2019年08月13日
改革を促される地銀と、台頭するネット銀行
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低迷する地銀
今回は新聞記事の話題です。
日経新聞に、金融庁長官とのインタビュー記事が掲載されていました。
・地銀、様子見・指示待ちは問題 金融庁長官と会見
地方銀行の営業益が低迷する中、銀行は他行の動きや当局の意見を気にする様子見をやめ、主体的に改革を
進めるよう強く求めた、という記事です。
それでも収益力の回復が見込めなければ、業務改善命令も視野に入れるという強い態度です。
地銀の中にもがんばっているところはあります(それが副作用を生んだ事例も含めて)が、その改革が銀行
によってまちまちであるとことを問題視しているとのこと。
地銀の経営安定は金融システムの安定に必要不可欠なだけに、今回は業務改善命令も引き合いに出して金融
庁がビジネスモデルにまで踏み込むことを示唆した形になります。
(上記Webページより引用)
台頭するネット銀行
これと対照的に、ネット銀行は商売繁盛。
例えば住信SBIネット銀行は、2020年3月期の総資産が6兆円を超えました。
・2020年3月期 第1四半期 財務諸表の概要 (住信SBIネット銀行)
住信SBIネット銀行(広告リンク)
2018年時点での日本にある銀行の総資産と比べますと、さすがに1位の三菱UFJ(総資産:約307兆円)や
2位のゆうちょ(同 約210兆円)などとは勝負になりません。
しかし以下のように、第一地銀並みの規模ではあることが分かります。
・十六銀行(約6.1兆円) ← 岐阜第一地銀
・東邦銀行(約6.0兆円) ← 福島第一地銀
・第四銀行(約6.0兆円) ← 新潟第一地銀
また楽天銀行も調べてみましたら、2020年3月期の総資産が約3.2兆円。
・2020年3月期第1四半期 決算短信 (楽天銀行)
楽天銀行(広告リンク)
これを地銀で比べてみると、こちらも地銀クラスはあることが分かります。
・大分銀行(約3.2兆円) ← 大分第一地銀
・愛知銀行(約3.2兆円) ← 愛知第二地銀
・秋田銀行(約3.1兆円) ← 秋田第一地銀
金融庁長官に問題を指摘されている地銀と、台頭しているネット銀行。
今後、フィンテックから生まれた新しいサービスによって銀行も変化し続けるでしょう。どのような変化と
なるか、注目していきたいと思います。
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posted by SALLOW at 11:00
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