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2019年07月25日

LCレンディングが募集停止。ここにも影響が出るとは。



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予想外の影響

 驚きのニュースです。
 LCレンディングが新規案件の募集を停止しました。

 とは言っても、LCレンディングの案件自体に問題があったわけでも、LCホールディングスの経営に問題が
 起きたわけでもありません。
 LCHDの経営は堅調であり、LCレンディングは遅延・デフォルトともにありません。

 ではなぜ、新規案件の募集が停止となったのか。
 LCレンディングによると、maneoマーケットからの申し出があったとのことです。

  ・LCレンディング投資家の皆様へ


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対応範囲は正しく選定すべき、という反面教師

 内容を紹介します。

突然のお知らせではありますが、現在募集中のファンドを最後に、当面の間ファンドの募集を休止させていただきます。

理由としては、匿名組合出資契約の募集の取扱い(取得勧誘)を委託しているmaneoマーケット株式会社から当該申し出があったためです。

昨年7月にmaneoマーケット株式会社が監督官庁による業務改善命令を受けてから同社内で各種管理体制の整備を続けてきたとのことですが、同社より、改めてもう一段階の募集勧誘体制の整備を図りたいとの申し出がありました。

 maneoマーケットが当局から行政処分を受け、それに対する対応とのこと。
 内容としては分からないでもありませんが、何というか「杓子定規な対応」という印象です。

 問題があれば、それを是正するのは当然のことです。
 しかし、LCレンディングには今のところ一切の問題がありません。maneoマーケット側の理由でLCレンデ
 ィングまで巻き込んでしまうのは、それはそれで適切な方法とはいえないと思います。

 LCレンディングもそのあたりには何か思うところがある様子。
 上記のお知らせで、LCレンディングの現状に何の問題もないこと、そのような状況において案件募集を止め
 るのは本意ではないことを説明しています。
 なんというか、静かな怒りが伝わってくるように思いました。

 問題が起きた時、その対応をどうするかはリスクマネジメント上で大事なことです。
 そういった意味で、今回の案件は良い反面教師になるのではないでしょうか。

影響はどこまで?

 こうなると気になるのは、影響がどこまで広がるか。
 募集停止がmaneoマーケットからの申し出だとすれば、maneoプラットフォームを利用するすべての事業者
 が影響を受ける
と考えるべきだと思います。

 遅延が多発しているmaneo本体でも、新しい案件は出ていない様子。
 さらには問題をおこしていないLCレンディングが募集を停止したということは、同じく問題のないスマート
 レンド、プレリートファンドも募集を停止することになるのではないかと思います。

 それにしてもこういった情報がmaneoマーケットからではなく、店子であるLCレンディングから最初に公表
 されるというのは、残念でなりません。
 募集取り扱いを行っているmaneoマーケットこそ、まず始めに投資家に対して状況を説明し、今後の計画を
 公表して頭を下げるべきではないでしょうか。

 それがマーケットプレイスを提供するものの責任であり、矜持であると考えます。


 LCレンディングの募集停止がどのくらいの長さになるかは分かりませんが、長期化するくらいならいっその
 こと、maneoマーケットを出て行くのも一つの方法だと思います。
 上場企業をバックにもつLCレンディングなら、どこのソーシャルレンディングプラットフォームでも歓迎し
 てくれるでしょう。

 いずれにせよ、これで投資金額のかなりの部分が余るのは間違いなさそうです。
 その分は、以下のような事業者に資金を回して投資を続けていく予定にしています。


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posted by SALLOW at 15:50 | Comment(5) | TrackBack(0) | 投資の話題
この記事へのコメント
LC投資家 様
これで一区切り、ということでしょうね。
プレミアをつけたのは、退職金代わりということもあるでしょうか。
まだLCLは資金需要が旺盛のようですので、一投資家の希望としてはとっととmaneoマーケットを見限って、他のプラットフォームに移ってもらいたいものです。
(自分で二種金商を立ち上げるのはさすがに時間がかかると思うので)。
今ならFundsもありますし、ポケットファンディングもあります。以前よりよほど提携先は探しやすいのではないでしょうか。


未入力 様
とても残念なことですが、現状ではまったくその通り。賛同いたします。
今後どうなるかは分かりませんが、遅きに失したとは言え(さらに言えば、おっしゃるように全損ファンドが出る気配が出てきたからとは言え)ファンド募集を全面停止したのは一歩前進です。
現状、maneoの財務状況は一朝一夕でどうにかなるものではありません。数年間は無収入でも持ちますので、しばらくの間は募集停止+回収を全力で行ってもらいたいものです。
それでも信頼が戻るとは思えませんが、お金のことでミスった以上は例え得るものがなくとも、それが責務でしょう。
Posted by SALLOW at 2019年07月29日 14:36
マネオに金融商品取り扱う資格はないです。
大問題起こっててもノウノウと募集続け、新たな延滞を発生させ、それでも募集し続ける。
いよいよ全損のファンドが出るような事態になりそうな気配がしてきたので募集停止したのでしょうかね。
募集辞めて回収に全力尽くすのが当たり前なんでしょうけど、当たり前じゃない企業なので何も期待できません。
ファミリーの監視、監督責任あるのに、クラウドリースなどは一向に報告もない上に返済する気持ちが全く見れません。
Posted by at 2019年07月29日 00:19
本荘株の行き先が決まりました。
本荘倉庫とその他個人名義も合わせ一気に30%以上の取得です。
取得単価は1,750円で金曜の終値1,289円にかなりのプレミアムを付けた価格。
LCはこれから色々大きく動きそうですね。
Posted by LC投資家 at 2019年07月27日 11:05
通りすがりのおっさん 様
同意いただきありがとうございます。これは小さいことですが、とても重要なことです。
また、maneoマーケットが投資家目線に立てていないのはその通りなのですが、加えてこれまでの経緯を見ていると各店子との信頼関係が揺らいでいるように思います。
なので、maneoマーケットから各店子に対して(水面下で?)打診したことをLCレンディングが即時に反応して公開したのかもしれません。
その方がLCLは自らの態度と意見を明らかにできますし、LCLは本体がmaneoより力を持ちますので不利になることはないでしょう。そうなると問題が長期化するなら、LCLがmaneoマーケットから離れる可能性も考えられますし、そうなってもらえればむしろ歓迎なのですが。
Posted by SALLOW at 2019年07月26日 11:56
>それにしてもこういった情報がmaneoマーケットからではなく、店子であるLCレンディングから最初に公表
>されるというのは、残念でなりません。

初めまして。
私も全く同じことを思いました。
傍からみると細かい事なのかもしれまんせが、あくまで取得勧誘しているのはマネオマーケットなのです
から、店子が最初にこのような事を発表するのは、違うだろと。
投資家目線に立てていないですよね。かつての業界トップとは名ばかりで、メッキがボロボロに剥がれ落ちて
いるなあという印象を持ちます。
Posted by 通りすがりのおっさん at 2019年07月25日 19:27
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