頸髄損傷・・なんか不自由だね

昨日は12年勤めた女性社員の退職送別会。会社の飲み会は大体が会社周辺なので断っている。酒は好きだが、タクシーや徒歩で帰れる範囲でないと電車で酔っぱらって転ぶのが怖い。
しかし長い付き合いの社員だ、心から慰労したく参加した。昨日は帰りの電車は空いていてラッキーだった。

一昨日に超音波治療を皮膚異常の左手首に使用したが、思わぬ効果があった。皮膚異常自体は何も変わらなかったが、左指の稼動が良い。握力は測っていないが、力強さもある。
ただ、超音波は関係ないが左肩の稼動の悪さに気付いた。

ジムに土曜か日曜に来ている人がいる。ブルーの上下、ブルーの靴。顔はムーミンを連想させる。
心の中で「ムーミンパパ」と呼んでいる。ムーミンパパはストレッチマットでしか会わない。30分はストレッチをしている。僕が帰る前にストレッチをしている時間に来るからなのか、ストレッチ以外をやっているのを見たことがない。

ムーミンパパのストレッチは念入りだ。最初に立ったまま片手ずつ大きく回す。他に何をやっているかは興味をもって見ていないが、大きく手を回す動作は目立ち、けっこう長くやっている。

ムーミンパパは医者じゃないかと思ったりする。まじめそうだ。いかにも健康のためにジムに来ているという感じ。ストレッチポールも長く使う。ストレッチポールは1個しかない。僕はせいぜい使っても5分なので先に取らないと帰る段取りが変わる。

昨日は手先の調子は良かったので左手で何かを持って動かそうとした。そうすると左腕が麻痺する。スマホを左手で持って、テーブルに置こうとすると腕がぎこちなく動き、手の力が抜けて落としてしまった。考えたら左手で何かを持って移動させるという行為はあまりしていない。握る力が弱いので右手ばかり使っていた。
手先に余分な力が入れば、腕が動きづらいのは健常者でもそうだろう。手先と腕の力バランスを脳が忘れているのだろうか。

その時にムーミンパパを思い出した。エレベーターを待つ間、扉を鏡に大きく手を回した。
退院後、左手を真っ直ぐ上がるようになるのが目標だった。今はほぼ真っ直ぐに上がるようになった。左手を回してみた。後に回せない。ナナメ横になる。右手は大丈夫だ。
ああ、ムーミンパパ、あなたのマネをするべきだったんだね。

肩の筋肉が邪魔をしている感じ。それとも関節が固いのか。もともと可動が悪かった時にそういうストレッチをしなかったからなのか。
さあ、どうすればスムーズになるか。やるべき課題が増えた。