2019年05月05日
令和がどんな時代になるのか、雑記です。
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新しい時代に起こること
平成から令和へ、気づけば私も3つの元号を生きることになりました。
この令和の時代にがどうなっていくのか。未来は決まっていませんが予想はできます。
将来何が起こるかという事に関しては、事実とそこからの推測に基づいたものが出ています。
例えば、野村総合研究所が「NRI未来年表」として出しているのがそれです。
・NRI未来年表
新時代の幕開けに際して夢を語ることは良いことだと思いますが、その夢がホラではいけません。
何を為すべきかは人それぞれによって異なりますが、事実を直視することは万人にとって重要です。
避けようもなく起きることは、少なくとも三つあると思っています。
一つはさらに進む高齢化により、高齢者に多くの資金と人を費やすということです。
結果として保険料負担はさらに重く、年金はさらに減ることが予想されます。
もう一つは外国人の人口が増えること。
これにより、制度を含めた色々なものが見直されることになるでしょうし、日本の文化にも何らかの変化が
起こることになるでしょう。
最後の一つは、仕事の厳しさと求められるスキルはさらに上がっていくだろう、ということです。
ロボットに代用した方がいい業務は、少しずつロボットに置き換わっていくでしょう。
人間が行う仕事は高度なスキルを持つ労働か、そうでなければロボットを導入する方が高く付くような低賃
金のマックジョブに二分化されていくことになると思います。
悲観は毒
先ほどの最後の一つ、仕事の厳しさや求められるスキルが上がっていくのは、つまるところ「世界が成長し
て、相対的に日本人の価値が落ちていった」ためでしょう。
私は一応グローバルと呼ばれる企業に勤めており、日常的に海外(主にアジア圏)とやりとりをしています
が、近年の現地スタッフの成長には目を見張るものがあります。
その成長の源は、彼らの上昇志向、ハングリーさによるところが大きいと思います。
言い換えれば彼らは「成長しなければ普通の生活を維持することすら難しい」わけで、そう考えると日本で
上昇志向やハングリーさが見られないのは、この国が安定していて平和である証拠なのかもしれません。
令和時代の日本は前述のような変化が避けようもなく起こるでしょうが、だからと言って私は「日本はもう
ダメだ」などという結論に至るつもりはありません。
楽観は過ぎれば害になりますが、悲観はもっと少量でも毒になり得るからです。
前述のようなことがらは、ただの事実(もしくは推測)。
事実や推測に対して、善悪のような評価を付け加えることが適切だとは思いません。
例えばそれに評価を加えて誰かを貶めたとしても自分の懐が潤うわけではなし、生産性や有効性という観点
で言えば無駄な行動ではないかと思ってしまうわけです。
事実や推測はただそこにあるもの。そこから何を得て自分の有利につなげていくか。
それが考えるべきことではないでしょうか。
そういう意味で私は、人は正しく利己的であるべきだと思います。
正しい利己的とは
「利己的」という言葉はしばしば悪い意味に使われます。
利己的な人のイメージとして「ワガママ」「嘘を付く」「人を騙す」「他人をないがしろにする」などを思
いつく方も多いでしょうが、これはただの短絡的、もしくは反社会的行動でしかありません。
いわば、利己的の悪い一面のみを切り取った表現でしかないと思っています。
私の考える「正しい利己的な行動」とは、本質では「合理的」と同義です。
「ある状況において、自分の最大幸福(もしくは最小不幸)を考えた行動」が、正しく利己的な行動。
もちろんそれには、他人の手助けをすることも、他人を思いやることも含まれます。
多くの人が正しく利己的になれば、ある状況(世の中の制度など)にただ従うだけではなく、それを利用し
ようとします。
結果、制度のメリットもデメリットも正しく反映されるでしょう。
例えば「会社のために働くことに対して会社が十分に酬いるような制度がなければ、誰も会社のためには
働かなくなり、いかに会社を利用しようかと考えるようになる」といった様にです。
多くの人が利己的になることで、「神の見えざる手」が経済学の世界から出張してきて、結果として色々な
制度や状況は適切に調整されると私は考えています。
それは今この瞬間には難しいかもしれませんが、不可能ではないと信じています。
令和時代の生き方
高齢化により税負担が重くなるなら、節税の方法を考えます。
年金が期待できないなら、投資を含めた資産運用で資産の構築を行います。
外国人の人口が増える影響は読み切れないところもありますが、日本の文化が世界にある程度沿わなければ
ならないことは覚悟しておくべきでしょう。
そして労働に求められるスキルが上昇し続けるなら、働き方そのものも考えるべきです。
もっとも、どんな働き方になったとしても(もしくは働かない道を選んだとしても)勉強やスキルを磨くこ
とは必須です。
他の人が成長する中自分が停滞していれば、受けられる恩恵が少なくなるのも当然のことでしょう。
(現在の日本の縮図のようですが)
現状に文句を言いたくなる気持ちは私にもありますが、言ったところで何が変わるわけでもなければ、その
行動は無価値です。
そして無価値が悪いとは言いませんが、無価値な行動に報酬を要求するのは無理筋です。
不満があるなら状況を変える立場になるか、状況を利用すればいいだけのこと。
始まった令和の時代がどんな時代になるのか、推測はできますが予想外のことも起きるでしょう。
それも含めて私は「正しく利己的に」行動していきたいと思います。
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posted by SALLOW at 10:40
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