今月から始まった何となく巡礼の旅は、近くの寺を制覇することから始まりました。
今回は、京都府亀岡市にある「穴太寺」(あなおでら)。
亀岡が国道372号線の整備で簡単に行けるようになって親しみを感じるようになり、京都サンガの本拠地やその隣の保津川下りの出発点に行ったりしたのは報告済みです。
21番札所の「菩提山 穴太寺」は丹波篠山から車で40分くらいで到達できます。
播州清水寺とは違い国道からすぐのところにある平寺なので巡礼しやすいところです。
寺務所から望む風景は京都らしい趣があり、赤毛氈の上で寝っ転がって楽しみました。色とりどりの鯉がやってきて肥満の体をうねうねしている姿に平和を感じ、ストレスフリーになって一人で蘊蓄をしゃべっていたら後ろに別の客がいるのに気づかず、あとで赤面することになってしまいました。
涅槃仏は珍しくお布団をかぶっていらっしゃり、めくって自分の悪い部分と同じ部分を祈ると平癒するといわれています。頭と肩と下腹部を触りましたが、どうでしょう。
物語「山椒大夫」に出てくる安寿と厨子王の持仏も安置されているそうですが、特別拝観の時だけ拝見できるそうなので、それがいつなのか知りたいと思いました。