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2018年03月22日

55歳で思うこと

いつも呑気な事を書いているが…。僕の症状は頸髄の不全損傷。最初からこのケガ名を知っていた訳ではない。事故などのアクシデントで誰もが起こってから知るケガだろう。
急に手足が動かなくなった。呼吸もできない時もあった。排泄も自分でできない。高熱も出た。
動けるようになるかどうかは、急性期で判断はできないのだろう。大抵の医師は厳しい未来を言うと思う。

僕の場合は病名だけ言われた。どういう未来が待っているかは一言も言われなかった。
手が動くようになり、スマホで調べると絶望しかない世界。

手術は頸椎を拡げるだけ。もう一度転んで酷くなるのを防止するため。
中枢神経に対して処置の施しようはない。今はIPS細胞とかで治療の見込みと報道されているが、一般的ではない。

動けるようになったのは、軽度な不全損傷だったからだ。もっと重篤な方には申し訳ないが運が良かっただけなのだ。
でも、自分が例えば片手が全く動かない、車イスでないと移動できないとなっていたらどう考え、どうしていただろう。

ケガをした時、全く動けなかった時に思った。起こってしまった事はどうしようもない。ただ前を見るだけ。
幸いにも少し動くようになった。そこからは可能性を信じるだけだ。そのためには努力が必要だ。知識をできるだけ持って、自分がどうできるかを考え、目標を決める。

受傷後半年で症状固定と言われる。そんなことはない。何もしなければそうかもしれない。
少しでも動くのであれば、その可動は拡げることができると信じている。
健全な肉体には健全な精神が宿るというコトバがある。
今の僕は逆に思う。健全な精神を持てば、健全な肉体になる。そう思う。

昨日は久しぶりに超音波治療器。肩の疼痛部分は緩和されたような気がする。筋肉内部まで温まっているのは、湯船に浸かった時に判る。超音波治療器を当てた部分だけが違う感覚になる。

今日は55歳の誕生日。アラ還だ。自分にはどんな未来があるのだろう。
今日はAさん達と会う。楽しみだ。
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posted by shigenon at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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