁栄について研究する学問』

です。

創始者マーティン・セリグマンの言葉を借りれば

『人間が最大限に機能するための科学的研究であり、
個人や共同体を繁栄させる要因の発見と促進をめざす学問』

なのです。[セリグマン&チクセントミハイ2000年]

従来の心理学では、
個人の潜在能力よりも、
むしろ欠陥に焦点を当ててきました。

しかしポジティブ心理学が焦点を当てるのは、
潜在能力のほうです。

問題を解決することを目的としているのではなく、

『何が生きる価値のある人生を創りあげるのか』

を研究することに主眼を置いています。

簡潔に言うと、
ポジティブ心理学はマイナス8をマイナス2に引き上げるのではなく、
プラス2をプラス8に向上させるための心理学なのです。

心理学におけるこの方向性は1998年に生み出され、
現在、急速に発展しています。

ポジティブ心理学がめざすのは、

幸福感、フロー、強み、知恵、創造性、精神的健康、
ポジティブな集団や組織の特徴といった事柄に対して、
信頼できる実証的研究を提供することです。」(22頁〜23頁)

ポジティブ心理学を一言で表わすと、

“PERMA-V”

です。

Pは、

Positive Emotion(ポジティブ感情)

Eは、

Engagement(熱中・没頭)

Rは、

Relationship(人間関係)

Mは、

Meaning(意義・取り組む意味)

Aは、

Achievement(達成感)

Vは、

Vitality(身体的活力)

です。

ポジティブ心理学を学べば、

@ 幸福感が上がる

A 創造力が豊かになり、レジリエンス(回復力・復元力)も高まる

B 視野が広がり、心が豊かになる

C 自己肯定感や受容力が高まる

D エンゲージメント(没頭・熱中)を高めることができる

ポジティブ心理学とポジティブ・シンキングの違いは何でしょう?

ポジティブ心理学は、

・よりよい生き方や幸福について科学的に研究する

・統計データで多くの人に効果があると実証されている

・ネガティブの意義も理解して、ポジティブとのバランスを重視する

一方、

ポジティブ・シンキングは、

・独自の経験則や自分なりの判断がベースとなっており、科学的根拠がない

・本音に目をつむり、心に嘘をついているようなしんどさを伴うこともある

・ネガティブなことには目をつむる傾向がある

です。

ポジティブ・シンキングだけではなくて、

ポジティブ心理学を学びましょう!

(推薦図書)
『ポジティブ心理学が1冊でわかる本』(著者 イローナ・ボニウェル 監訳 成瀬まゆみ 国書刊行会)

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2024年06月08日

【人間力とは?】

【人間力とは?】

人間力とは何でしょう?

人間力について、

『読むだけで人間力が高まる100話』(編者「ニューモラル」仕事と生き方研究会 公益財団法人モラロジー道徳教育財団)

に、こう書いてあります。

「『人間力』とは、どのような能力でしょうか。

おそらく多くの読者は、
見識やコミュニケーション能力、
リーダーシップなどを思い浮かべるでしょう。

内閣府では、

人間力は

『社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力』

と定義しています(平成十五年、人間戦略研究会)。

人間としての総合的な力ですから、
前述した能力のほかに、
思いやり、
謙虚さ、
感謝や反省の気持ち、
利他性、
さらに自身の弱さを自覚することなども含まれます。」(1頁)

人間力とは、

『力強く生きていくための総合的な力』

です。

人間力の向上につながるエピソードが、

本書に書かれています。

「人から非難されたり誤解されたり、
ぬれぎぬを着せられたりしたとき、
私たちはとかく自己を正当化しようとして弁解につとめ、
言いわけをし、
自分が正しいことを主張しがちです。

江戸時代の名僧白隠に、
次のようなエピソードがあります。

白隠が沼津の松陰寺に住んでいたころ、
ある檀家の娘が妊娠するという事件が起こりました。

父から、
だれの子かと厳しく問いつめられ、
答えに困った娘は、
日ごろから父が白隠を崇拝していることを思い出して、

『白隠さんの子供です』

と、うそを言ってしまいました。

腹を立てた父は、
やがて月満ちて生まれた赤ちゃんを抱いて白隠を訪れ、

『人の娘に子供を生ませるとは、お前はとんでもない坊主だ。さあ、この子を引き取れ』

と、白隠に子供を押し付けて帰ってしまいました。

白隠は、
その後、人々にののしられながら、
もらい乳に歩いたりして赤ん坊を育てました。

ある雪の日、
いつものように赤ん坊を抱いて托鉢に歩く白隠の後ろ姿を見た娘は、
ついに耐えきれなくなり、
ワッと泣き出して、
父に本当のことを打ち明けました。

びっくりした父は、
白隠のところへ行き、
平謝りに謝りました。

白隠は、

『ああ、そうか。この子にも父があったか』

と言って子供を返しただけで、
娘や父を非難する言葉は一言もなかったそうです。(参考:直木公彦【白隠禅師――健康法と逸話】日本教文社)

白隠のような堂々たる態度は、
白隠であったからできたのでしょう。

私たち凡人としては、
もちろん誤解を解き、
正しく理解してもらうための努力はするべきでしょう。

しかし、
それでも、批判を受け叱られ、
悪口を言われることもあるでしょう。

そんなとき、
ただ相手を責めてみても、
お互いの中に憎しみの心が育つだけです。

それよりも、
誤解を受け、非難されるのは、
まだまだ日ごろの自分には人が見てそう思うような不完全なところがあるのだと日頃の行いを反省してみることです。

そして、
ますます謙虚に自分のやるべきことに努め、
自分の心を磨き、
他人や社会への思いやりを尽くしていけば、
よりよい新しい変化が生まれ、
人間力の向上につながることでしょう。」(24頁〜25頁)

人生で起こるすべての出来事を受容し、

肯定的態度で日々を過ごすことが肝要です。

全受容・全肯定・全感謝を旨としましょう。

『湯上がりの 気持ちを欲しや 常日頃』(曲亭馬琴)

『もの持たぬ たもとは軽し 夕涼み』(白隠禅師)

『気に入らぬ 風もあろうに 柳かな』(仙腰a尚)

(推薦図書)
『読むだけで人間力が高まる100話』(編者「ニューモラル」仕事と生き方研究会 公益財団法人モラロジー道徳教育財団)

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2024年06月07日

【自立心を養うには?】

【自立心を養うには?】

自立心を養うにはどうしたらいいのでしょう?

自立心を養う方法について、

右脳開発のパイオニアで七田式創始者の七田眞教育学博士(1929-2009)は、著書

『天才脳のつくり方』(ぶんか社文庫)

の中で、こう述べています。

「どうすれば子どもに自立の力を与えられるのか。

それは、
子どもに小さなころから読書する習慣を身につけさせることです。

子どもが読書好きに育てば、
自分で自分を磨いていくことができます。

読書によって考える思考の幅を広げ、
考え方を柔軟にすることができるのです。

読書によって、
人は魂に火を灯すことができます。

そうして心に発憤の火を灯し、
自ら生きる道を見出します。

(中略)

いつの世でも、
読書や学問ほど身を助けるものはありません。

読書や学問は、
知識を身につけるために大切なのではありません。

人生を正しく賢く生きるために必要なのです。

(中略)

過去の偉人たちは皆、
人生の初めから偉人であり、
人生の成功者であったわけではありません。

人間の能力は、
一部のすぐれた人たちだけが授かっているのではありません。

すべての人に成功のチャンスはあるのです。

ただチャンスを生かせないでいるだけなのです。

では、
成功する人としない人の大きな違いは何でしょうか。

天才についての研究をしたオストワルトは、
それは読書するかしないかの違いだと言っています。

読書することによって魂に火が灯されます。

読書が人を変えるのです。

人間学を説く安岡正篤先生は、
とくに若い時期に成功者の伝記を読むのがよいと述べています。

本当の学問を学ぶと、
それはその人の運命を創ります。

本来の学問は、
人間の生き方(立命)を教えるものですから、
これは当然といえます。

読書は人の志を育てます。

学問とは、
道に志し、
人に尽くすことを学ぶものです。

徳に生きることを学ぶものです。

学問に探く通じると、

『有徳の人』

になることができます。

昔の人が十歳や十二歳で学に志したというのは、
知識の学問を学ぶことを志したのではなく、
有徳の人になるための徳慧の学問を学ぶことを志したということなのです。」(196頁〜198頁)

七田博士が述べているように、

人は読書することによって変わります。

自立心・自主性・主体性が身につきます。

名著や良書を読めば、

魂に火が灯ります。

いろいろなジャンルの本を沢山読むことも大切ではありますが、

もっと重要なことは、

『人生に大きな影響を与える本を深く読み込むこと』

です。

まず、

己の人生を変える本を見つけ出さなければなりません。

できるだけ、

愛に満ちた本、

読めば心が明るくなり、

気持ちが前向きになる本を読みましょう。

『他の人の書いたものを読んで、自己を向上させよ。他の人が苦労して得たものをそれで容易に得ることが出来る。』 〔ソクラテス〕

『愚者は己の経験に学び、賢者は他人の経験に学ぶ。』 〔オットー・フォン・ビスマルク〕 」

(推薦図書)
『天才脳のつくり方』
(著者 七田眞 ぶんか社文庫)

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2024年06月05日

【区別しない】

【区別しない】

心穏やかに生きる、

心安らかに生きるためには、

裁断しない、

区別しないことが肝心です。

これについて、

ウェルビーイング分野の第一人者であるディーパック・チョプラ博士は、著者

『富と宇宙と心の法則』(訳者 住友進 サンマーク出版)

の中で、こう述べています。

「ものごとをつねに善か悪か、
正が否かに分類しなくなれば、
意識はもっと穏やかになっていきます。

判断という重荷を捨て去った瞬間、
心のなかで交わされる対話はもっと穏やかになり、

無心の境地(思考と思考の合間)にもずっと簡単に入っていけるようになるのです。

定義、レッテル貼り、説明、解釈、評価、分析、判断などをやめることが大切です。

このようなことをすれば、
心のなかで騒がしい対話が始まってしまいます。」(31頁)

「人生には、あらゆる対立する価値が存在しています。

喜びと悲しみ、
快楽と苦痛、
上り坂と下り坂、
暑さと寒さ、
こことそこ、
光と闇、
誕生と死など。

すべての体験には陰と陽があり、
一方が存在していなければ、
もう一方の意味は失われてしまうのです。

ある賢者はかつてこういいました。

『生まれつき目の見えない人は、暗闇といわれてもその意味はまったくわからないだろう。
なぜなら、光を体験したことが一度もないからだ』

静かな和解、
すなわち、
あらゆる対立する価値が生き生きと共存している事実を受け入れなさい。

それを意識した瞬間、
わたしたちは自然と
『区別すること』
をやめるようになります。

勝者と敗者は、
対極にあるように見えますが、
実は同じ存在なのです。

区別をしなくなれば、
わたしたちの内面の騒がしい対話が収まり、
創造性への扉が再び開かれるのです。」(36頁〜37頁)

人や物事を区別しなくなり、

裁断しなくなれば、

心は穏やかになります。

心が平和になります。

世界中の一人ひとりの心が平和になれば、

世界平和は実現します。

地球がユートピアになります。

『心安らかに生きる。ただそれだけを目標にしてもいい』(ジェラルド・G・ジャンポルスキー)

(推薦図書)
『富と宇宙と心の法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク出版)

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2024年06月04日

【信念とは?】

【信念とは?】

信念とは何でしょう?

大辞林に、こう書いてあります。

『@固く信じて疑わない心。行動の基礎となる態度。

A神仏を固く信ずること。信仰。』

私たちは、

信念を持つことが何より重要です。

なぜなら、

人生は不可解なことがいっぱいで、

信念がないと安心立命で生きられないからです。

信念は、

心を絶対的に強くする要素です。

中村天風師は、著書

『運命を拓く 天風瞑想録』(講談社文庫)

の中で、

信念について、

こう述べています。

「信念の力というものは、
実に諸事万端を完全にする根本要素なのである。

時の古今といわず、
洋の東西を問わず、
信念の重要性というものを、
人生を説く人は、
誰でもが力説している。

紀元前に存在していた有名なヘブライの“ソロモン”も、
その時代には、
まだ、科学も哲学も、
今日とは比較にならぬほど、
進歩していなかった時代だが、
彼はすでに、

『人の本当の値打ちというものは、宝石でもなければ、黄金でもない。
いわんや地位でもなければ、名誉でもない。
ただ、信念の二文字である』

といっている。

また釈迦も、
キリストも、
マホメットも、
孔子もいっている。

釈迦は、

『信ぜざれば救う能わず、縁なき衆生は度し難し』
 
といっている。

キリストは、

『まず、信ぜよ』
 
といっている。

マホメットは、

『疑って、迷って、真理から遠ざかる者よりも、信じて欺かるる者、汝は幸いなり。』
 
といっている。

しかしこれは逆説的な言葉である。

信ずる者は欺かれないから、
本当に信ずる気持ちを持っている者は、
ものの本当か嘘かはパッとわかるものである。

本当のもの以外は信じないからである。

それを諸君は疑いだらけだから、信じなくてはならないことを信じられないで、
何でも頭から疑ってしまうというやり方なのである。

孔子は、

『信は万事のもと』
 
といっている。

また、
メーテルリンクは、

『能うベくんば、究むるもよし、さりながら究め能わざるものは、信ずるにしかず』
 
といっている。

いずれにしても、
信念の重大性は早くから、
人生を考える学者や、
識者には、感じられていたのである。

それほど重要なことが、
さきほどもいったとおり、
現代の人間は情けないほどそれをそうと考えず、
何でも、
まず疑いから考えようとする。

そうすることが、
正しい考え方のように思っている人が多い。

疑いの方から考えようとするから、
自分というものが、
勢い、小さな存在になってしまっている。

ではなぜ疑いがいけないのか。

それは疑い出したら、
何事も安心が出来ないからである。」(210頁〜212頁)

このように、

信念が大事なことはわかっていますが、

どうすれば確立され、

どうすれば信念が強くなるのでしょうか?

天風師は同書の中で、

『信念を煥発すること』 

であると述べています。

「信念というものは、煥発しなければ断然出てこないのだ。

自分の心の中に生まれながらにして、
霊性意識の中に入っているものであるから、
雑念妄念を除いて、
心の正体を出しさえすればぐんぐん出てくるのだ。」(219頁)

信念を確立し強くする鍵は、

霊性心の発現です。

霊性心を発現する為には真理に対する純真な気持ちが大事です。

己の魂の存在を信じることです。

“大いなる存在”(宇宙意識)を信じることです。

信念は、

この宇宙に “不滅のスピリット” が存在していると信じることから生まれます。

『信ずる者は救われる』とは、

『信心深い人、信仰が厚い人は救済される』という意味です。

信仰心を持てば、

自然に、

感謝の念も、

愛情も、

芽生えてきます。

本来、

信仰心は、

主観的・内面的なものであり、

パーソナルなものです。

だから、

団体に所属する必要はありません。

個人的に信仰心を持っていれば充分です。

信仰とは、

神聖なものを信じ、尊ぶことです。

信仰は、

悟りに至る第一歩です。

『科学を真剣に追究する人は誰でも、
人間の意志よりも優れているある意志が、
はっきりと宇宙の法則を示していると確信するようになる』(アルベルト・アインシュタイン)

『浅薄な哲学は人の心を無神論に傾け、
深遠な哲学は人の心を信仰へ導く』(フランシス・ベーコン)

『信仰は、人間が生きる拠り所とすべき力の一つだ。
そしてそれが皆無となることは破滅を意味する』(ウィリアム・ジェームズ)

(推薦図書)
『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
ちなみに、この本は大谷翔平さんの愛読書です。

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2024年06月03日

【スピリチュアルとは?】

【スピリチュアルとは?】

スピリチュアルとは何でしょう?

大辞林に、こう書いてあります。

『精神や霊魂に関するさま。精神的な。霊的な。』

スピリチュアル(スピリチュアリティ)とは、

『霊性(霊的であること)、精神性(精神的であること)』

です。

世界に4600万読者を持つスピリチュアル・マスターであるウエイン・W・ダイアー心理学博士は、

スピリチュアルについて、著書

「自分のまわりに『不思議な奇跡』がたくさん起こる!」(訳者 渡部昇一 三笠書房)

の中で、こう述べています。

「スピリチュアルな力によって問題を解決するとは、

不和や反目の心を捨て、

愛の心で生きることを意味する。

たとえば、

仕事での交渉が行き詰まった時、

人間関係でトラブルが生じた時などは、

『関係者全員にとって最善のかたちで問題が解決するように・・・・・』」と静かに唱えるといいだろう。

私は、怒りや憎しみ、

反目といった感情を

『相手を愛しなさい』

というメッセージなのだと思うことにしている。

こんな心の習慣を心がけるだけで、

ネガティブな感情に振り回されることはなくなる。

また、こんなことをイメージしてほしい。

あなたは、先端にプラグのついた長いコードを腰にぶら下げている。

そのプラグを『物質世界』のコンセントに差し込むと、

誰かと反目していると思い込み、

その結果、心が乱れる。

イライラしたり、

傷ついたり、

動揺したり、

苦悩したり、

『問題を解決できない』

と言って絶望したりするのだ。

一方、

『スピリチュアルな世界』

のコンセントにプラグを差し込めば、

不安から解放されて、

すぐに心の安らぎを得られる。

このコンセントのたとえからも、

愛は不安や不満に代わるものだということがわかるだろう。

スピリチュアルとは、

愛と同義語である。

スウェーデンの神秘主義思想家エマニュエル・スウェーデンボリは、このことを

『神の本質自体が愛だ』

とうまく言い表わしている。

愛とは、

闘うことではなく協力することであり、

疑うことではなく信じることだ。

愛は――というより、愛だけが――より高い次元のエネルギーでネガティブな感情をすべてとかし去る。

愛という光が存在するだけで、

マイナスの感情という闇がなくなるのである。」(27頁〜28頁)

スピリチュアルとは、

愛と同義語であり、

精神性(霊性)であり、

神の本質です。

人生におけるすべての問題を解決する鍵は、

スピリチュアル(愛)にあります。

スピリチュアリティ(霊性)を学び、

霊的に成長し、

悟りを開きましょう。

『わたしを

あなたの平和の使者としてください

憎しみのあるところに

愛をもたらすことができますように

いさかいのあるところに許しを

分裂のあるところに一致を

迷いのあるところに信仰を

誤りのあるところに真理を

絶望のあるところに希望を

悲しみのあるところに喜びを

闇のあるところに

光をもたらすことができますように

助け、導いてください

慰められることよりも慰めることを

理解されることよりも理解することを

愛されることよりも愛することを

わたしが求めますように

わたしたちは与えることにより与えられ

許すことにより許され

人のために死ぬことによって

永遠の命をいただくのですから』
(アッシジの聖フランチェスコの『平和の祈り』)

(推薦図書)
「自分のまわりに『不思議な奇跡』がたくさん起こる!」
(著者 ウエイン・W・ダイアー 訳者 渡部昇一 三笠書房 大様文庫)

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2024年06月02日

【宇宙は量子コンピュータ!

【宇宙は量子コンピュータ!

実は、

『宇宙は一つの巨大な量子コンピュータ』

です。

これについて、

「宇宙をプログラムする宇宙 いかにして『計算する宇宙』は複雑な世界を創ったか?」(著者 セス・ロイド 訳者水谷淳 早川書房)

の中に、こう書いてあります。

「宇宙は最大の存在で、ビットは情報の最小の塊だ。

宇宙はビットからできている。

すべての分子、原子、素粒子が、

ビットという情報を記録している。

そして、

これら宇宙の構成要素間のすべての相互作用が、

ビットを変化させることでその情報を処理している。

要するに宇宙は計算をしているのだが、

宇宙は量子力学の法則に支配されているので、

宇宙は本質的に量子力学的なやり方で計算していて、

そのビットは量子ビットである。

結果的に、

宇宙の歴史は、

今も続けられている巨大な量子計算ということになる。

宇宙は量子コンピュータなのだ。

そこで、

宇宙はいったい何を計算しているのか、

という疑問が浮かんでくる。

実は、

宇宙は自分自身を計算している。

自らの振る舞いを計算しているのである。

宇宙は誕生とともに計算を開始した。

初め、

宇宙は単純なパターンを生成した。

そこには素粒子が含まれ、

そこから物理学の基本法則が確立した。

時が経ち、

より多くの情報を処理するにつれ、

宇宙はもっと複雑な、

銀河、恒星、惑星を含むパターンを紡ぎ出した。

生命、言語、人間、社会、文化が存在しているのは、

物質とエネルギーにもとから備わった情報処理能力のおかげである。

単純な基本物理法則からどのようにして生命体のような複雑系が誕生するのかという、自然界の大きな謎の一つは、

宇宙の持つ計算能力が解き明かしてくれる。

基本法則は未来を予測させてくれるが、

あくまでも確率として、

そして大スケールでしか予測できない。

宇宙が量子コンピュータとしての特徴を持っているせいで、

未来の詳細は本来予測不可能だ。

それを計算するには、

宇宙と同じサイズのコンピュータが必要となる。

それが無理なら、

未来を解き明かすには、

実際に待って何が起こるかを見る以外に方法はないのだ。

(中略)

量子コンピュータとは、

個々の原子や光子や素粒子が持つ情報処理能力を利用した装置である。

これは、

マッキントッシュやPCといった古典的コンピュータでは不可能な方法で計算を行なう。

私は、宇宙の最小構成要素である原子や分子に計算を行わせる方法を学ぶうちに、

この宇宙全体に備わった情報処理能力を認識できるようになった。

われわれの周囲に見えるこの複雑な世界は、

その裏に横たわった宇宙の量子計算が実体を現したものなのである。

現在進行中のデジタル革命は、

言語の発達、

性の進化、

生命の誕生、

そして宇宙そのものの誕生にまで遡る一連の情報処理革命の中で、

一番最近に起こったものにすぎない。

一つの革命が次の革命の下地を敷き、

ビッグバン以降のあらゆる情報処理革命は、

宇宙に備わった情報処理能力がもととなって起こった。

計算する宇宙は、

必然的に複雑性を生み出す。

生命、性、脳、そして人間の文明は、

単なる偶然から生まれたものではないのだ。」(15頁〜17頁)

「生命はもちろん偉大だ。

力と美しさの点で生命の誕生を上回る革命が、はたしてあるだろうか?

だが実は、それよりさらに昔にも情報処理革命が起こっていて、

その影響はあらゆるものに及んでいる。

最初の情報処理装置は、

この宇宙そのものだ。

すべての原子、すべての素粒子が、

情報を記録している。

そして、

原子どうしのすべての衝突、

宇宙のすべての動的変化が、

たとえどんなに小さいものであっても、

その情報を体系的に処理しているのである。

宇宙の持つこの計算能力が、

それ以降に起こったあらゆる情報処理革命の根底にある。

ある物理系が、

原始的なレベルの情報処理能力、

すなわち一度に数ビットに対して単純な演算を実行するような能力を持てば、

その基本演算をもとにして、

好きなだけ複雑な情報処理形式を組み立てることができる。

物理法則のおかげで、

量子力学のレベルでは、

一個の粒子が一ビット、

一回の衝突が一回の演算というように、

単純な情報処理を実行できる。

生命、生殖、言語、社会、ビデオゲームといった、われわれの周囲にある複雑な形の情報処理はすべて、

物理法則に支配され、

一度に数ビットずつに対して実行される、単純な演算から組み立てられている。

いずれの情報処理革命も、

コンピュータ、書物、脳、DNAといった新たな技術と結びついている。

これらの技術のおかげで、

情報を一連の規則に従って記録処理できるのだ。

では、

ビッグバンの情報処理に結びつけられる技術とはいったい何か?

計算する宇宙では、

どんな機械が情報を処理しているのか?

宇宙的な情報処理技術が稼働している様子を見るには、

単に目を見開いて周囲を見渡せばよい。

“宇宙的” 計算を実行している機械とは、

この宇宙そのものなのである。」(30頁)

宇宙は、

量子コンピュータであり、

人間は、

ディープ・ラーニング型AIのように、プログラムされた意識体です。

意識のみが実在であり、

物質はバーチャルです。

詮ずる所、

私たちは、ゲームをしているようなものです。

何のゲームかというと、

個人的には、魂の成長ゲームであり、

人類的には、地球ユートピア実現ゲームです。

個々の魂が向上し、

悟りを得れば至福に至ります。

世界中の一人ひとりの魂が成長し、

皆んなが覚醒すれば、

世界は平和になります。

則ち、

地球ユートピア(世界平和と人類全体の幸福)が実現します。

行こう

行こう

ユートピアへ

悟りを開いて皆んなで一緒に行こう

悟りあれ

幸いあれ

(参考図書)
「宇宙をプログラムする宇宙 いかにして『計算する宇宙』は複雑な世界を創ったか?」
(著者 セス・ロイド 訳者 水谷淳 早川書房)

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