2019年09月15日
株式投資型クラウドファンディングに動きあり?
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ユニバーサルバンク社に動きがあります
以前に一度記事にしましたが、株式投資型クラウドファンディング(CF)の事業者である「エメラダ」が
事業整理を行い、株式投資型CFをユニバーサルバンク社に承継することにしました。
ユニバーサルバンクの株式投資型CF事業「AngelBank」はまだサービス開始前の状況ですが、エメラダから
の承継を受けて、累積投資額では日本第2位となるそうです。
(サービス開始前で累積投資額を主張してもしかたないとは思いますが)
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000028181.html より引用)
この一件に関する続報で、ユニバーサルバンク社の役員人事が発表されました。
・長坂有浩氏(ユニコーン創業者) → ユニバーサルバンク社 COO
・澤村帝我氏(エメラダCEO) → ユニバーサルバンク社 非常勤顧問
長坂氏は株式投資型CF「ユニコーン」の創業者で、ユニコーンの第一種少額電子募集事業者の登録に関わり
その登録を受けた後、同社取締役を退任しています。
もしかしたらこの方、シリアルアントレプレナー(連続起業家)でしょうか。
・(参考記事)代表者変更のお知らせ (ユニコーン社)
澤村氏は、株式投資型CFが軌道に乗るようアドバイザー的な立場になるのでしょうか。
いずれにせよ、株式投資型CFを創業した3人が同じ会社の役員(と顧問)に名を連ねることになったという
ことは、ユニバーサルバンク社の本気度がうかがえるニュースだと思います。
サービスの開始が楽しみです。
ついでに調査しました。「第一種少額電子募集取扱業」について
もう一つの話題は、「第一種少額電子募集取扱業」について。
投資型のクラウドファンディングを扱うためには、「第二種少額電子募集取扱業」が必要です。
その中でも、非上場株式等の募集や私募の取扱いを扱うためには、さらにもう一つ進んだ登録である「第一
種少額電子募集取扱業(以下、第一種)」が必要となるようです。
第一種の登録要件は以前からかなり緩和されているようで、それが最近における株式投資型CF事業者の相次
ぐオープンにつながっています。
現状の登録要件については、例えば以下のような資料があります。
・(参考資料)株式投資型クラウド・ファンディングに係る規制と実施例の傾向
(アンダーソン・毛利・友常法律事務所)
第一種登録をした事業者は、日本証券業協会に登録するのが通常のようです。
日本証券業協会において第一種登録事業者は、「特定業務会員名簿」として登録されるとのことでした。
(ただし特定業務会員は、第一種だけではなく店頭デリバティブ取引も事業者も含みます)
・特定業務会員名簿 (日本証券業協会)
とある情報によると、第一種登録事業者は6社とのこと。
そうすると上記の名簿から、「ユニバーサルバンク」「ユニコーン」「日本クラウドキャピタル(FUNDINNOの事業者)」、「DANベンチャーキャピタル」、「エメラダ」の5社が相当します。
あと1社は調べて始めて気付いたのですが、「SBICapitalBase」。
SBIグループの会社です。
「ベンチャー・中小企業向けの資金調達支援プラットフォーム」として、株や債券のみならず株式投資型
CFやICO(Initial Coin Offering)まで視野に入れての会社ということで、こちらも将来が楽しみです。
日本最大の株式投資型CF「FUNDINNO」は募集総額20億円超(広告リンク)
新鋭の株式投資型CF「ユニコーン」。次の案件に期待です(広告リンク)
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posted by SALLOW at 10:30
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