2017年09月06日
SBI SLのトップページ変更+LENDEX 利金が源泉徴収されていない件
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SBI SLのトップページが変更になりました
タイトル通りです。SBI SLのトップページがリニューアルしていました。
あまり商売っ気のない印象のSBI SLですが、ここへ来て新規出資者を積極的に集めるような経営方針への
転換があったのかもしれません。
ただし、ログイン後の中身はほとんど変わっていません。
ローンファンドへの出資金の全額を残高から振り替える場合(SBI SLは案件申し込み後の振り込みが可能)
のみ使用可能な、「かんたん出資」という項目が増えたくらいでしょうか。
(カンボジアファンドにすごい額が集まってます)
個人的には、SBI SLのUIはかなり使いにくいので、フルリニューアルをお願いしたいところです。
これだけでは薄っぺらな記事になってしまいますので、ついでにもう一つ。
トップページでSBI SLが謳っている「特徴」について、正しいかどうか検証をしてみます。
@事業者スプレッド 業界最低水準
証券担保ローンファンド → 事業者報酬1.5%
不動産担保ローンファンド → 事業者報酬1.8%(以前の2.2%から値下げ)
カンボジアローンファンド → 事業者報酬1.0%
オーダーメイドローンファンド → 物によって違うが、おおよそ1.0〜2.0%/年
ということで、オーダーメイドの36ヶ月ファンドだけは少し疑問が残りますが、それ以外については
ほぼ業界最低水準の事業者報酬と言っていいと思います。
また、SBI SLの場合は案件が掲載された時点で事業者報酬を公開しています。
たいていのSL事業者は、案件申込時の匿名組合契約書でしか事業者報酬を公開していませんので、
SBI SLの姿勢は評価に値すると思います。
というか、他の事業者も疚しくないなら最初から公開してはいかがでしょうか。
A法人向け貸付事業で貸倒れゼロ
これは本当です。
付け加えると、法人向けだけではなく、「有担保個人向け」についても貸倒れは今のところゼロです。
「個人向けフリーローン・借換ローン」については、貸付総額の6.5%が延滞、7.1%がデフォルトと
惨憺たる有様で、黒歴史レベルです。
*特にひどい案件では、元本回収率は10%未満
「個人向けフリーローン・借換ローン」は既に募集を停止していますので、SBI SLの現在募集している
ローンファンドでは貸倒れがゼロ、と言っていいと思います。
この実績と、バックにSBIが付いているという安心感が、SBI SLが人気である最大の理由です。
B登録・販売・出金手数料が無料
登録手数料が有料のSL事業者は今のところ存在しませんし、販売手数料と事業者報酬は切り分けが
難しいので、この二つは別に言わなくてもいいのではないかと思います。
出金手数料無料は本当です。
ただ、月何度でも無料、というのは正直なところやりすぎなサービスだと思います。
出金にも工数がかかるし管理の手間もありますので、月1回のみ無料、でもいいのではないでしょうか。
できれば、全部のSL事業者で「月1回無料」にして欲しいものです。
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LENDEXの利金が源泉徴収されていない
こちらもそのまま、LENDEXの利金が源泉徴収されていないという話題です。
今月の利金は税引き前3,616円、税引き後2,878円のはずですが、口座には3,616円が入金されました。
この件については、LENDEXから連絡が飛んでいます。
(前略)(LENDEXメールより転載)
この原因はシステムの設定のミスにありました
今回の件を深く反省し今後同様のミスが生じないよう努めてまいります
第1回目の配当に係る源泉所得税は、
第2回目の配当金のお支払時
(次回配当支払前に繰上返済が行われた場合は元本及び配当のお支払い時)
に同時に徴収させていただきます
(後略)
配当が行われたのが9/4、上記メールの配信が9/5夕方ですので、まずまずの迅速な対応だと思います。
LENDEXは代表者の過去がかなり香ばしかった(参考記事)事から、どうしても色眼鏡で見てしまいがちに
なりますが、努めて客観的な記事を書いていこうと思います。
今回のトラブルは、実害がないこと、新規業者の初めての利金であること、迅速なフォローがあったこと
などから、今後の改善を確実に行うのなら目くじらを立てるような事ではないと判断しています。
まずは、
・第1号以外のファンドの源泉徴収がきちんと行われる事の確認
・次月、きちんと源泉徴収が行われる事の確認
が重要でしょう。引き続き見ていきます。
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posted by SALLOW at 13:00
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コメントありがとうございます。クラウドポートの件、捕捉が早いですね。
せっかくのご縁がありましたので、寄稿させていただきました。
ソーシャルレンディングは良くも悪くもあまり面白みはない投資です。
ポートフォリオの一部として組み込むならともかく、私のように投資資産のほぼ全額を突っ込むのは他人にはお勧めできませんし、資産成長期の運用としては最善の選択ではないかもしれません。
(特に、会社員として一定の収入があり、資産が成長期であれば、値動きのある株や投信やロボアドの方が勝っている点があると思います)
資産形成が円熟期に入っている場合や、私のように値動きのある投資に疲れ果てた人間には向いているかもしれません。
結局のところ一般論としては、資産運用に「万人受けする最適解」はないので単純比較はできない、という事になってしまいますが。
ソーシャルレンディングはありとあらゆる(事業者、案件、担保etc)分散をすれば、ほどほどのリスクでインカムゲインを得られる良い投資商品だと思います。
今後も可能な限り客観的に案件の紹介を行っていきたいと思いますので、変わらぬご愛読をいただき、何か参考にしていただければ幸いです。
私事ですがここ最近若干ソーシャルレンディング熱が冷めつつあります…
SALLOW氏のように巨額の投資額があれば楽しいのでしょうが(笑)
WealthNavi等の投資信託に少し横恋慕しております。
但し少額であろうと複利で運用することによって確実に資産が増えるのですから
よく勉強して増資に励みます。