冬は日照時間が減少し、寒さで自律神経も緊張状態となりやすいためか、冬季うつ病になる人も増えるといわれている。
日照時間が減ると日中に生成されるセロトニンが減少して不安やストレスに対する抵抗力が減少し
セロトニンは夜に睡眠誘導物質であるメラトニンに代謝変換されるが足りないために睡眠障害になりやすいといわれている。
また、うつ病や不安障害の人は悪夢を多く見る頻度が普通の人と比べて多く、
3割近くが悪夢を見るといわれている。
逆に健康な人でも楽しい夢を見ることは少ないといわれている。
その理由は人も動物であるから、自己防衛、危険回避のために、怖い体験や不安な事を記憶するようになっているため、脳の機構上、怖い夢など悪夢を見やすいといわれている。
悪夢を見た日には1日が何となくよくない感じの自己暗示にかかってしまうと自分でも感じる。
睡眠障害でも悪夢障害をいうのがあるので生活に支障がでるなど苦しいときは精神科で相談することが必要と言われている。
アメリカの睡眠学会が推奨する悪夢障害の治療薬としてプラゾシンがある。
日本では高血圧や前立腺肥大症の治療でミニプレスという薬剤名で処方されている。
原理は交感神経を刺激するアドレナリンの働きを抑えることによる。
更に不安や恐怖感が強い悪夢の場合は、レボメプロマジンという薬があり、
これはうつ病や統合失調症の治療で日本ではヒルナミンやレボトミンという薬名で処方されているというが、残念なことに健康保険対象外であるという。
悪夢で悩むようなら、専門外来へ行って相談し、悪夢治療薬を処方してもらう手があることを知っておこう。
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