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2017年05月26日

薬物療法〜経口血糖降下薬〜

糖尿病の治療の三大柱は食事療法、薬物療法、運動療法です。
薬物療法には大きく分けて経口血糖降下薬とインスリン療法がありますが、
今日はその内の経口血糖降下薬についてお話します。
糖尿病の方は管理栄養士から栄養食事指導を受けるとともに、
主治医からご自身に合わせた服薬を指示されている方が多いと思います。
その薬にはどんな特色があってどんな副作用があるかしっかり理解されていますか?
それぞれの薬の種類別にみていきましょう。

〇インスリン分泌促進薬
・スルホニル尿素(SU)薬
 薬剤量が少量でも低血糖を起こすことがある。体重増加をきたしやすい。
 商品名例)オイグルコン、ダオニール、グリミクロン、アマリール
・速効型インスリン分泌促進薬 ※食前に服用
 低血糖を起こしやすいため作用点が同じであるSU剤と併用しない。重篤な肝・腎機能では禁忌。
 商品名例)スターシス、ファスティックス、グルファスト、シュアポスト
・DPP-4阻害薬
 低血糖を起こしやすいため、SU薬と併用しない。
 商品名例)グラクティブ、ジャヌビア、エクア、ネシーナ、トラゼンタ、テネリア、スイニー、オングリザ

〇インスリン抵抗改善薬
・ビグアナイト(BG)薬
 乳酸アシドーシス(乳酸が溜まって体内が酸性になる)を起こしやすい、肝・腎・心・肺機能障害では禁忌
 商品名例)グリコラン、メデット、メトグルコ、ジトベス
・チアゾリジン薬
 水分貯留をきたしやすく体重増加しやすい、心・肝機能障害では禁忌
 商品名例)アクトス

〇糖吸収遅延薬
・α‐グルコシダーゼ阻害(α‐GI)薬 ※食前に服用
 腹部膨満感、放屁の増加、下痢、開腹手術歴があれば腸閉塞の可能性あり
 商品名例)グルコバイ、ベイスン、セイブル 

〇尿糖排泄薬
・SGLT2阻害薬
 腎機能低下では効果が減弱、尿路感染症、性器感染症、軽度の脱水、腎不全と妊娠では禁忌
 商品名例)スーグラ、フォシーガ、ルセフィー、アプルウェイ、デルベザ

ご自身が服用している薬の副作用はご理解いただけましたか?
正しく服用して、血糖コントロールを良好に保つことが合併症予防に繋がります。
ご不明な点は主治医や薬剤師に確認してみてくださいね。



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