2019年07月19日
ポケットファンディングの決算について質問してみました。
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PL:ソーシャルレンディング事業者の収益構造
ポケットファンディング(ソーシャルバンクZAIZEN)について、先日決算情報が公開されました。
内容について紹介したいと思います。
決算情報はマイページのお知らせに掲示されています。
まずはP/Lから。
見ての通り、現状でポケットファンディングは赤字です。
ソーシャルレンディング事業者の収益構造は、自前で運用をやらない限り案件の手数料頼り。
そして、ソーシャルバンクZAIZENは二種金融業者とポケットファンディングの管理を業務にしています
ので、自前で規模の大きな運用をしているようには見えません。
ポケットファンディングは累計募集金額が約8.7億円の事業者ですから、約1,400万円の収入は妥当。
メンバーは5名+α? くらいなので、一般管理費約4,200万円も妥当でしょう。
つまり、良い悪いの話ではなく現在の状況においてポケットファンディングは赤字にしかなり得ず、これを
打破するためには案件を多く組成するしかない、という結論になります。
だからと言って、質のよろしくない案件を募集して遅延や貸し倒れを起こしてしまえば、一気に投資家離れ
を招くことにもなりかねず、質を最優先しながら量を増やしていくという舵取りが必要なわけです。
BS:赤字は拡大傾向
次にB/Sです。
これまでの累積赤字は約7,200万円(うち、今年が2,880万円)。
B/Sによると純資産は800万円ですので、早急な財務状況の改善が必要になります。
また、財務状況に比べればたいしたことではないのですが、短期借入金の正体も気になりました。
ポケットファンディングの回答
ということで、以下の内容についてポケットファンディングに聞いてみました。
@財務状況の改善について、現時点での計画や予定
A短期借入金の内容
ポケットファンディングからの回答は即日。迅速に回答いただきました。
内容は以下の通りです。カッコ内はSALLOWの注記です。
@3年目に入り、着実に力(案件の組成力と集金力)はついている。
また2019年3月にジェイホールディング社より増資を受けており、今期も増資計画に基づき資本増強を
対応していく予定。
(相手先の名前は当然非公開ですが、目処はあるような書き方でした)
A短期借入金はグループ企業である財全GROUPからのもの。
今後、手数料収入を一気に数倍にするような改善が見込めないとは言いませんが、簡単ではないでしょう。
そのため、資本増強の社内予定がきちんとあるということがわかり、まずは一安心です。
ポケットファンディングはすでにジェイHDから資本増資を受けており、また必要に応じて親会社の援助も
受けられる立場だと思いますので、これについてはあまり心配はしていません。
また親会社が実業を行っていおり、さらに上場会社が提携に際して調査を行っていないはずがないことなど
を踏まえると、事業者としてのリスクも限定的と考えています。
今後は上場会社と提携している強みを生かし、さらに事業を展開してもらえればと思います。
(特に、保全性が桁外れの軍用地案件とかいいですね)
私も状況を見ながら、追加投資を考えていく予定です。
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3周年キャンペーン
ポケットファンディングでは現在、キャンペーンが開催中。
サービス開始3周年を記念した「「ウチナーま〜さむんキャンペーン(沖縄の美味しいものキャンペーン)」。
期間中に投資した金額に応じ、沖縄の旬な県産品ギフトがもらえるというものです。
対象期間は7/16〜8/15。期間内に募集&成立したファンドが対象となります。
投資金額ともらえるプレゼントの相当金額は次の通りです。
これをテコ入れにして、事業が大きく発展していくことを期待したいと思います。
ポケットファンディングでの投資を検討される方は、こちらからどうぞ(広告リンク)
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posted by SALLOW at 09:00
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