昨日聞いた話の中に、心に残った言葉が。
パーソナリティの方が、主婦となり出産後に再び一念発起して専門学生になっていた時。
ある先生がお話しされた言葉。
その方はお母さまを介護している時で、色々と思う所もある中で、生徒たちに向けて話されたそうです。
「母親というものは、子ども達に「もういいよ」と思われるまで長生きする事が役目だ」と。
もちろん家庭によって事情も状況もさまざまです。
が、子どもにとって母親というのは、同じ親である父親とは一線を画す存在。
子ども達が大人になって自立しても、しぶといくらいに長生きして「もういいよ」と言われるまで生きて見守るのが役目・・という感じだったと思います。
とらえ方のニュアンスが違っているかもしれませんが。
そのパーソナリティの方は、自分が出産して親になった時に聞いたから心に残ったけれど、周りの学生たちと同じように若かったら、その言葉は刺さることなく忘れていただろうと話されていました。
私ももう両親とも他界しています。
母が亡くなったのは、まだまだ若い60代前半。
突然の事だったので、動揺と悲しみは凄まじかったのを今でも時々思い出します。
一連の手続きは他の兄弟と協力して進めましたが、落ち着くまでは相当神経をすり減りました。
それから数年後、父親も危篤状態に。
もう長い間入院していたので、覚悟ができていたのもあって、ショックや悲しみは母親の時よりは少なかったかな。
それは心の準備ができていたからだと思っていましたが、この話を聞いてやはり母親との結びつきは産まれる前からだから特別で、父親に比べると強いモノだったのかなと感じています。
で今は私も2人の娘の母なのです。
「もういいよ」と言わせるまで長生きするには、やっぱり少しでも長く健康で自分の事は自分でできる状態じゃないと、いろいろ迷惑かけちゃうしな・・と思うわけです。
そんな事を考える歳になったのか・・とも思います。
あと10年もすれば、母が亡くなった時に年齢に到達します。
2人の娘は成人して結婚や出産はこれからだけど、すこしでも助けになれるように、元気で健康でいなきゃな・・と改めて思わされました。
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