2018年09月21日
SBI遅延案件に動きあり。現在の回収状況と残りの案件。
広告
SBI SLが大規模な元本回収に成功
SBIソーシャルレンディングから昨夜、朗報がありました。
遅延となっている案件について、一部の元本回収に成功したとのこと。
「一部」とは言え、その規模は遅延中元本の44%に相当する大規模な回収です。
*昨夜に73%回収と一報を入れましたが、それはSBI SLが回収に成功したファンドについてのみの割合であり
遅延している元本全額に対しての割合は44%です。
回収状況
回収状況は以下の通りです。
遅延総額が12億5,550万円。今回、そのうちの5億5,200万円が回収されたことになります。
17号と18号は全額回収とのことで、これらに投資している方はほっと一息、ということでしょう。
それにしても驚いたのは、その回収連絡の文面です。
SBI SLの文面を引用しますと、以下の通り。
弊社は、延滞債権について、担保不動産の任意売却による利息等含む元本相当額以上での回収に尽力してまいりましたが、今回、債権回収会社から元本相当額での買取りの提案を受け、回収期間の短縮により延滞債権の回収リスクを大幅に払拭できること、及びお客様からご出資いただいた元本相当額を確保できることから、当該提案に応じることが最善と判断いたしました。(引用元:https://www.sbi-sociallending.jp/pages/bl_payment6)
通常であれば、債権回収会社への再建売り渡しは最終手段です。
なぜなら、たいていの場合はものすごく安く買いたたかれるから。
*みんクレの場合、(おそらくは同じ穴の)債権回収会社に二束三文で売り渡していました。
にも関わらず今回、債権回収会社からは「元本相当額」での買取りの提案を受けたとのことです。
これは単なる想像ですが、その債権回収会社、SBIの身内ではないでしょうか。
全く関係のない債権回収会社なら、いくら担保価値があるからと言って、十分な情報を持たない不動産を
元本相当額で買い取るような太っ腹な対応はしないでしょう。
逆にSBIの身内であれば、SBIの全体最適のために、そういう選択肢を取る可能性はあるように思いました。
私の状況
一方で、私の状況です。
私が投資しているのはバイヤーズローンファンドの16号と19号。
うち、19号は残念ながら今回は元本回収が行われませんでした。
16号については元本の82%が回収されましたので、355,000円ほど戻ってくることになります。
今回は「元本回収額」で買取が行われた、と書いてあります。
ということは、一部の回収にとどまった16号や20号はこれで終わりではなく、おそらく担保となる不動産が
複数あり、その一部が今回買取対象となったのでしょう。
残る未回収元本についても、引き続き回収を行っていくというSBI SLのコメントもあります。
今のところの動きを見る限り、その発言は信用できると判断しています。
今後の回収の動きにも期待したいと思います。
SBIソーシャルレンディングでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると幸いです。
(アフィリエイトリンク)
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 11:55
| Comment(2)
| TrackBack(0)
| 投資の話題
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8117817
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
同意します。SBIグループの中だったら、エステートファイナンスだと私も思います。
(ただ、「不動産会社」ではなく「債権回収会社」と表現しているところが、少しだけ引っかかりますが)
また、日本債権回収がSBI銀行と提携していました。10年も前の話ですので今はどうなっているか分かりませんが、候補の一つには入るかもしれませんね。
http://www.japanservicer.co.jp/news/news0710.html
数年前までSBI債権回収サービスがグループ内にありましたが、今ではグループからはずれて、平成債権回収と名前も変わったようですね。