2019年05月26日
5/27募集開始、「メガソーラーブリッジローンファンド23号」の内容を紹介します。
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新ファンド募集開始
SBIソーシャルレンディング(SBI SL)から明日5/27、新ファンドの募集が開始されます。
今回は太陽光発電のファンド「メガソーラーブリッジローンファンド23号」。
いつのまにか、23号まで募集されるロングセラーファンドになりました。
・SBISLメガソーラーブリッジローンファンド23号
募集開始:5/27 AM10:00〜
予定利率:7%
期間:18ヶ月
貸付総額:6億300万円
担保:取得予定の事業用地に抵当権設定 評価額1億1,100万円
出資持分に質権設定
*オーバーローン
今回の最大の特徴は担保評価額よりも貸付額が大きい、いわゆるオーバーローン状態であること。
将来の想定事業収益に基づく事業価値ではなく、取得予定の事業用地(現在は山林)の担保評価額なので
しかたないところはありますが、それにしても担保額の約5.5倍ものオーバーローンはインパクト大です。
さらに事業用地は取得後に林地開発許可を取得する予定ですが、これも100%ではないとのこと。
(一定の目処はついているのでしょうが)
開発許可が下りなければ当然太陽光発電の事業は行えず、つまりは現況のまま売却するほかないわけで、こ
れもまたリスクと呼べるでしょう。
スキーム紹介
今回の案件のスキームは以下の通りです。
ファンドの予定運用期間は18ヶ月。
その間に「土地取得」「開発許可取得」「開発実施」「売電権利取得」を行い、太陽光事業を行える形にし
て転売することで返済原資とします。
先ほども書いたように、最大の問題はオーバーローン。
担保評価額を想定事業収益にしないあたりは正直というか、投資家視点に立った対応と評価されるべきもの
だと思いますが、それにしても5.5倍のオーバーローンは衝撃的です。
一応出資持分に質権設定はしていますが、これもお守り程度。
「事業を行える」ということを前提とするならそこそこ安定性のある案件と言えなくもないですが、万が一
の場合には元本が大きく損害を受ける可能性があります。
「かけはし」シリーズのこれまでの実績を外挿するかどうかが、各投資家の判断のしどころではないでしょ
うか(おそらくは瞬間蒸発するような気がしますが)。
私は別の案件に投資する予定があるので、今回は見送りです。
実名化を境に、SBI SLではオーバーローンの案件が多くなってきたように思えます。実名化と担保価値の悪
化の間に関係があるのか、それともただの偶然なのかはしばらく見ておく必要があるように思います。
SBI SLは実名化を期に、投資家登録をしている人だけがアクセスできる限定情報が追加されました。
投資を検討する前に、ファンドの情報を仕入れる意味でも、投資家登録をお勧めします。
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posted by SALLOW at 19:40
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情報ありがとうございます。なるほど、そういう話もあるわけですね。
SBI SL以外にも色々影響がありそうな話ですが、投資家目線で言えば「募集時点での評価額」に加えて「予定PJ完了時の評価額」も欲しいところだと思いました。
でなければ、最初の価格が一人歩きをして余計な警戒をしてしまいそうです。
(もっともSBISLの場合、それでも瞬間蒸発したわけなので杞憂かもしれませんが)