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2017年01月05日
R・シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」
「人生を最高に旅せよ!」
上記は、かの有名なニーチェの言葉です。
なんと芸術的な表現だろう!と思います。
先日、息子が「これでも読んでみたら?」と私に一冊の本を手渡して言いました。それがこの、
「超訳 ニーチェの言葉」 (フリードリヒ・ニーチェ著 / 白取春彦 訳 / 朝日メディアインターナショナル株式会社)という本です。
冒頭の「人生を最高に旅せよ!」は、この本の中にある言葉です。
もしかしたら、あなたはこの言葉を既にご存知かもしれませんね?
実は私は、今までニーチェの著作を意識して読んだことがありませんでした。
せっかくの機会ですし、このお正月休みを利用して読むことにしました。
ニーチェ(1844〜1900)は、ドイツの哲学者です。
24歳でスイスのバーゼル大学教授となり、10年間教鞭をとりましたが、病気のため退職。
その後は病気療養を兼ねてヨーロッパ各地を旅して回り、執筆活動と思索の日々を過ごしたそうです。
「哲学」というと、なんとなく難解で抽象的。しかも禅問答みたいでちょっとね〜。なんて、ついつい敬遠したくなるものですが、ニーチェの哲学は平易な(もちろん内包している意味はとっても深いのですが)表現で、実に具体的に感じます。
それはまさにニーチェが「今生きている人間のための哲学」(「超訳 ニーチェの言葉」より)を打ち出しているから。
百年以上前に書かれたものなのに、今でもまったく内容が色あせない。
その言葉の一つ一つにとても説得力があるのです。
まさに「人生に悩んだ時のお助け本」だと思います!
リヒャルト・シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」
ニーチェの著作の中でも、良く知られているのが「ツァラトゥストラはかく語りき」です。
散歩をしていたときに、いきなり「永劫回帰」という思想の啓示を受けたことがきっかけで、この作品が生まれたのだそうです。
ツァラトゥストラというのは物語に出てくる主人公の名前です。彼は神に代わって現れた「超人」として描かれています。
1885年に著されたこの本にインスピレーションを受けて制作されたのが、リヒャルト・シュトラウス(1864−1949)の交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」です。
ちなみにこのリヒャルト・シュトラウスさんは、あのウイーンのワルツ王 ヨハン・シュトラウスさんとは一切関係がない方です。しばしば混同されるみたいですが。
ニーチェの著作は読んでいなかった私でも、この曲ならよ〜く知っています。
テレビなんかでも、しょっちゅう耳にしますよね?
ちょっと大げさな効果音楽って感じ。(笑)
映画「2001年宇宙の旅」のテーマ曲にも採用されました。
それにしてもこのタイトル、ツァラトゥストラ。
発音するのも記述するのも一苦労です!!! う〜む。こんなところで苦戦を強いられるとは・・・!!!
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共楽堂:柿中柚香(かきなかゆうか)
「かきなかゆうか」まるで人名のようなお菓子ですが。(ツァラトゥストラ・・・がつかなくて良かった。)
広島の老舗和菓子店、共楽堂の秋冬限定商品です。
我が家でもこの冬、頂きました〜!(⌒∇⌒)
しっとりして、適度な嚙みごたえもある干し柿の中に白あんが入っています。柚子の香りがふわ〜っと口の中に広がります。
一個で食べごたえ十分ですが、おいしくてペロッと平らげてしまいました。
画像を見ていると、また食べたくなってきました。
広島の銘菓だから、百貨店に行けばまだ売っていることでしょう。
買いに行こうかな〜。考えるだけでちょっとワクワクします。
え?無駄遣いじゃないかって?(←もう一人の私の内なる声がします。)
イイじゃありませんか。
ホラ、ニーチェ先生もおっしゃっています。
この瞬間を楽しもう
楽しまないというのはよくないことだ。
つらいことからいったん目をそむけてでも、今をちゃんと楽しむべきだ。
たとえば、家庭の中に楽しまない人がたった一人いるだけで、家庭はどんよりと暗く不快な場所になってしまう。
もちろんグループや組織においても同じようになるものだ。
できるだけ幸福に生きよう。そのためにも、とりあえず今は楽しもう。
素直に笑い、この瞬間を全身で楽しんでおこう。
「悦ばしき知識」
「超訳 ニーチェの言葉」より。一部抜粋
欲しいお菓子を我慢して私がず〜っと不機嫌でいることで家族に及ぼす被害・災禍を考えれば、安いもんです。
ん?そーゆーことじゃない?!
詭弁を弄してしまいました??
最後までお付き合いくださってありがとうございました!
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