2018年03月21日
(2018年3月版)SL初心者にお勧めの事業者
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追記:
このページの内容については、2018年6月に見直しを行っています。
最新の記事はこちらをご覧下さい。
・(2018年6月版)SL初心者にお勧めの事業者
第3版の記事です
「SL初心者にお勧めの事業者」はこれで3記事目となります。
この記事は、なるべく客観的にお勧めできるソーシャルレンディング事業者を紹介するものです。
私自身、ソーシャルレンディングに約7,700万円を投資しており、もし何かあれば大きな打撃を受けます。
そういった意味で、無責任に勧めるつもりはありません。
投資に対する考えは人によって千差万別ですから、これが万人に対する最適解と言うつもりはありません。
(そもそもそれを言ってしまえば、ソーシャルレンディング自体がまだまだマイナーな投資なわけで)
それでも、大多数に対する適した答えではあると考えています。
前回の記事から3ヶ月、その間のソーシャルレンディング業界における大きなニュースは、みんクレ債権の
譲渡+見舞金騒動と、ラッキーバンクへの行政処分でしょう。
ラッキーバンクは前回の記事で「一度は検討すべき業者」として紹介していましたが、行政処分を受けて
今回は見直しを実施します。
ソーシャルレンディングへの投資スタンス
この部分は前回と同じです。
「ソーシャルレンディングに興味はあるけど、何をしたら良いか分からない」という方には、以下のような
スタンスをお勧めしています。
@利率は二の次として、手堅い業者を選ぶ。
ソーシャルレンディングにおける最大のリスクは事業者リスクです。
いくら投資案件を分散しても、事業者が吹き飛べば何の意味もありません。
従って、見た目の利率に惑わされず、バックがしっかりしている業者を選ぶべきです。
Aまずやってみる。
机の上での勉強でプロにはなれません。なれたとしてもそれはプロ投資家ではなく、経済学者です。
実際に身銭を切ってこそ、意識や行動も変わるというものでしょう。
B少額、担保付き、短期から始める。
これは基本だと思います。
堅い案件に少額投資、当然余裕資金による投資を行って下さい。
またソーシャルレンディングは投資家側からの中途換金はできませんので、短期案件をお勧めします。
手堅いソーシャルレンディング事業者とは
この部分も前回とほぼ同じです。
手堅いソーシャルレンディング事業者というのは、以下のような条件を満たすところと考えています。
@会社の規模が大きい
(または、大きな会社がバックについているor大会社からの出資を受けている)
A開業からの期間が長い、貸付実績が多い
B黒字経営をしている
(または、バックにある会社が黒字経営である)
C代表者及び経営母体、関係者にネガティブな情報がない
これに加え、バックがある場合はその会社の情報が開示されていることが望ましいと考えます。
日本のソーシャルレンディング事業者に当てはめて考えた結果、以下で「お勧めする事業者」として4つ、
「一度は検討するべき」として3つの事業者を紹介したいと思います。
なお、いくつかの事業者にはアフィリエイトリンクが貼ってありますが、判断の際にはアフィリエイトの
有無は計算にいれず、なるべく客観的に判断を行ったつもりです。
また、各項における事業者の順番は、私の投資額を基準としています。
お勧め事業者4選
まずは、初心者にもお勧めできる事業者4選。
これらの事業者には全て、私も500万円以上の金額を投資しています。
1.maneo 私の投資額 約1,570万円
@平成29年第1〜3四半期売上高 21.8億円(前年同期比+33%)
さらに、GMOクリックホールディングスやSMBCベンチャーキャピタルなどが出資している。
A開業10年目、貸付累計額は約1,150億円。
サービス開始からの期間、貸付額ともに日本のソーシャルレンディング事業者中トップ。
これまでに、法人向け案件において貸し倒れ2件発生(うち1件は高リスクを明記していた)。
1件は元本回収完了。高リスクの1件は元本回収予定は未定。
B平成29年第1〜3四半期純利益 約2.9億円(前年同期比+50%)。
リンクはこちら(アフィリエイトではありません)
2.LCレンディング 私の投資額 約960万円
@本体の財務状況は不明だが、経営母体は100%親会社のLCホールディングス(マザーズ上場)。
平成30年第1〜3四半期売上高 約115億円(前年同期比+125%)
A開業から3年、貸付額は約180億円。デフォルト・延滞無し。
BLCホールディングスの平成30年第1〜3四半期純利益 約15億円(黒字転換)。
リンクはこちら(アフィリエイトではありません)
3.SBIソーシャルレンディング 私の投資額 約820万円
@平成29年3月末日時点における匿名組合預かり金は約120億と、前期比+132%増。
経営母体は総合金融ブループであるSBIホールディングスであり、基盤は堅いと推測される。
A開業から7年(そろそろ8年目)、累計貸付額は500億円超。
法人向け貸付案件に関しては、これまでデフォルト、延滞ともに無し。
カンボジア向け個人無担保融資において延滞発生中。
B直前期の単期で初めて黒字化を達成(黒字額は約1,000万円)。
また参考までに、SBIホールディングスの一部であるSBI証券は、直前期の営業利益400億円弱。
リンクはこちら(アフィリエイトリンクです)
4.オーナーズブック 私の投資額 約600万円
@本体の財務状況は不明だが、経営母体は親会社ロードスターキャピタル(マザーズ上場)であり、
オーナーズブックの実質は、ロードスターキャピタルの資金調達役。
ロードスターキャピタルの直前期売上高は約88億円(前期比+88%)、純資産約45億円(同+109%)
A開業から3年、累計貸付額は約42億円。
全て不動産担保付き、これまでに遅延・デフォルトは無し。
B親会社ロードスターキャピタルの純利益は約7.9億円(前期比+70%)。
本業の不動産業で堅実な利益を出しており、基板は安定していると考えられる。
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一度は検討すべきソーシャルレンディング会社 4選
以下のソーシャルレンディング会社は、初めての投資先としてお勧めしにくい理由が少しあります。
ですが、それぞれに特徴のある業者ですので、運用を検討してみてはいかがでしょうか。
5.クラウドバンク 私の投資額 約780万円
@日本クラウド証券の直前期収益は約2.3億円(前期比+67%)。
A開業から4年、貸付額は約260億円で、日本のソーシャルレンディング業界第3位。
これまでのところ、デフォルト無し(延滞は有り)。
B日本クラウド証券の営業収益は2,100万円の赤字だが、赤字額は前々期と比べ1/3と減少傾向にある。
*過去2回の行政処分はあったものの、現時点では状況は改善していると思われます。
初心者にお勧めしきれない理由:
経営母体の日本クラウド証券が現時点で赤字、かつ、バックに大資本がないと思われるため。
*ただし赤字は縮小傾向にあり、今期の決算が期待される。
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6.ガイアファンディング 私の投資額 約470万円
@直前期末の貸付債権額は約22.7億円。
A開業から2年、貸付総額は60億円以上。
これまでのところ、延滞及びデフォルト無し(お代わり案件は散見されます)。
B当期純利益2,300万円の黒字経営。ただし、この中には特別利益3,470万円(不動産取引?)が
含まれており、特別利益を除くと約1,100万円の赤字状態。
初心者にお勧めしきれない理由:
アメリカ不動産に特化しており、アメリカの景気変動やカントリーリスクを受けるため。
可能性は低いが、サブプライムローン再びということがあれば危険。
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7.クラウドクレジット 私の投資額 約380万円
@本体は大きな規模の会社ではないが、伊藤忠、マネックスベンチャーズなどが出資している。
A開業から4年目、貸付累計額は約90億円。
ガイアの夜明けで取り上げられた事により、募集額を大きく伸ばしている。
B直前期決算で純損失が2億7,300万円と大きく、大株主に頼った財務状況にある
ただし、直近の月間貸付額は10億円を超えており、この状況が続けば黒字転換の可能性はある。
初心者にお勧めしきれない理由:
現状では赤字であることと、ローンファンドのリスクはかなり高いため。
日本円以外の貸付案件は、外貨口座がないため満期とともに為替リスクが確定してしまうため。
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*この他にも、主観的にはプレリートファンドもそこそこ堅い事業者だとは思うのですが、さすがに今まで
一度も償還を迎えていない事業者を薦めるのはどうかと思い、リストには載せていません。
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 11:00
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現在、大量にLCHD社長交代劇のコメントうをいただいております。
ですので、時事ネタに食いつくべく、現在鋭意調査&執筆中です(笑)。
ハイレバのブン回しの資金をSLで集めようとする、というのは私も危惧しています。
それは、堅実なインカムゲイン投資というSLの特徴と相容れないばかりか、SLのメリットを台無しにしてしまう毒薬です。
もしそんなことになれば、私もLCレンディングから手を引く予定です。
金子氏もダヴィンチの件で少しは懲りている、というか成長してくれていれば良いのですが。
いずれにせよ、私も短期案件にシフトはしますが、投資元本は現状では減らさない方向でいます。
昔のバブル期と違い、ハイレバでやろうとしても貸出元の銀行が首を縦にはなかなか振らないので事業計画自体の蓋然性が低いとハイレバも出来ないでしょう。しかし、そのハイレバをソーシャルレンディングで集める可能性も否めませんが。
ヤフーファイナンスアプリの掲示板では、既存株主には金子氏の就任は概ね高評価で6年振りの経営手腕に期待という意見が多いです。
金子氏は、ネット上の情報で申し訳ありませんが数字を根拠に他者の意見を跳ね除け、推し進める経営手腕でもあるらしいので、私の考える経営方針とは相入れないため短期案件を中心に再投資しながら様子見します。
いつもありがとうございます。
昔、株をやっていた頃にはダヴィンチには関わらなかったので情報には詳しくありませんが、要するにハイレバでブン回しているところリーマンを食らって資金ショートしたところでしょうか。
2016年に現LCHDとダヴィンチの株が交換されており、もともと金子氏はLCHDの大株主だったらしいですね。
個人的には、LCレンディング向け貸付はエクイティではなくデットなので多少はマシかと思いますが、ダヴィンチ時代を全く反省していないような事が見受けられれば危険信号と思います。
ハレルヤ様と同様、私もむしろLCHDの内紛を疑います。本庄氏が代表取締役を退任するだけならともかく、取締役にも留まらないとなると、何らかの暗躍があったのかもしれませんね。
先日より、LCHDIRにおきまして、本庄氏の退任とダヴィンチの金子氏の就任発表があり総会後に代表格になるようです。
現状のロジコムと過去の投資手法の違いを見るとダヴィンチの二の舞とならないかは注視をしています。
これをやり手と言うのかは、結果待ちですが本庄氏の電撃退任や不自然なリート移行延期(ここまで来てスポンサーの融資絡み)で、延期となると内部の何かが起きたと疑いを持ってしまいます。