2015年04月21日
想像できるのだろうか。
こんばんは。
今日は風の強い一日でした。
朝から外の掃き掃除をするのですが、葉っぱやらゴミやらで大変でした。
さて、前回の記事の続きを書きます。小説のお話です。
今回読ませていただいたのは、村上春樹さんの「ノルウェイの森」です。
上下巻2冊合わせても1千円ちょっとというハイコストパフォーマンも兼ね備えております。
読み終えて、死について考えさせられました。
クローン病患者も方も一度は、死の恐怖を味わったことがあるのではないでしょうか。
私は、再燃したときに一晩中ベッドの上を転げまわった時に感じました。
「もうダメだ」
本当に一晩中の勢いだったんです。何度も何度も何度も、20分置きに痛み止めが切れ、激しい腹痛に見舞われました。
怖かったです。
20分置きに痛み止めを注射されました。夜中3時を過ぎた頃だったとおもうのですが、当直の医師から「手術用の麻酔を使います」と言われたときは、本当にもう終わりなのかと涙しました。
麻酔は、すぐに効果を発揮して意識を失うようにして眠ったらしいです。
翌日に看護師の方が教えてくださいました。
次の日は、朝8時頃に目が覚め痛みは消えていました。
安心とこのような再燃が続くのかという恐怖で何とも言えない朝を迎えたのを覚えています。
村上春樹さんの別の小説に出てくる一文ですが、
「健康な30歳の男に、死は、想像できない」(たぶん、こんな感じでした)
とあります。まさにその通りだと思います。
この体験がなければ、決して「死」を恐怖することは、なかったはずです。
死を感じて、生きていることを実感して、思ったことは1つでした。
「真剣に生きなければ」
小説を読んで今一度、この思いを思い出しました。
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