斎藤一人さんの言葉

　おはようございます。

　え〜、１００回聞いてくださいの話です。

　ただし、この話だけは、聞きたくない人は聞かなくて結構です。

　それから、信じたくない方は全く信じなくて結構です。

　え〜、非常に不思議な話をします。

　この話を聞くと、今まで解決できなかったことが、嘘のように解決できます。

　スゴイ話ですからよく聞いててくださいね。

　この世には、因果というのがある。

　因果って何ですか？というと、この世には原因があるから結果がある、ということですね。

　で、原因があって結果があるんだよ、ということなんですけど、今から例題的にいろんな話をすると、だんだんわかってきます。

　たとえばなんですけど、意外と多いのが、小さいとき、女の子で、

「私お兄ちゃんにいたずらされたことがあるの。
　それが、物凄く精神的にショックで親にも言ったけど、そんなこと人前で言っちゃダメだよ、とかって言われて、それだけで済まされちゃった。
　お兄ちゃんも許せないし、聞いてくれないお母さんも許せない」

て言う人がいます。

　で、そういう人は、なぜそういうことが起きたのだろう？

　私は悪くない、小さいときだから、何の原因もない。

　ただ被害者なんだ、って言うけれど。

　その子が――人間に生まれること１０万回って言いますけど――何回も何回も生まれ変わってた時、前世で男の子だったときに、自分の妹にそういうことをしたんです。

　だからその因果が今出てきてるんです。

　出ると同時にもう消えて無くなったんです。

　それを、自分のつくった因果が出てるのに、お兄ちゃんが悪い、親が悪い、誰が悪い、って言ってると、それがずっと続くんです。

　そして、その因果がもっと大きくなって、この世でもっと悪いことを起こす。

　なぜかというと、自分のつくった因果を人のせいにして、あの人が悪い、この人が悪い、世間がわかってくれない、って言ってると、どんどんどんどん悪い結果になる。

　だって、あなたが正しいなら、どんどん良くなるよね？

　で、それがどんどん悪くなってくるっていうのは、自分の犯した罪が今出てきたんだから、出たんだからもう消えたの。

　それを、お医者さんに通っています、薬を飲んでいます。

　で、薬であなたの犯した因果は消えるのですか？

　因果を消す薬ってあるんですか？

　そういうことをしていると、だんだんだんだんその薬でうつ病になってきちゃったりとか、どんどんおかしくなってきちゃう。

　出た因果が消えたんだ、ありがたい、ただそう思えばいい。

　因果って聞くと、

「えっ？　因果だったら、どっかで御祈祷してもらわなきゃ」

とか、

「つぼ買わなきゃ」

とか言うけど、もう起きた因果が出たんだから消えたの。

「あ、消えてよかったね」

でいいんで、壺を買う必要もなければ、御祈祷する必要もないの。

　だから、これからいろんな事が起きたとき、

「あ、もう出たから消えたんだ」

ってそういう風にただ思えばいいだけだよ。

　家庭内暴力で、母親でよく殴られる、暴力ふるわれる。

「何でだろう？　何とかこの子が直ってくれたら、何とかこの子が更生してくれたら……」

　この子この子、って言ってるけど、あなたが前世男の子だったときに、親に暴力をふるってるの。

　で、それが結果となって出てきてるのに、

「あの子が直ってくれたら、あの子が直ってくれたら」

って言うけど、原因はあなたにある。

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