2018年10月18日
どうやってお金を手に入れるか、良く分からない方へ@ お金の源泉について
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お金が欲しい理由
こちらは前編の記事です。
後編はこちら。
番外編はこちらになります。
「お金が欲しいですか?」と聞かれて、本心から「NO」と答える人はそうそういないでしょう。
当たり前の話です。
もし本心からNOと言える人は、よほどお金で嫌なことがあった人か、でなければ仙人の類です。
で、なぜそんなにお金が欲しいかと言えば、それはお金が一番流動性の高いアイテムだからだと思います。
世の中のほとんどありとあらゆる物品やサービスは、お金と交換が可能です。
所有欲、体験欲、名誉欲・・・なんでも構いませんが、それもお金があれば満たされる。
「誰かの提供する何かが欲しい」と思えば、この世界ではお金と換えるのが手っ取り早いわけです。
一方で、例えば私にとっては、お金はそろそろ交換アイテムとしての価値を減じています。
私にとってのお金は、自分の代わりに働いてお金を生んでくれる手段であり、同時に将来に対する安心を
担保してくれるものになりつつあります。
もちろん、いくらかはお金を使い、生活に必要な物を手に入れてはいますが、その割合は多くありません。
今回の記事は、どちらかというと若い方向けになります。
(などと言うと、自分がおっさんだと言うようで良い気分ではないですが、事実なので仕方ありません)
お金はどうやって稼ぐのだろう、と疑問に思っている方向けに、お金の源泉について簡単な説明をします。
お金はどこから生まれてくるのか?
ここが本題です。
お金はどこから生まれてくるのか。物理的には造幣局ですが、もちろんそんな答えではありません。
合法的な手段でお金を得ようとすれば、その方法は大きく分けて3つではないでしょうか。
@企業などに属し労働を提供することで、企業の得た付加価値の一部を受け取る方法
→雇われる働き方のほとんどがこれ。
A自ら付加価値を作り、提供してお金を得る方法
→起業する、副業するなど、雇われない働き方によるもの。
B自分自身ではなく、資金を投下して付加価値を得る方法
→投資活動のこと。
キーワードは「付加価値」です。
お金の源泉は、あるものから別のものを生み、新たな価値を付け足すところにある、と私は思います。
商社や転売も、あるものを価値を払って手に入れ、より高い価値を見いだすところに渡すことですから、
間接的には付加価値を付けていると言えるでしょう。
雇われる働き方の問題点
お金の源泉が上記の3つであれば、お金を手に入れるにはそのどれかを行えばいいということです。
社会人になって間もない場合は、よほど特殊な条件でなければ@、つまり人に雇われる方法を選ぶ他には
選択肢はないと思います。
大学時代から起業するというのは一握りでしょうし、大学時代や新入社員時代にいきなり投資が可能な
資本を持っている人もまた少ないはず。
ただ問題なのは@の場合、自分が得ることのできるお金は必ず、自分の提供した価値よりも低くなるという
性質を持つことです。
これは、会社自体が利益追求を目的としている限り仕方ありません。
提供された価値より高いお金を従業員に渡していては、その会社は必ず潰れてしまうでしょう。
つまり、雇われる働き方で労働力の元を取るには、会社を経営するような地位まで上り詰めるか、もしくは
地位はそれほど高くなくとも大きな裁量を持つような立場になる必要がある、ということです。
*もちろん、「労働力の元を取る」というのは一つの考えです。
元なんか取れなくても生活はできるし、お金も貯まるから問題ない、という考えもあるでしょう。
検討することが大事だと思います
雇われる働きをする以上、自分が提供した労働力よりも少ないお金しかもらうことはできない。
正確には「自分を含めた組織が会社(世間)に提供した付加価値より少ないお金」ですが、一社員の立場と
しては感覚的には似たようなものだと思います。
お金の源泉は上記の3つですので、そこにどう力を配分するかはその人それぞれです。
一般的にはまず@(雇われる働き方)を行い、資金が貯まってくるにつれ、@と並行してB(投資)を
考える。もし可能であればA(雇われない働き方)を検討する、ということになるでしょうか。
大事なことは、@が全てではないということです。
会社に全収入を依存するのはリスク分散の観点からもお勧めできませんし、何よりもそのような生き方は、
人生における選択肢を会社に委ねる事になりかねません。
会社に命綱を握られるからこそ、会社は無理難題をふっかけてくるものです。
世に言うブラック企業というものは、その労働環境を甘受している労働者無しには成立しません。
何せ、一般にはブラックと認知されていない企業でさえも、司法取引で社員を売るのが今のご時世です。
・司法取引で会社が社員を「売る」時代に (日経ビジネス)
これ以外にも、@が全てと思っていると会社が傾いた時に巻き添えを食らう、という理由もあります。
何にせよ、雇われない働き方を考え、可能なら実践することは悪い事ではないでしょう。
私の場合、今は@、A、Bの全てを行っています。
少し長くなりましたので、次回は投資と資産構築について、簡単に紹介したいと思います。
・(後編)どうやってお金を手に入れるか、良く分からない方へA 資産の築き方
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posted by SALLOW at 08:00
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水呑百姓という言葉、久しぶりに聞きました。
労働者が水呑百姓か、それとも本百姓かはさておき、いずれにしても労働力の提供により安定的な報酬を得られればそれでいい、とする考え方にはある程度賛同します。
(今までの日本はそうでしたし)
ところが、inadak様もご存知の通り世の中が変わってきた今、労働力の提供だけでは安定的なお金を得ることは難しくなってきています。
無論、会社はそんな事を認めはしないでしょうが、労働者側は考えておくべきですよね、という内容です。労働者が会社への依存度を落とせば、会社側も考え方を変えざるを得ず、結果として社会は良い方向に動いていくのではないかと思います。
一生水呑百姓でこき使われるのは嫌ですよね。
大多数の人はそれが当たり前になっているし、疑問にも思わない。
一旦、本百姓の美味しさを理解すれば考えが変わるはずですよね。
勿論、みんなそれを目指すとライバルが増えて大変ですけどね。
水呑百姓の中でもバカがいて、
上司や経営者に物申す人がいるんだよ。
ほとんどは干されるよね。
株式の過半を抑えてからやればいいのに、
自分の立場を理解していないんだよね。
おっしゃる通りです。さらに言えば寿命が有限である限り、@については企業に命を売って対価を得ている、という極論も一定の説得力はあると思います。
(あくまでも極論、私も言ってるだけであり、そこまで深刻に捉えるものでもないとは思いますが)
そういえば、この記事を書いてから気付いたのですが、「おカネの教室」という本が人気になっているようです。中身を見てみましたが、コアとなる考え方は似ていると思いました。
本来は次のAで終わりだったのですが、「おカネの教室」に絡めてBも書いてみようかな、と思っています。
与えられた時間は寿命の差こそあれ平等ですからABの最も良い点はそれを他人に渡す必要が無くなる事だと思っています。