ルワンダでタイ料理店を経営する、パーソナリティのCKさんの今日のお話。
『タンザニアの若年妊娠と「生理の貧困」の話』を聞いて。
日本でも「生理の貧困」については、近年メディアで取り上げられることも多くなった印象です。
家庭の事情は様々で、虐待やネグレクト、父親一人家庭などなど。
大学生でも、一人暮らしで学費や家賃などで親の世話になっているのに、それ以上は頼れないという場合もあるようですが。
私は幸い幼少期から、何不自由なく生活できる環境で育ってきて、ある意味平和ボケのまま大人になった人種だと思っています。
CKさんの話されるタンザニアの話は、昔々のことではなく現代の話。
女子学生が妊娠すると強制的に退学になるそうです。
学生を妊娠させた男性は懲役30年の刑に処される法律で、逃れるために男性は逃げていなくなってしまう事が多いとか。
しかもどんなに望まない妊娠であっても、中絶は認められないので女性は出産するしかないという・・。
学生を妊娠させた男性が30年の懲役になるという謎の法律。
もし男性が逃げなかったとしても、30年も牢屋に入れられてたら、そもそも生まれてきた子供を母親と一緒に育てることは絶対無理なわけで。
中絶が認められないというのも、なんで?という思い。
どんな理由で妊娠しても、絶対に産むしかないという女性には全く選択肢がない社会構造。
そして一日約280円程で生活しているという人たちが、1パック200円する生理用品を買えるのか・・という問題。
せっかく高校へ進学しても、高価な生理用品は買えないので布切れを折りたたんだようなものでしのいでいる女子生徒は、経血漏れを気にして生理期間の毎月5日間ほど学校を休むことで、結局授業についていけなくなってやめてしまうという場合も少なくないという。
ならば、洗って使える布ナプキンとかを無料で配ればいいのでは?と思う人もいるけれど、ほとんどの家庭に水道は通っておらず、飲料水を確保するにも遠い水源まで通わないといけないので、それも現実的には厳しいと、なんとも切ない話。
生活用水を毎日取りに行かないといけない環境は、それだけで子供たちの教育が滞る原因にもなるだろうし、インフラの充実がその地域の経済的な発展にいかに大切か考えさせられます。
日本に生まれて本当に良かった、私の今までは本当に恵まれていたんだなと思うのは簡単。
だけど、子どもの頃に習った発展途上国の生活ぶりとなんでこうも変わってないんだろうという疑問も。
そして、生まれた時からインフラが整った日本で育った私は、50歳を過ぎたのにいったい今まで何をしてきたのだろうと、ちょっと自己嫌悪に似た感情を抱きました。
あっという間に初老になってしまったけど、自分の事しかしてないな・・と。
色んなニュースを目にするたびに、「政治家はいったい何をしているの!」「なんで、もっとみんなが生きやすい社会にならないの?」「もっと子育てしやすい日本だったら」「損するのは女ばかり」と憤りや怒りを感じてきたけど、自分自身は社会のために今までなにかしてきたかな・・と考えると、ただただ不満をもらすだけで、流れに身をまかせるというか流されていたな・・と。
子育ては終わったも同然。
これからは自分のために時間を使って楽しく生きていこう・・と考えてばかりだったけど、それだけじゃなくて、世の中の役に立てる事をできるようにならなきゃダメだなと考えた一日でした。
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