2018年07月19日
SBI SLで新しいオーダーメイドローン登場。まさかの「あの」案件
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まさかの不動産Plus案件
SBI SLから、新しいオーダーメイドローンの発表がありました。
そういえばメガソーラーが4億円残っていたし、それかな、と思いながら調べて見たら驚きました。
・SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus 18号
募集開始:7/20 AM10:00〜
予定利率:6.5%
期間:12ヶ月
貸付総額:18億円
担保:借手の有する抵当権付き貸付債権に質権を設定
LTV:70%以下
まさかの不動産担保ローン事業者Plusでした。
このタイプのオーダーメイドファンドは、先日遅延を起こしています。
(正確には、遅延を起こしたのはPlusではなく「不動産バイヤーズローンファンド」ですが)
その事業者は現在音信不通、SBI SLは粛々と担保売却を進めているとのことで、もちろん同じ事業者に
貸し付ける案件ではありません。
それにしてもこの短期間での募集、それも18億円という大型案件にはびっくりしました。
それだけ資金需要は旺盛だということなのでしょう。
そして、直前にかなり大規模の遅延(13億円以上)を起こしている状態でのこの募集。
解釈は人それぞれでしょうが、SBI SLとしても連発で遅延を起こす事は当然避けたいわけで、今回はいつも
以上にチェックも厳しくなっていると予想されます。
さて、果たしてこの18億円は埋まるのか。埋まるならどのくらいで埋まるのか。
現状、ソーシャルレンディングに対する不安感が強まっているだけに、注目したいと思います。
現状ではSBI SLもピリピリしていると思われることから、相当の調査は行っていると予想されますので、
私は資金の都合が付けば、投資を検討してみるつもりでいます。
もう一つの募集
SBI SLからは、もう一件募集があります。
・SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド6号
募集開始:7/23 AM10:00〜
予定利率:7%
期間:24ヶ月
貸付総額:6億1,100万円
担保:@借手の出資持ち分に質権設定
A取得予定の事業用地に抵当権設定
B建築予定の建物に抵当権設定
C借り手の不動産事業者と関係会社で相互連帯保証
D建築事業者の親会社の連帯保証
A、Bの評価額で6億1,100万円(LTV 100%相当)
こちらは土地+建物が未取得・未建築でLTV100%ですが、連帯保証は強固です。
これまでディベロッパーズローンファンドは遅延・貸し倒れ無しですので、24ヶ月という長い投資期間を
差し引いても、今回はこちらに人気が集まるのではないでしょうか。
SBI SLは残念ながら、最近の遅延発生により「法人貸付で遅延ゼロ」とは言えなくなりました。
しかしそれは、他のソーシャルレンディング事業者における問題とは異なり、事業者リスクやスキームの
リスクが顕在化したものではありません。
担保を取り、貸し付けるというソーシャルレンディングに当然存在するリスクが現れただけのものです。
最近の一連の問題により、神経質になってしまうのはしかたがないことです。
ですが、SBI SLで同じ時期に問題が起きたからといって、他の問題と混同するのは明らかな間違いです。
私はSBI SLを変わらず低リスクの事業者と判断していますし、その判断に従って投資を続けるつもりです。
SBIソーシャルレンディングでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
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posted by SALLOW at 22:00
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金融庁の匿名化解除が待ち望ましいところですね。
それにより、またソーシャルレンディングの業界にも色々変化が起きてくるでしょう。
本来の意味で、貸付先やその先の情報も公開するのか。それとも貸付先だけに限定するのか。あるいはそれすら回避してくるのか。
SBI SLには是非、全てを開示する方向に進んで欲しいものだと思います。
それと、おっしゃられているように新規貸付先の開拓も必須ですね。今はおそらく、貸付先は「馴染みの業者」に限られているでしょう。
そうなると監査も甘くなり、結果として先日のような大規模遅延を起こす可能性が高くなると思います。
法令により貸し手やエンドを開示できないことを踏まえても、出来ることならばエンドがどのような目的の融資であるか融資属性割合情報が欲しいですね。これだけ序盤に早期償還祭りになるのを見ると事業者が何割かは余剰を見て借入てないか気になります。実行キャンセルや突発融資もあると思うので分かりますが。
安定感は抜群ですが、新規事業者開拓に力も入れて欲しいですね。
同じ業者に何度も貸し付けている、というのは間違いありません。
このあいだの遅延も、2つの業者が遅延したらしいですが、それだけでバイヤーズローンファンドの現在貸付額のうち1/3が遅延になりましたので、一つの業者へのウェイトはかなりあるのでしょう。
Plusファンドだけは違う、と断じるに足る理由はどこにもありません。
あとは、その集中の問題と、担保による保全の間にどう折り合いを付けていくか、ということではないでしょうか。
私は、Plusについてはのんびり投資をすることにしました。「残っていたら投資しよう」くらいです。本当はディベロッパーズの方に投資したいのですが、そちらは何となく激戦区になりそうな気がします。
ハレルヤ 様
常時募集の不動産ローンファンドについてお答えします。
結論から言えば予想されている通り、あちらも早期償還祭りです。
ここ1年ほどは投資していませんが、今までは相応の金額を複数の不動産LFに突っ込んでいましたので、少なくとも1年前のデータとしては信憑性があると思います。
利回りについては、最近あまり気にしない方向になってきました。
投資金額が増え、また節操なく色々な事業者に手を出してそれなりに地雷を踏んできましたので、そろそろ集中すべきかなと。
もっとも、ブログ的にも個人的趣味においても、色々な事業者に手を出したい気持ちは変わっていませんので、少額での投資は続けるつもりです。あと2、3発は地雷を踏みそうですが。
このファンドの運用は、3か月にして80%近く償還され利回りが高いはずが低くなる点がネックですね。
お盆を控えているので借り手としては、需要が高まる時期的な要素があるのでしょう。
常時募集の不動産担保事業者ローンも毎月元金が早期償還で戻るのでしょうか?
こちらは、まだ投資したことがなく期待利回りが想定通りかどうなるか知りたいです。
実績あるファンドタイプだけに悩ましいですねー
懸念があるとすればバイヤーズと同様、小分けされていても実際は同じ
事業者に繰り返し貸し付けているかも?って事ですかね?
そうなると案件分散の意味無いですし…